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お泊り

5日間、クローバーはとくに仕事を与えられることがなかったので

朝軽く走り、次に木の板を設置しては木刀で斬撃を飛ばしていた。

コツをつかんで以来、クローバーはとうとう刃じゃなくても

斬撃をとばせる技術をその身につけていた。最初は5メートルほどの

射程しか有効ではなかった斬撃もいまでは30メートルまでは斬れるようになっていた。

また、クローバーは貫通力を求め木の板を束ねては何枚までぶちぬけるかなどを

試していた。


午後からはアミルの書類整理の手伝いをした。資料をまとめたり棚に収めたりした。

この時アミルから次の賞金首の仕事はないのかと尋ねたが

きっちりと情報が確定してから…とのことだった。

アミルいわく「焦って急ぐ必要はない」と言われた。膨大な紙や本の整理整頓を手伝うと

見返りにアミルがメモリーライブラリーでアミルの記憶の中にいる

ギルドメンバーと戦うことができた。アミルの思い出補正とかが入っているので

現実の彼らとは実力や戦法が違うらしいがそれでも手ごわかった。

イメージトレーニングのようなものなので実際には痛みも傷もないが

全員に殺された。ブラストは呪気が大量で、ストームは質が良く、ミスティはそれら両方を併せ持ち、

リルフは長い手足からの間合いが広く、アリアの剛力は破壊力があり、アミルの魔法は近づくことを許さない。

そしてなにより強い…いや強かったのがアマテラスだ。流石ギルドマスターのことはある。

攻撃、速度、間合い、射程、そのどれもが霊気によって高水準である。

近づけば霊気を込めて殴られ、離れれば霊気を射出してくる。

いまのクローバーでもとても反撃の余地すらない相手達だった。


クローバー「ふう」


アミル「お疲れ様。」


クローバー「改めて思ったのですがここのギルドの人達はみんな本当に強いですね。

私も強くなったつもりだったのにまだまだ足元にも及びません…」


アミル「そう落ち込むことはないわよ。対峙できるだけでもクローバーの

実力は日に日に増してると思う。相手がどれくらい強いかわかるかを

理解できるようになれたのもすごいことよ?ただ、段階を踏んで少しずつ強くなるべきだと

私は思ってる。いきなり強くなれだなんて私は言わない。」


クローバー「ありがとう。アミルのおかげですよ。」


アミル「私のおかげっていっても想像して戦う、空想とあまり変わらないわよ?

まあ、それでもだれがどんな戦い方をするのか参考にはなったかもしれないけど」


クローバー「ええ、いろいろ勉強になりました。魔法…便利ですね。」


アミル「ふふ、ありがとう。」


クローバーは思い切って言ってみる


クローバー「あの、アミル。もしよかったらシャンシャンの世界へ一緒に行ってくれませんか?

ひとりで行こうと思ったんですがちょっと心細くて…」


アミル「あら?私?」


クローバー「ストームとミスティは以前一緒にいったことがあるし

リルフとブラストは任務中でいまいないですし、残った3人のなかで

誰が一番いいかなと思うと、アミルが一番いいかと思いまして」


アミル「誘ってくれるのはうれしいけど、あなたまだ

ブラストやアマテラスとは一緒に行動したことなかったわよね?

