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過信と軽率

ギルドの話しと同時進行なのでスローペースになるかもです。


朝、9時に目が覚める。


クローバーが顔を洗おうと部屋をでると1階にアミルの姿が見えた


クローバー「アミル!おはよう!」


2階から見下ろすクローバーの元へアミルがジャンプする


アミル「おはようクローバー。」


クローバー(…5、6メートルはあるはずなのにな…)


アミル「決まったことを伝えるわ。今日、早朝に

恋歌を訪ねたら、日没後にいつでもきてくれとのこと。

それから明後日には金貨200枚の賞金首を

アリアと一緒に捕まえにいく。」


クローバーはまだ、自分の実力が試されているのだと改めさせられた。

アミルが手配書を渡す。


クローバー「…こいつが金貨200枚?私たちより幼くみえますが…」


アミル「脱獄のショウ。元は兵士に対する過剰な暴力で

捕まったけど、20回以上の脱獄をしてる。

戦闘力ではなく、脱獄という罪を重ねてこいつの賞金は

上がっていった。詳細な能力は不明。けど、

何らかの能力持ちである可能性は高い。

能力次第では本来金貨一万枚クラスの相手。

勝てないと思ったらすぐにアリアに助けを求めること。いい?」


クローバー「わかりました…ところでいまショウはどこに?」


アミル「ヤツはいまこの街の廃墟となった空き道場に潜んでる。

けど、どうして…いや、クローバー、ダメよ?絶対ひとりで行こうなんて思わないこと。」


クローバー「はい!」


アミル(…本当に大丈夫かしら)


アミル「みんなはもうそれぞれの仕事にでてるし

ミスティとストームは夜まで待機してるから。

クローバーも自由にしていいわよ?」


クローバー「ええ、じゃあ剣の稽古をしてきます。」


クローバーはそういって部屋に戻って行った


アミル(…あやしいわね。)


アミルは資料保管庫へいき、リルフに声をかけた。


アミル「リルフ、ちょっといいかしら」


両手に抱えた書類を机におく。


リルフ「なんだ?書類整理はまだ…」


アミル「そっちは私がやっておくわ。そのかわり

クローバーの尾行をおねがい」


リルフ「クローバーの?…何か余計な事を言ったな?」


アミル「うっかり明後日の仕事の賞金首の居場所を

話してしまったの。クローバーのことだから、多分ひとりでいくでしょうね」


リルフ「わかった、危なくなったらオレが助ける。」


アミル「ありがとう。」


クローバーは装備を整え、自室の窓からそっと部屋をでて、

アミルの情報通り廃墟となった道場へ向かう


クローバー(ごめんアミル…)


走るクローバーをリルフが追跡する。


2時間後、クローバーは道場へたどり着いた。

敷地はレンガで覆われていたものの、

門は半壊しており、だれでも入れるようになっていた。

クローバーはなるべく音を立てずに

敷地内へと入っていく。

周囲を警戒しながら道場の中へ入る。


クローバー(…!)


そこにはふとん、まくら、コップ、歯ブラシ、

積まれた本があった。あきらかに

何者かがここで生活していた痕跡があった。


クローバー(相手は犯罪者…仲間がいても

おかしくない。脱獄を手引きした人間がいるかもしれない…)


あれこれ考えるクローバーの後ろからぼそりと声がきこえた


ショウ「やあ、おはよう」


クローバーは振り向きざまに腰の剣をひきぬき、

横一戦に斬る。しかしこれを軽くショウはしゃがんで避ける。


ショウ「ふーん、剣を使うんだ?」


クローバーは両手で剣を握り、思い切り踏み込み縦に一線。

これをショウは剣で受けた。しかし…


クローバー「いっ!?」


剣先が不自然に折れ曲がりクローバーの肩を貫いた。

思わずクローバーが下がる。


クローバー(なんだ?あの剣…最初からあんな風に

折れ曲がっていて、偶然刺さったのか?)


