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その名は腐敗

犬、猫、ネズミ・・・あらゆる屍が骨に土と血肉をつけて動き回る。

クローバーはそれらを剣で砕き、排除を試みるが復活してしまう。

割れた骨や血肉がくっつき蘇生するのだ。


クローバー「こうなったらまとめて倒すしかないようですね!」


クローバーが意識を集中する。その動かないクローバーめがけて

屍のむれが襲いかかる。


クローバー「ハーフムーン!」


そういって剣を振り下ろすと巨大な斬撃に屍どもがかきけされていった。

太い斬撃でクローバーは消滅させたのだ。

その様子をみていた颯は少し驚いた。


颯「(いまの技…シャンシャンと同じだにゃ。威力は全然ちがうけど全く同じだにゃ。)」


しかし倒しきれなかった屍が復活する。

像やライオンは体が大きく完全には消しきれなかったのだ。


クローバー「ふぅ…これはまだ連続で出せる技じゃないんですけどね…」


さてどうしたものかと考えた時、クローバーはダイヤに尋ねてみる。


クローバー「ダイヤ、この状況を打破するにはどうしたらいい?」


ダイヤ「屍を操っているのは腐敗です。傀儡している腐敗を倒せば大丈夫でしょう」


クローバー「了解!」


クローバーが剣を腐敗めがけて振るう。


クローバー「飛ぶ斬撃…クレセント!」


斬撃が腐敗目掛けて真っ直ぐ飛ぶが腐敗は馬をつかって防いだ。


腐敗「無駄だ。おまえ程度の剣士ではオレには届かない。」


クローバー「どうでしょう?屍を盾にしないといけなかったのはそうしないと

斬撃でダメージをうけてしまうから、ではないですか?」


腐敗「無駄口を…!」


腐敗が手を振り上げるとあらゆる屍があつまり

巨大なキメラができあがった。ライオンの牙、ゾウの体躯、クマのツメ、蛇の尻尾。

化け物である。大きさは10メートルはあるだろうか。


クローバー「これは…まともに戦ってたらキリがないですね…」


その時ふたりの戦いを中断するように間に割ってはいってきたのは

アマテラスだった。


アマテラス「おまたせ。ボクの出番ある?」


クローバーは待ってましたと言わんばかりに腐敗を指さす。


アマテラス「OK!じゃあ、あっちのでかいのはクローバーに任せるよ?」


クローバー「はい!」


クローバーが最大級に意識を剣に集中する。

そうはさせまいと腐敗がキメラをけしかけるがその隙をつくように

懐にアマテラスが潜り込む。


アマテラス「霊光打連拳!」


アマテラスの拳のあたったところの後ろ側、背中が破裂する。


腐敗「ごはあ…」


一方キメラのほうはというと、まだ動いている。

とっておきの一撃をクローバーがお見舞いする。


クローバー「フルムーン!」


巨大な斬撃がキメラを屠った。それでもバラバラと肉片が落ちるが

蘇生する様子はなかった。


アマテラス「わー!すごい斬撃だねクローバー♪」


クローバー「アマテラスも目に見えないほどの動きでしたよ…」


よろよろとする腐敗。それをみて身構える二人。

だが、またそこへだれかがきた。…なんと枯葉がきた。


枯葉「そこまでだ。これくらいでいいだろう?」


腐敗「ふざけるな!オレが人間ごときに」


枯葉が液体を腐敗に浴びせる。まともにくらった腐敗はその場に倒れて

動けなくなった。


クローバー「あの、枯葉さん…」


枯葉「心配することはないさね。こいつはこの程度じゃくたばらない。

さ、ここを離れて山で颯とおにごっこの続きでもしな。」


クローバー「はい」


枯葉「キューブを使いこないしてるようで何よりさね。そうだ、私の秘密を

少しだけみせてあげよう。」


そういうと枯葉の両手はタカのような鳥の翼へと変化した。


枯葉「背中に捕まりな!」


クローバーが背中に捕まると枯葉は山へと飛んで行った。その様子をみて颯も追いかけようとする。


アマテラス「颯、クローバー強くなってるでしょ?」


颯「にゃー想像以上だにゃ。もしかしたらあんたらに追いつくかもにゃ…」


アマテラス「だといいな♪」


そして颯は空を見ながら枯葉とクローバーを追いかけた。


翼を広げて空を飛んでいるときの枯葉の背中は大きく感じた。


枯葉「そろそろこの辺でいいだろう。キューブでウイングモードに変身してみな。」


クローバー「ウイングモード!」


するとクローバーの手の先まで羽根がはえる。つばさをあおげば空を飛べた。

これが風を感じることができてとても快感だった。

しかしそれもつかの間、颯が地面からジャンプして襲いかかってきた。

素早く旋回して避ける。


枯葉「がんばりな!」


そういって枯葉は屋敷のほうへもどっていった。


クローバーは旋回しながら山の中へ降りる。

そしてすぐハンターモードに変身すると同時に颯が手刀を繰り出してきた。

ナイフでかちあった。


クローバー「さすが早いですね。」


颯「速さが売りだからにゃ。でも雷猫はにゃあじゃとても追いつけないほど早いにゃ。」


クローバーがナイフを下ろす。


クローバー「じゃあ、ゆうとやらんきちはもっと早いということでしょうか?」


颯「いんにゃ、そいつら上位の連中は速さじゃないにゃ。」


クローバー「どういうことです?」


颯「口で説明するよりあのお方たちと手合わせしてもらったほうがわかるにゃよ。その強さが。

あれは妖怪の枠を超えた強さにゃ。それより…」


颯が直線上に飛んで蹴りをくらわせてくる。


颯「いまはにゃあとのおにごっこに集中してほしいにゃ!」


クローバー「そうですね!」


こうして颯とクローバーのおにごっこは夕暮れまで続いた。



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