アマテラスを誘ってあげると喜ぶと思うわよ。」


クローバー「はあ…」


アミル「あまり気のりしない気持ちはわからなくもないけど彼女のこと

少しでも理解できるいい機会だと思うわよ?もしかしたらアマテラスの戦うところが

見られるかもしれないし♪(っていえば釣られるかな?さすがにそこまでバカじゃないか)」


クローバー「アマテラスの戦うところですか!?」


アミル「 」


クローバー「わかりました、アマテラスを誘ってみます!じゃあ、いまから行ってきます!」


クローバーが書籍からとびだす。


アミル「…なんとなくわかった気がする。アマテラスがいつもあの子より少しか

ひとまわり強い賞金首をオススメしてくる理由が。クローバー”も”戦闘狂なんだ…」


クローバーは廊下でアリアとすれちがった。


アリア「お、クローバー!アミルの手伝いは終わったのか?」


クローバー「ええ」


すかさずアリアが後ろ回し蹴りをするがクローバーはしゃがんで避ける。

さらに回転し蹴り足がとんでくるがこれも勢いに任せて回転し避けてみせた。


アリア「よっしゃクローバー!もう夕方だけど1時間だけ組手しよう!」


クローバー「ダメです!あといきなり仕掛けてこないでください…」


アリア「あっさり避けたくせにー…てか、さっきの動きまるでわかってたみたいだったけど

見せたことなんてあったっけな?」


クローバーはさきほどのアリアの二段蹴りを現実で体験したことはない。

だが、アミルの記憶のなかでは不意打ちとしてアリアがこの蹴りを使用することは

わかっていた。それゆえに体が対応したのだ。


クローバー「ええと…まぁほら、癖みたいなもんです、ははは…」


アリア「癖、ねぇ…」


クローバー「そうだアリア、もしよければ一緒にシャンシャンに会いに行きませんか?」


アリア「いいの!?やったー!うれしー!」


アリアはクローバーの手をとり喜ぶ。なぜこんなにうれしそうなのか不思議に思った

クローバーはアリアに質問してみる


クローバー「妙ですね…鈴と巻物があればだれでも召喚門を潜ってあの世界へ行けるはずでは?」


アリア「あはは…あたしとブラストは毎日のように入り浸ってたらシャンシャンから

苦情がきちゃってね。いまはアミルとストームとクローバーがもってる3セットだけだよ。」


クローバー「えっ!じゃあ私のもってるこれは…」


アリア「アマテラスのもってたやつだよ。いやー羨ましいなぁ。あいつの鈴と巻物を

もらえるなんてすげえなクローバーは。」


クローバー「………」


アリア「ん?どしたの?」


クローバー「この鈴と巻物は私がもっていていいものなんでしょうか?」


アリア「んー?乱用しなきゃいんじゃね?毎日あっちに行かなきゃ大丈夫っしょ。」


クローバー「善処します…」


アリア「ところでさ、多分最初に誘おうとしたのアタシじゃないよね?」


クローバー「ええ、アマテラスを誘おうと思いまして。…すいません」


アリア「あはは、べつに気にしてないって。それよりさくっとアマテラス誘ってさ、

晩飯作っちゃいなよ。どうせ行くなら夜だろうし。」


クローバー「手伝ってくれないんですね、料理…」


アリア「アタシはてんでダメなんだよー…わかってるくせに~」


クローバー「スープの水分全部蒸発させて鍋を丸コゲにするとは思いませんでしたよ」


そういってクローバーは笑い、アリアは恥ずかしそうに照れた。


クローバー「アリアも一緒にアマテラスを誘いに行きませんか?」


アリア「もっちろーん♪いこーいこー!」