ショウ「ふふ…この道場はね、元は総合武器術を教えてたんだ。

それなりに門下生はいたんだけど、ある日道場主のところに

泥棒が入って、お金を全部盗られちゃったのさ。

道場主はその泥棒探しに出かけて行方不明に。その後、

門下生のひとりが酒に酔った勢いで暴れたり

ここで学んだ武術で山賊になったりして

悪評だらけになり、いまの状態になったのさ…」


ショウはそういって、鉄棒を手に取る。


ショウ「オレはその道場の息子であり、師範代理だった。」


ショウは鉄棒をクローバーの頭めがけて振るう。

クローバーは刀身で防ごうとするが、

鉄棒の先は不自然に曲がり、クローバーの頭に直撃する


クローバー「痛…!ぐぅ…!」


思わず頭を抱える。血はでているものの、頭蓋は無事のようだ


クローバー「なるほど…あらゆる武器を扱うことができ、

しかも妙な能力までもってる…強いはずだ」


ショウ「ふふふ…」


ショウは曲がった鉄棒を捨て、今度は薙刀を手に取った


ショウ「あんたさ…剣以外の経験が足りないね。加えて能力者との対戦経験もない。

未知の能力者と出会った場合、背を向けて逃げるか、遠くで

観察するなりしてオレを観察するべきだった」


クローバー「…君が能力をもってることは知ってた。

さっきの攻防で大体の能力もわかった。

触れてる物を曲げる能力なんじゃないですか?」


ショウが薙刀を頭上で振り回す


ショウ「どうかな?」


ショウガ薙刀を投げる。クローバーが避けようとしたが

薙刀は大きく右に反れた。クローバーはそのまま

素手になったショウに斬りかかるその時、足を薙刀が切り裂いた!


