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他所のギルド

ふたりがとりひき現場の目の前へ迫る。

突然の出来事に盗賊たちが戸惑う。


盗賊A「な、なんだこいつら!?」


盗賊B「国の兵隊かもしれん!殺すぞ!」


リルフ「…ふん」


表にでている闇の商人合わせて9人を

一瞬で殴り倒す。

闇の商人へ攻撃を仕掛けるも護衛に防がれる。


リルフ(やはり強いのが一人いたか…)


護衛「おや、おやおや~?誰かと思えば

虹の神楽のとこのお強い人じゃあありませんか?」


リルフ「…おいクローバー!小屋の中にいるであろう

ロロックを仕留めにいけ。こいつの相手はオレがする。」


クローバー「はい!」


その時護衛が拳銃をひきぬき、クローバーに向けて引き金をひいた。

リルフは弾を腕で防ごうとしたが弾は軌道を変えてクローバーの

腕に当たった。


クローバー「痛ぅっ…!!」


リルフ(どういうことだ?不自然に弾がオレを避けたぞ…)


護衛「おや?おやおや~?当たったねえ」


リルフ「お前、蛇のギルド所属のスラッシュだな。

この世界ではまだ稀有な武器である銃を使うと聞いたことがある」


スラッシュ「おやおや~、ご存じでしたか?」


男がフードをあげて顔をみせる


リルフ「いいのか?国に認められたギルドが

裏家業に加担して?」


リルフ(あとでアミルに説教だな。情報に誤りがある)


スラッシュ「そちらこそいいんですかー?さきほどの剣士さん…

見慣れないようですが?」


リルフ「ウチのギルドの新人だ」


スラッシュ「もしかしてまだ申請してないとか~?だとしたら

そっちはそっちでまずいですよね~?」


リルフ「そりゃお互いさまだろう?」


ふたりのやりとりをみていた商人が叫ぶ


商人「おいスラッシュ!早くそいつを仕留めるんだ!

じゃないと今回の商談がまとまらん」


スラッシュ「だんな~、今回ばかりは金もって逃げたほうが

よさそうですよ~?いまこいつとやりあうと面倒だ…」


商人「なんだと!?いま仕入れれば儲かるチャンスを

見逃せと?」


スラッシュ「ま~そうなりますねえ。そのチャンスを

見逃さなきゃオレがあんたを国へ差し出すことになりますね~」


商人「っち、わかった。今回はひいてやる」


スラッシュ「さすがだんな。引き際をわきまえてらっしゃる」


リルフ「スラッシュ、今回はお互い見なかったことにしようじゃないか…」


スラッシュ「もちろんですよ、リルフさ~ん♪」


そういってスラッシュと商人は去って行った。


ちょうどそのころ、小屋のほうから衝撃音とともに

ロロックとそれを追いかけるようにクローバーがでてきた。

遠目に見たクローバーは小手や胸当てが破損していた。


リルフ(…苦戦してるようだな。負けるようならオレが手伝ってやるか)


クローバーは二の腕をスラッシュに撃たれたことがきいているようで

一刀流を余儀なくされていた。

ロロックがムチを振るう、狙いは距離をとること、そして

隙をみてクローバーにダメージを重ねて追跡できなくすること。


クローバー(っく、背中の剣を盾にできるほど余裕がない。

とはいえ腰のこの剣で鞭を弾けば刃こぼれしかねない。

ヘタに近づこうとすればあの鞭の攻撃をくらってしまう、

一振りで木を粉々にするあの威力、どうすれば…)


クローバーが右へ左へ避ける。後ろへは下がらない。

その様子をみてロロックが近づく。


クローバー「!?」


一瞬驚き、動きの固まったクローバーの足に

鞭が絡みつく。


クローバー「しま…」


ロロックが鞭を大きくふりあげ

クローバーを小屋の屋根から地面へ向けて

思い切りたたきつけた。

クローバーがガレキに埋もれる。


ロロック「ラフプレーの経験が圧倒的に少ないやつだな。

虚をつくってことと、虚をつかれることに免疫がない。」


はや決着がついたかと思い、その場を立ち去ろうとしたその時、

ガレキを押しのけてクローバーがでてきた。

背中は剣のおかげで大丈夫だが片足には木片が刺さっていた。


クローバー(ハァー…ハァー…強い!金貨100枚でこの強さ…)


満身創痍のクローバーに対して無傷のロロックは

舐めていた。油断していた。

様子見しているロロックに対し、クローバーは

以外な行動をとった。

背中の大剣をロロックめがけてぶん投げる


ロロック「小賢しい!」


ロロックが鞭で弾く、すると今度は腰の剣が

まっすぐに飛んできた。これも鞭で弾く。

すると懐にクローバーがいた。


ロロック(しまった!この距離では鞭を振るえない!)


なにがくる!蹴るか?殴るか?それとも掴んで投げるか?


クローバーは片手を掴み腕をひねり上げて鞭をおとさせ

もう片方の手で首を絞めた


ロロック(く、首絞めだと!?)


すぐさまロロックも首を絞め返す。

お互いが両手で首を絞め合っていた。先に意識が

なくなったほうが負けを意味する。

しかしクローバーはこれを想定して

予め息を吸っていた。

1分後、根負けしたロロックは意識を失って

その場に倒れた。

傷だらけで剣士としての誇りである剣を持たず、

クローバーが立っていた。

クローバーにリルフがかけよる。


リルフ「よくやった、クローバー」


クローバー「ありがとうございます…」


リルフ「剣士の誇りである剣を奇襲のために投げたこと、

この仕事が騎士道ではないことをよく理解してくれた。

オレはお前を尊敬し、讃えるよ。」


それをきいてクローバーは思わず笑みがこぼれる


クローバー「尊敬…讃える…か。私がアルデバラン家として

生まれて初めて聞いた言葉です…」


リルフ「そうか、まずは手当てをしないとな、そのボロボロの

上着をぬいで準備をしておけ、オレはロロックを縛り上げる」


クローバー「あの、上着は…」


ロロックを持っていた鞭で縛り上げ、身動きできなくしながら

リルフが言った。


リルフ「オレは嗅覚も常人の数百倍から数千倍はあるんだ。

100メートル離れた場所にいる人間が男か女かどうかくらいわかる」


クローバー「じゃあ…最初から…」


リルフ「ああ、だからアマテラスはお前の初任務に

オレをパートナーにつけた。」


リルフは包帯と消毒液を取り出す。


リルフ「消耗した体力と傷跡はオレの闘気で治す。

あとは消毒して包帯を巻く。」


クローバーはリルフの手当てを受けた。


クローバー「あの…リルフさん…」


リルフ「リルフでいい」


クローバー「リルフ…その…」


リルフ「大丈夫だ、ばらしたりしない。

といっても、わかってないのは鈍感なブラストくらいだ。」


クローバー「重ね重ねありがとうございます。」


リルフ「さて、じゃあこいつを国へ連行するか。歩けるか、クローバー?」


クローバー「はい、大丈夫です」


リルフはロロックを担いでクローバーとともに

国を目指して帰っていく。


リルフ(…しかしまいったな。蛇のギルドと敵対しかねないぞこれは…

いずれぶつかるかもしれん。まあ、とはいえ

強さ2位のウチのギルドにやすやすと戦うことはないだろう。)



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