ふたりはアマテラスの部屋の前まできた。アリアがノックもなしにドアを開ける。


クローバー「ちょっ…」


そこには本を読むアマテラスがいた。


アマテラス「おや、アリアにクローバー!どうしたの?」


アリア「シャンシャンに会いにいこーぜアマテラス♪」


クローバー「すいませんアマテラス、ノックもなしに突然…」


アマテラス「大丈夫だよ。それよりそろそろだと思ったよ。いくんだね、あの世界に」


クローバー「はい、それでアマテラスにもついてきてほしいなと思いまして。」


アマテラス「今日は月がでてるけど…まぁいっか。9時くらいに行こうか。」


クローバー「はい!」


そしてみんなで晩御飯を食べ終え、適当に時間をつぶし

9時になったころ、クローバーが屋敷の外へでるとアリアとアマテラスの二人が

待っていた。


アリア「おそいぞクローバー!早く早く!」


クローバー「まあまあそう焦らずに…準備はできてますから…」


クローバーが巻物を広げ、鈴を置く…が、そのあとどうすればいいのか

よくわからなかった。そんな様子をみてアマテラスがクローバーの手を取る。


アマテラス「この状態から召喚術・招き門と唱えれば門が出現するよ」


クローバー「ありがとう。…召喚術・招き門!」


するとあの時と同じ門が出現した。


アリア「一番のりー!」


アリアが走って扉をあけ門をくぐった。次いで急いでクローバーとアマテラスも門をくぐる。


そこは月灯りに照らされ、綺麗な紅葉が見える。階段をゆっくりと

あがると金弧が屋敷の門の前で待機していた。


金弧「やあ、お嬢さんがた。くるのはわかっていたよ。」


アリア「こんばんは金弧!今日急にきたけど大丈夫か?シャンシャン怒らない?」


アリアはここにきていまさらなことに不安になっていた。


金弧「ふふふ…あれは君が毎日のようにきては遊び騒いでたからね。

怒られるのもしょうがないさ。それより游月に怒られるほうがよほど怖い…

彼女は絶対に怒らせちゃいけないよ。私だけでは押さえることもできないからね。」


クローバー「あの、金弧さんあの時は本当に助かりました!ありがとうございます!」


金弧「なに、私はきっかけに過ぎない。ほかの誰でもないクローバー、君自身が成し得たことなんだ。

鉄を斬ることも斬撃をとばせるようになったこともね。」


アリア「…?なんの話し?」


クローバー「私のことです。それより金弧さん、屋敷の中に入っても大丈夫でしょうか?」


金弧「ああ、だがそれぞれ行く場所が違う。アマテラスはそのまままっすぐ行って

シャンシャンに、アリアは颯の部屋で寝て一夜を明かす、クローバーはまず

枯葉と会ってほしい。彼女が君に渡したいものがあるようだ。」


クローバー「わかりました。」


アマテラス「それじゃ明日の朝みんなまた会おうね。」


アリア「おっけーい♪」


クローバー「はい・・・ん?」


クローバーはそよ風とともに颯が近づいてくる気配を察知した。

刹那、鞘から剣をひきぬこうとする颯の手をとりおさえる。


颯「にゃ!?」


クローバー「これ、気づきましたか?」


颯は手を振りほどき、距離をとった。


クローバー「おお、妖怪の気は紫色をしているんですね」


颯「にゃにゃ!?にゃんでおまえ気が見えるにゃ?ほんの数日前までとは別人みたいにゃ!

おまえホントにクローバー…にゃね。匂いといいその剣はクローバーにゃ…

しかもにゃーの腕をつかむ時闘気をまとっていたにゃ。短期間で何があったにゃ…?」


クローバー「そうですね…颯とおにごっこができるくらいにはなれたかな?