クローバー「ぐあああ!」


クローバーが膝をつく


クローバー「さっきの薙刀は…はあはあ…明らかに的外れな

方向に飛んでいた。なのに後ろから飛んできた…

曲げるだけじゃない、軌道を変えることもできるのでは?」


それをきいてショウはクローバーを再評価した。


ショウ「ふーん、そこまで推測できるってすごいね。

オレの能力は元々触れた物を曲げることができる能力だった。

けど、能力を鍛えていくうちに進化したんだよ。

動く物体の軌道を曲げることができるようになった。

曲がる方向は自由自在、直角はもちろんのこと、

前から後ろに曲げることもできる」


クローバー「答え合わせありがとう!」


クローバーが剣を振るう、しかし剣の軌道は大きく反れて手を大きく

上にふった。掲げられた右手をショウが掴む。


ショウ「例えばだけどさ、この状態で能力を発動したらどうなると思う?」


クローバーはぞっとした。


クローバー「まさか1?」


ボギン!音を立ててクローバーの右腕が折れる。

激痛に堪らず剣が手から離れる。


ショウ「ふふ、まだ離してあげないよ。これからどうなるか

わかるだろ?あんた、自分でオレの能力を理解してたんだから」


クローバーはこの先起こるであろう出来事に恐怖し、

思わず許してとか、助けてくれと言いたくなったが、

歯を思い切り食いしばり覚悟し、ショウを睨み付ける。


ショウ「…へえ、命乞いしないんだ」


ショウの能力でクローバーの左腕が折れる。


クローバー「うわああああ!!」


両腕が折れた…が、それでもクローバーは命乞いをしない、

それどころか、不意打ちの頭突きをくらわせた


ショウ「ツッ…!」


ショウが思わず手を離し怯む。その隙をクローバーが

見逃すはずはなく、折れた腕を鞭のように振るって

ショウの頬をひっぱたいた。


ショウはクローバーの気迫に思わず恐れて尻もちをつく。

クローバーは落ちてる剣の握りを咥えてショウ目掛けて

突き刺した。刃は腹の真ん中を狙ったが、ショウの能力で反れて

左わき腹に刺さった。


ショウ「ごふ…」


クローバーはそのまま首を振り左腹を裂いた。

腹を抱えて倒れるショウにクローバーが迫る。


ショウ「ま、まいった!降参だ!オレの負けだ!」


それでもクローバーは一歩迫る。


ショウ「待て待て!嘘は言ってない!オレの負けだ!勘弁してくれ!」


その様子をみてリルフが割って入ってきた。


リルフ「そこまでだクローバー、もうこいつに戦う意志がない」


クローバーはその場に立ち止まっていた。


リルフ「防具は壊れていないが血で服が汚れてるな…

その恰好で街中を歩くのはいろいろとまずい。

手当てをしたらオレが服を買ってきてやる。

だからちょっと待ってろ、いいな?」


クローバーは剣を咥えたまま、コクリと頷いた。


リルフ「ショウ、おまえの能力は書類にまとめて

提出するが、かまわないな?」


ショウ「能力がばれると対策されるし

オレの懸賞金が跳ね上がっちゃうんだよねえ。

まあしょうがねえや…」


リルフ「能力の汎用性を考えると

金貨3万枚が妥当か…」


ショウ「そんなに強いか?この能力って…」


リルフ「ただ触れた物を曲げるだけなら1万で済んだろうが

お前は曲げるから軌道を変えるという常識はずれな能力の進化をしている。

能力に再生、回復力はないが、攻撃、防御、補助どれをとってもバランスがいい。」


ショウ「そりゃありがたいこって」


リルフ「今後はおとなしく檻のなかに入っておくんだな。

そのほうが賞金稼ぎやギルドに追われなくてすむぞ。」


ショウ「…考えとくよ」


リルフはまず闘気でクローバーの治療をした。

頭の出血を止め、肩と足の傷を塞いで止血した。

その後、折れた両腕の骨折を治し、腕の動くようになった

クローバーは咥えていた剣を鞘に納め、その場に座った。

次にリルフはショウの腹の手当てをする。


クローバー「ショウ…ひとつ質問があるのですが…」


ショウ「なんだい?」


クローバー「なぜ手加減をしたのですか?私の腕を

掴んだ時、あなたの能力なら腕を伝って首の骨を

折ることもできたはずです。なぜそれをしなかった?」


ショウ「オレは殺人鬼じゃないからな。最初から

殺すつもりはなかったよ。脱獄したのも外へ遊びにいきたかっただけさ…」


クローバー「そうですか…じゃあ、この勝負は私の負けですね…」


ショウ「いや、あんたの勝ちだよ。オレは負けを認めたんだから」


クローバー「差し出された勝利で胸を張れるほど私は…」


腹の傷を癒し、ショウがクローバーの前で座りこむ


ショウ(それにしてもこいつ…精神力はすさまじいけど

実力が伴ってないな…逃げることも覚えないとマジでしぬぞ…)


リルフ「さて、オレはクローバーの服を適当に買ってくるが

ショウ、まさか逃げないよな?」


ショウ「そんな気があったら腹の傷が癒えた瞬間に逃げてるよ」


リルフ「そうか、疑ってわるかった。クローバー、

念のためここでショウを見張っててくれ。」


クローバー「はい!」


クローバーはリルフを見送ったあと、道場に置いてある

木刀を2本手に取り、そのうちの一本をショウに渡した。


ショウ「…?」


クローバー「最初にいってましたよね?ここの師範代理だったって。

少しの間、稽古つけてくれませんか?」


ショウはあきれながらも木刀を握る


ショウ「さっきまで戦ってたっていうのに、まだやる気があるって

すごいねキミは…」


クローバー「能力はなしでおねがします!」


ショウ「もちろん!」


こうしてリルフが戻ってくるまでの30分、

クローバーはショウに剣を習った。それは後に有意義となる結果になる。


リルフ「おくれてすまん、なかなかサイズの合いそうな服が…って、おまえら…」


クローバー「あ、」


丁度その時、ふたりは寝技をかけている最中だった


クローバー「いやこれは相手にマウントをとられたときに

どう反撃するかってことで、決して変なことじゃ…!」


ショウ「リルフもしかして何か誤解してる?」


リルフ「…まあ、戦闘では本能が高ぶるから、

そういうことがあってもおかしくはないことだがな。

ここは人がこない場所だしな」


クローバー「誤解を招くようなこと言わないでください!

