3大ギルド
クローバーの部屋でベットに座り
アミルが語る。
アミル「一口にギルドといってもランクは三つある。
国への貢献度、ギルドの人数、そしてギルドの強さ。」
アミル「貢献度はそのままギルドの活動が反映される。
国の民の役にたてばそれがそのままギルドのいい評価へとつながるの。
その点では虹の神楽はいま一位なのよ。」
クローバーがお茶を飲みながら返事をする
クローバー「私ふくめて8人なのにすごいですね…」
アミル「人が少ない分、個々の能力がすごいから。」
アミル「次にギルドの人数、これは傘下のギルドも含まれます。
数だけなら一位は蛇のギルドでしょうね」
クローバー「蛇…さっき話してたとこですね」
アミル「蛇のギルドは白蛇、黒蛇、赤蛇、青蛇…と色と蛇の名がついたギルドです。」
アミル「蛇のギルドは本名を名乗りません。全員が通り名で呼ばれてます。」
クローバー「私が今日出くわしたスラッシュも?」
アミル「ええ。順番に話しましょう。
白蛇のギルドマスター、ワープ。サブマスターのコピー。」
クローバー「…言葉のままならそういう能力ってことですよね?
ワープ…は瞬間移動でもするんでしょうかね?コピー…複製でしょうか?」
アミル「うーん、通り名からの憶測だからそうなりますが
蛇のギルドの頂点と2番手ということは
身体もさることながらかなり汎用性の高い能力でしょう。」
クローバー「なるほど…」
アミル「次に黒蛇ギルドマスター、メタル。サブマスターはスラッシュ。
赤蛇ギルドマスター、スタンプ。サブマスターはウィッチ。
青蛇ギルドマスター、ボム。サブマスターはランス。」
クローバー「名前的にウィッチやボムが強そうですね…」
アミル「まあとにかく、蛇のギルドは団員の数が多いけど
こいつらは体や服のどこかに蛇の印があるからそれで判断するといいわよ」
クローバー「はい!」
アミル「次に強さなんだけど、これは国に申請すればギルド同士で
審判の元、5対5で試合ができるのよ。その結果から
ギルドの強さのランキング付けがされるわけ。」
クローバー「てことは虹の神楽が一位…」
アミル「と思うでしょ?そもそもこの強さランキングはあまり
アテにならないのよ。観衆やほかのギルドの人間も観戦するから
手の内を明かしたくないギルドもいるわけ、この大会には
蛇のギルドはどこもでなかったし。決勝まではウチも勝ち上がった。
でも決勝で負けたのよ。」
クローバー「負けた!?アマテラスやリルフが!?」
アミル「いや、リルフと私は参加してなかったけど、
まあボロ負けね。1位のギルドには誰も勝てなかったわ。
これだけは言える、強さだけならあのギルドが最強といってもいい。
たった12人の最強ギルド…」
クローバー「そのギルドの名は?」
アミル「恋歌」
クローバー「恋歌?」
アミル「そう、ギルド名は恋歌。私がみたときは
5人いたけど試合では5人中4人が刀を腰にさげていた。
もっとも、試合中刀を使ったのは2人だけど…」
それをきいてクローバーは腰の剣を握りしめる
クローバー「刀…剣に生きる人たちがいるんですね?」
アミル「人じゃない…」
クローバー「え?」
アミル「恋歌のギルドにいる生粋の人間は小三郎という侍だけ。
あとは妖怪、獣人、そして神で構成されたメンバーなのよ」
神という言葉にさすがのクローバーも驚愕した
クローバー「か、神!?そんなバカな…!ありえない!」
アミル「ありえないと思うけど本当のことよ。去年の試合に
その神様が参加して、ブラストと戦ったのだけど
あなた試合は見に行かなかったの?」
クローバー「すいません、たしか去年は剣の修行をしてまして…」
アミル「そっか、じゃあギルド、恋歌のメンバーも教えてあげる。」
ギルド「恋歌」
ギルドマスター 月無し夜の人斬りシャンシャン 妖怪
サブマスター 炎氷の妖魔 游月妖怪
ギルドメンバー 清めの対魔巫女 らんきち 巫女
封魔の結界師 ゆうと 神童
豊穣の神 金狐 神
走る稲妻 雷猫 妖怪
再生 佐丸 妖怪
激速 颯 (はやて) 獣人
病魔 腐敗 妖怪
薬術師 枯葉 妖怪
流水 守羅羅 魔物
侍 小三郎人間
クローバー「なんだかほかの大陸からきたような
感じの名前が多いですね」
アミル「これは私の推測だけど、恋歌の連中は
別世界からきたんじゃないかと思ってる。」
クローバー「別の世界…」
アミル「上の5人にもし賞金がつくとしたら
億という未曽有の大金がつくでしょうね。
それぐらい強い、強さの次元が違う。」
クローバー「はあ…?」
アミル「ふふ、実はね、恋歌のギルドとは仲がいいのよ♪」
クローバー「そうなんですか!?」
アミル「試合のあとは意気投合して宴会を開いたものよ。
どう?あなたさえよければウチのギルドのだれかと
一緒に恋歌のギルドに遊びに行ってみる?」
クローバーは意気揚々として答えた
クローバー「ぜひお願いします!」
アミル「私は事務仕事があるから無理だけど…
そうね、ミスティかアリアのどっちかと一緒にいく?」
クローバー「じゃあ、ミスティさんで」
アミル「いいわよ、ミスティに伝えておくから、
クローバーの今日のお仕事はお終い!
一階は慌ただしいけど、ゆっくり休みなさいな」
クローバー「…自分の家なんですが、ありがとうございます」
クローバー(…勝手にアジトにされたときは
困ったけど、にぎやかになっていいな…。
こういうのも悪くないかもしれない…)
ブラスト「おーい新人!風呂入ろうぜ風呂!」
クローバー「…遠慮しときます」
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一方スノーレイン
スノーレイン「はあ…はあ…」
朝から呪気を放ち、100発は撃ちこんだだろうか。
スノーレインはヘトヘトになっていた。
そんなスノーレインを気遣ってフェイクレインが声をかける
フェイ「スノーレイン様、今日はもうやめましょう」
スノーレイン「でもまだ、全然…」
フェイ「洗濯物もとりこまないといけないし、
晩御飯の準備もしなくちゃいけません。
日が暮れますよ?」
スノーレイン「あら?もうそんな時間?」
フェイ「ええ、おやつをとらなかったので
あっという間に感じられたのでしょう。」
スノーレイン「大変!早く準備を…あ」
ふらつくスノーレインをフェイクレインが支える
フェイ「スノーレイン様はお疲れでしょう?
家事は私がやっておきますので、休んでください。」
スノーレイン「…わるいわね、フェイ」
フェイ「大丈夫ですよ、それより明日は
幸せの呪気を撃てるようになるといいですね」
スノーレインの呪気の修行、一日目は大した成果もなく終わった。