もしよければ明日の朝、私が腰にヒモを付けて走りますよ。」


それを聞いて颯がにやりと笑う


颯「にゃっにゃ~それは楽しみだにゃ。明日楽しみにしてるにゃよ?約束にゃ!」


そういって颯とクローバーは指切りした。

そんな様子をみてアマテラスも微笑む。


アマテラス「すごいねクローバー、この月灯りだけで颯の動きが見えてしかも

反応することができたんだから♪」


クローバー「闘気を操れるようになってからです。異常なほど五感が鋭くなってしまって…

日を重ねるごとにどんどん闘気が満ち溢れてくるのでどうしたものか…」


アリア「え?それって…」


アマテラス「アリア!しー!」


二人のやりとりをみてクローバーはまだ自分の知らない闘気の使い方があるんだなとわかった。

それをこの場で聞きたかったが我慢した。彼女たちに聞かなくてもここにいる人たちなら

知ってるだろうと思ったからだ。


クローバー「それじゃ私は枯葉さんのところへ行ってきます。おやすみ」


アリア「ん、おやすみ」


アマテラス「おやすみー」


アリア「颯ー今日おまえの部屋に泊めてー!」


颯「にゃー…なんとなくそんな気がしてたにゃ…」



━━━━━━━━━


アマテラスが中庭を真っ直ぐ歩いていくと目の前にシャンシャンがいる。

月を見ながら酒を飲み、団子を食べている。


アマテラス「こんばんは、シャンシャン♪」


シャンシャン「あらいらっしゃい、珍しいわねあなたが直接くるなんて。」


アマテラス「うん、ちょっといいことがあってね」


シャンシャン「甘酒ならあるわよ?わたしの飲んでる地酒は未成年には飲ませられないけど

甘酒ならあなたも飲めるでしょ」


アマテラス「じゃあ、いただきます」


シャンシャンが部屋から甘酒をもってきて、盃に甘酒を注ぐ。

それをアマテラスに渡す。


アマテラス「うふふ、おいしい」


シャンシャン「ちょっと高いやつよ。100グラム500円。」


アマテラス「値段じゃないと思うけどなー…」


シャンシャン「で、何よちょっといいことって。話したくてきたんでしょ?」


アマテラス「はは…シャンシャンの前じゃ全部お見通しかー」


シャンシャン「まー予想はなんとなくついてる。クローバーって子に関係あることでしょ?」


アマテラス「正解」


シャンシャンが団子を頬張る


アマテラス「あのね、クローバーがね、鉄を斬れるようになってそれでね…」


━━━━━━━━━━━━


━━━━━


クローバーが玄関から入って右手側の廊下にそって歩いていると

枯葉と思わしき人物と彼女の部屋と思わしき場所の前で腕を組み立っていた。


クローバー「こんばんは、枯葉さん…あの」


枯葉「こんばんは、クローバー。いやなに、何も言わなくていいさね。

おおそよの察しはつく。初めて会った時よりあきらかに強くなってるじゃないか。」


クローバーは驚いた。クチに出さなくても強さを見抜かれたことと

自分の強さを認めてくれていることに。


クローバー「わかるんですか?」


枯葉「その闘気を見れば一目瞭然さね。でもまだ闘気を抑えたりといった扱い方が

なっちゃいない。その闘気じゃ戦争でもしにきたのかと勘違いされてしまうよ…」


クローバー「あ!いえ!そんなつもりは…」


枯葉「はっはっは、からかうつもりはなかったんだがね。大丈夫、ソレの

上手な使い方を明日教えてやるよ。クチで説明するよりは実践のほうが

アンタ向きだろうからね。それよりいいもんがある。わたしの部屋にきな…」


そういって扉を開けると夜とは思えぬような明りがついていた。

戸棚には漢方薬と思しき葉っぱや種、根っこがビンに狭しと詰め込まれている。


枯葉「ほれ、このキューブをあげるよ。青と黒のキューブさね。」


クローバー「キューブ?」


枯葉「使いかたを教えてあげるからまずは首からさげてみな」


そういわれて枯葉の言う通りふたつのキューブを首から下げる。

ネックレスのようなそれは重さ10グラムほどだろうか。それがふたつ。


枯葉「よし、そしたら今度はメタモルフォーゼ・ナイトモードと言ってみな」


ちょっと恥ずかしかったが言われるままにやってみることにする


クローバー「メ、メタモルフォーゼ・ナイトモード」


すると一瞬でクローバーの体は鎧に覆われた。頭部以外は甲冑を身にまとっている。

なのに重さは感じられず衣服のように軽いのだ。