本当にちがいますから!」


リルフ「…まあいい、それより早くショウを

国に引き渡して手続きを済ませたら、すぐにアジトにもどるぞ。」


クローバー「なぜ急ぐ必要が?」


リルフ「今日おまえは仕事がない。外で剣の修行をしてると

アミルに嘘をついている。オレがおまえをここまで尾行してきたのも

アミルの指示だ。アミルは今日の出来事を隠すだろう。

口裏を合わせて空白の時間をうやむやにしないとアマテラスが疑うし、

単独行動をとったおまえを信用しなくなる者も現れる。」


ショウ「ギルドの指示を無視してオレを捕まえにきてたのかよ。

だったら今日はまずいんじゃないか?」


クローバー「どうして?」


ショウ「オレはまだなんらかの能力をもってるかもっていう

グレーだ。でも能力が明らかになった場合、賞金は跳ね上がるし

能力者は普通の檻とは違う特殊な施設に収監される。

強い能力者は軍事力として欲しがる奴もいるし

犯罪者でもギルドにおきたいって奴もいるくらいだ。

今日オレが捕まってリルフが能力を国に伝えるとすぐに情報が知れ渡る。

そうなりゃアマテラスの耳に入る、嘘と矛盾がばれるぞ」


リルフ「…ああ、お前の能力は伏せたほうがよさそうだ。

今日国に引き渡すのもまずいな。」


クローバー「あの、もしかして私、余計なことしちゃいましたか?」


リルフ「口を滑らせたアミルにも責任はあるんだ。とにかく、

ショウを国に引き渡すのは明後日にしよう。」


ショウ「マジ?」


リルフ「明後日クローバーがアリアとここにくる。

ショウは10分くらいクローバーと適当に戦って負けてくれればいい」


クローバー「八百長をしろと!?」


リルフ「クローバーの性に合わないだろうがそれしかない」


ショウ「明後日までにオレがここを離れて逃げる可能性は?」


リルフ「おまえはそういう人間じゃないと思ってる。

犯罪者にいうことじゃないが、オレはショウを信じてるよ」


ショウ「…わかった。明後日までここで待ってる」


リルフ「すまんな…。よし、話しもまとまったし

クローバー、こいつに着替えたらアジトに戻るぞ」


クローバー「あ、あの…」


ショウ「後ろ向いてるから、さっさと着替えちゃいなよ」


クローバー「ごめん…ありがとう」


クローバーはすぐに胸当てと小手を外し、

上下の服を脱ぎ、リルフのもってきた服に着替えた。


クローバー「お待たせしました!」


リルフ「サイズはどうだ?」


クローバー「ええ、大丈夫ですよ」


ショウ「じゃあな、クローバー。明後日また会おう!」


クローバー「はい!」


ショウとクローバーは約束を交わし、道場を去って行った。


リルフ「急ぐぞクローバー。昼飯時におまえがいないのは不自然だ…」


クローバー「走りますか?」


リルフ「いや、おまえの速度じゃ間に合わん。オレの背中に捕まれ。

オレが走ればここから10分でアジトに着く。そうすれば

アミルと口裏を合わせる時間もとれる。」


クローバー「わかりました!」


クローバーはリルフの背におぶさり、両手を

リルフの肩にかけた。


リルフ「飛ばすぞ、振り落とされるな!」


リルフは凄まじい速度で走った。

地面を高速で蹴っている。


クローバー(は、速い!人間はこれほど早く走れるものなのか!?)


クローバーがあれこれ考えてる間に、すぐにアジトに到着した。


リルフはすぐにクローバーを振りほどく。

それに合わせてクローバーもリルフと少し距離をとる。


リルフ「げっ…」


クローバー「どうしまし…あ!」


庭にはアマテラスがいた。手入れをしていたようで、

雑草をぶちぶちと引き抜いていた。


アマテラス「ふたりともおかえりー!」


アマテラスがかけよってくる


リルフ「ああ、ただいま」


クローバー「た、ただいま」


アマテラス「ふたりともどこいってたのー?」


どう言い訳していいか困惑するクローバーをよそに

リルフが軽く返した。


リルフ「クローバーが新しい服が欲しいというから

オレが似合いそうなのを一緒に選んであげてたんだ」


アマテラス「3時間もー?」


リルフ「何件か店を回ってるうちにそんな時間に

なってたのか。気が付かなかったよ。」


アマテラス「へー…服の買い物なのに

武器と防具もってったんだ…」


流石にもう無理かとクローバーは思っていたがリルフは平然ときりかえす。



リルフ「いつもの剣と防具に似合う服がいいってクローバーが

いうもんだから、装備してったんだよ、な?クローバー。」


クローバー「ええ、そうです!」


アマテラス「ふーん…」


アマテラスはあえてそれ以上は追及しなかった。


アマテラス「それよりお昼ご飯の時間だよ!