頭部はカチューシャのようなものと耳にイヤホンのようなものがある。

イヤホンから声が聞こえる。


????「ご利用ありがとうございます。」


クローバー「え?え!?」


知らない声が聞こえ枯葉に視線を送るがそのまま指示に従えという感じだ。


????「この度はフォームチェンジバトルアプリ・FCBAを起動していだたき

ありがとうございます。DNAと網膜と指紋による本人登録を開始いたします。

しばらくお待ちくださいませ。」


クローバー「あの…枯葉さん。これは一体?」


枯葉「細かく説明すると難しいから簡単にいうとさっき渡した

四角い箱に見えない人間が入っていて、戦闘中は敵の数や位置、弱点なんかを

分析してくれる優れものさ。そしていま、赤の他人が悪用、乱用しないように

あんただけがつかえるように記憶してるって感じかね」


クローバー「はあ…?」


枯葉「面白いだろう?オーバーテクノロジーってやつさ。この時代にはない存在さね。」


クローバー「オーバー…なんですって?」


????「登録が完了しました。はじめましてクローバー様。私は

あなたの戦闘をサポートする人工知能です。もしよければ名前を付けて

もらえると今後呼びやすいかと思います。」


クローバー「名前…ダイヤなんてどうです?」


????「ダイヤ…クローバー様のサポートをするのに

ダイヤという名でよろしいのでしょうか?」


クローバー「ハートは姉さんの名前だから、それを避けて

ダイヤっていう名前にしたんだけどダメかな…」


ダイヤ「いえ、問題ありません。もし名前を変更したくなったら

いつでも声をかけてください」


クローバー「はい」


こうしてキューブの登録を終えたクローバーは甲冑を

まじまじとみる。関節の部分も邪魔することなく可動する。


クローバー「本当にすごいですね、これ…」


枯葉「まだ驚くのは早いぞ、腰に差してる剣をもってみろ…」


クローバー「え…あ!」


あまりの軽さにすっかり気づかなかったがたしかに剣があった。

刀身は先端が少しだけ弧を描いていて、それ以外は真っ直ぐな剣だった。


クローバー「すこし長めですね…扱うのに慣れるまで訓練が必要です。」


枯葉「クローバーあんた、弓の心得はあるかい?」


クローバー「専門ではないですが、昔狩りのときに少々…」


枯葉「フォームチェンジ・アーチャーといってごらん」


クローバー「…フォームチェンジ・アーチャー!」


さっきまできていた甲冑が今度は軽装のような狩人の恰好になった。

そして背には大きな弓が備わっている。


クローバー「まるで変身ショーですね…アリアやアマテラスが喜びそうです…って

これ、矢がないですけど?」


枯葉「弦を引くとあんたの魔力を元に矢が生成され発射される。矢の強度は

あんたの消費する魔力に比例するわけさ。ちなみにキューブによる装備の展開も

あんたの魔力を消費してるから、闘気は保ったままさ。」


クローバー「なるほど…」


枯葉「さて、渡すもんは渡したし、そろそろ変身を解く方法を教えよう。

メタモルフォーゼ・エンドといえばもとにもどる」


クローバーはそういうと元のふたつのキューブに戻った。

服装もここへきたときのものになった。


枯葉「よし、じゃああとはキューブの初歩的なことだが・・・

青は防具、黒は武器に対応している。必要な時どちらかだけ使うこともできるってことさ。

うまく使いこなすといい。これは剣士として一段階上にいったクローバーへの

わたしからのプレゼントってところさ。あとは自分でがんばりな。」


クローバー「ありがとうございます!」


枯葉「そうだそうだ、せっかくきたのに茶のひとつもださないなんてどうかしてたよ。

ほれ、飲んでいきな。」


クローバーはそのお茶を何の疑いもせず飲んでしまった。ここまで尽くしてくれる

枯葉を「いい人」だと無意識に思い込んでしまったのだ。


クローバー「(あれ…なんだろう眠気が…)」


そしてクローバーは倒れる。そこを枯葉が支える。


枯葉「やれやれ…あれからずいぶん無茶をしたみたいだねこの子は。全身の痛みが酷い。

表面上は治っちゃいるが筋肉も骨も内臓もボロボロ。佐丸に治してもらうさね…」


こうして眠ったままのクローバーは枯葉に担がれ佐丸の部屋に連れ込まれた。



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