いまストームが一人で準備してるから手伝ってあげてね!」


クローバー「それは大変ですね、すぐ手伝ってあげないと!」


そういってクローバーは駆け足で屋敷の中に入っていった。

その場を離れるようにゆっくりリルフも中へ入ろうとしたその時、


アマテラス「リルフ」


リルフ「…なんだ?」


アマテラス「嗅覚が鈍ってるなんてめずらしいね。

クローバーの靴についてる血に気付かなかったんだ…」


リルフ「!!」


リルフ(しまった…オレとしたことが見落としていた…)


アマテラス「嘘はつかないでほしいな…今日のこと

ブラストやアリア、ミスティが聞いたら怒るよ?

とくにブラストとミスティはクローバーの加入に反対してたんだからさ…」


リルフ「…すまない。だがクローバーは悪気があって

やったわけじゃないんだ。あいつを責めないでやってくれないか?」


アマテラス「今回はいいよ。今回はね。どうせアミルと

相談してなんとかしようと思ってたんでしょ?

だから今日のことはこれ以上は聞かない。

生きて帰ってきたってことはそういうことなんだろうと思っておくよ」


リルフ「アマテラス…」


アマテラス「まあまあ、最初にクローバーの面倒をリルフにみさせたのは

ボクだし、クローバーをメンバーに加えたのもボクの判断だから!

それよりお庭が広くってお手入れが大変なの!リルフはあっちの雑草をひきぬいて!」


リルフ「あ、ああ…」


その頃、屋敷内では…


アミル「クローバーあなた…約束破ったわね…」


クローバー「すみません…」


アミル「…過ぎたことは仕方ないけど今後もこういうことがあると

私も当日直前まで仕事を伝えられなくなるから、やめてね。」


クローバー「はい…」


アミル「あと、アマテラスについた嘘はばれてると思いなさい。」


クローバー「え?」


アミル「その血で汚れた靴をみれば誰でも気づくわよ…」


クローバー「え…あっ!」


アミル「さっさと脱いで部屋に隠しておきなさい。予備の靴くらいあるでしょ?

履き替えておいたほうがいい。」


クローバー「はい!」


アミル「それからもうひとつ。腰にさしてる剣と鞘、きちんと血を

拭きとっておくように」


クローバー「…においますか?」


アミル「今日の夜いく恋歌はほとんどが妖怪。

当然剣から血のにおいが漂えば不愉快な気分にさせてしまうし

好戦的なやつはあなたと戦おうとする。もし挑発されてものらないこと。

いい?これは絶対守ってね」


クローバー「はい、約束します!」


アミル「…ちょっと不安だけどその言葉、信じてあげる。」


クローバー「ありがとう」


アミル「うん、じゃあ、靴を履き替えたらストームの調理を手伝ってあげて。

剣の手入れはそのあとでいいから」


クローバー「はい!」


クローバーは駆け足で階段を駆け上がっていった。


アミル(…恋歌にクローバーを遊びに行かせて大丈夫かしら?

とはいえ提案したのは私だからいまさらだけど。…まあ冷静沈着な

ストームがついてるから大丈夫か。)



━━━━━━


お昼、スノーレインはというと…


スノーレイン「ううー…飲みすぎた…頭痛い…」


フェイ「だから飲みすぎないようにって言ったのに…

4本も空にしたらそうなりますよ」


スノーレイン「ううー…サンレインは朝

平気そうだったのにい…」


フェイ「あの人はお酒に強くて、スノーレイン様は

お酒に弱いんです。でも酔っぱらうとガバガバ飲むのは

悪いくせですよ。」


スノーレイン「うーん…気を付ける…」


フェイ「とにかく今日は安静にして、呪気の修行は

明日にしましょう」


スノーレイン「このペースで大丈夫かしら…」


フェイ「休むのも大事かと」



二日酔いしてるスノーレインはこの日、呪気の修行を休んだ。



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