雨鐘と天気
ネタバレ注意
15年前、世界は若返りの鏡の悪魔に星が反射して
世界中の全ての生命が全盛期の年齢に若返った。
人々はこれを奇跡とよんだが、ある男は自分以外の生命体を
胎児まで逆行させ、全てを支配することが目的だった。
しかしそれはアギトとその息子アシュラ、そして孫のアダムの手によって
阻止され、アダムの手鏡の中に悪魔は封印されることになった。
時は流れて15年。アダムはイブと結婚し、アマテラスが生まれた。
この物語はアマテラスが主役ではない。
15年前、もうひとつの出来事があったベルレインの一族のお話しである。
命の悪魔ジャイル
時の悪魔ジュレイド
無の悪魔ジェイク
心の悪魔ジェミイ
夢の悪魔ジョネア
宇宙を滅ぼすほどの力をもった5人の悪魔と八つ手様という神によって
流産した子供ふたりを生き返らせ、ベルレインことスノーレインのお腹に戻す大がかりな
手術をし、旦那と初代ベルレイン、二代目ベルレイン、三代目ベルレイン、
手違いで四代目ベルレインを生き返らせた。
スノーレインは本来しんでいた子を出産し、ブラストとストームという名をつけ
1年後に正式に生まれたミスティの3人の子供を育てる。
スノーレインは子育てをしながら
初代様こと、ベルレイン・ラッキーウェザーのもとで
幸せの呪気について修行することになるのだが・・・
ブラスト
ベルレインの息子であり、
双子のストームの兄。
呪気使いであり3段階目、ダークヒーローまで
変身できる。勝気な性格。
ストーム
ベルレインの息子であり
双子のブラストの弟。
呪気使いであり3段階目、ダークヒーローまで
変身できる。冷静で内気な性格。
ミスティ
兄達の1年後に生まれた妹。
呪気使いであり、ファイナルモードまで
変身できる。性格はがんばりやさん。
スノーレイン・ハッピーウェザー
ブラスト、ストーム、ミスティの母親。
初代様の元で修行した結果、幸せの呪気を習得。
もとはダーティウェザーという名前だったが
結婚したことで旦那の姓である
ハッピーウェザーを名乗ることに。
子育てをしながら初代のともで修行中。
サンレイン・ハッピーウェザー
ブラスト、ストーム、ミスティの父親。
呪気2段階目、ヒーローモードまで変身できる。
初代ベルレイン(初代様ベルレイン・ラッキーウェザー)
起原にして頂点、喜びの呪気の最高の使い手。
穏やかで優しいがどこか世間離れした価値観をもち
周囲を困惑させる。憎しみの呪気を100と
するなら幸せの呪気は1億と豪語する。
うれしいこと、たのしいこと、しあわせを感じるたびに
戦闘力があがっていく次元の違う強さを持った女性。
第4形態まで幸せの呪気の変身ができる。
戦闘力は数値化できず、無量大数に匹敵するほど。
指先から呪気を敵に流すことで一瞬で塵にかえてしまうほど強い。
二代目ベルレイン(スコールレイン・キラーウェザー)
天真爛漫で怒りの呪気を使う。
豪胆な性格であり、見分を広めることと喧嘩が好き。
三代目が自分を好いていることを知り、性転換の魔法を受け
三代目と結婚した。
三代目ベルレイン(スモークレイン・ハイウェザー)
憎しみの呪気に目覚め、代々継承されていった
呪気使い。二代目が毒殺されたことをきっかけに
憎しみの呪気に目覚めた。復活後は
二代目と結婚し、一児の子を授かる。
四代目ベルレイン(アイスレイン・ハードウェザー)
3代目の呪気を受け継いだ者。
性格はいたって温厚で謙虚。
現ベルレイン(フェイクレイン・フリーウェザー)
現代の呪気使い。15年前スノーレインの
過去を開放し和解後、スノーレインの身の回りの
世話係となる。彼女の子供に呪気の使い方と
戦い方を教えることとなる。
ギルド・虹の神楽のメンバー
ギルドマスター アマテラス
霊光拳の使いてであり、女の子である。
クローバーの豪邸を勝手にギルドホームにしたり
格上とぶつけさせたりと無茶苦茶をするが
相当な実力者である。天真爛漫で何を考えているかわからない子。
サブマスター アミル
魔法使いであり、能力は記憶を操る。触れた相手の記憶を読んだり
自分の記憶の世界へ連れて行ったりできる。
アリアとは双子の姉妹である。容姿はデウスに似ている。
能力は記憶操作。頭の中に記憶の図書館があり
そこに情報を集めている。相手に触れることで悲しみや
苦痛の記憶を流し込んだり引き出すことが可能。
アリア
肉弾戦特化型の女性。容姿はアリスに似ている。
能力は引力。正面の物や相手を自分の場所まで引き寄せることができる。
そのため遠距離型との相性がいい。
リルフ
半恐竜人。筋肉質な見た目に対して思慮深く、考えて行動するタイプである。
嗅覚、聴覚、視力がメンバーのなかで一番高い。
獣帰りという技を使うことで恐竜になれる。
ブラスト
ストーム
ミスティ
クローバー
騎士であり、斬撃を飛ばせる。枯葉からキューブをもらい、
AIであるダイヤと相談しながら戦うことができたり、
キューブの力を使い、剣に魔力を込めることができる。
さらにキューブの力で変身することもでき、状況にあわせて戦える。
アマテラスに振り回されることが多い。
ショウ
元賞金首。一度死んでいるが生き返った。
能力は曲げる。触れた物の進行方向や角度を曲げることができる。
ギルド・恋歌のメンバー
妖怪を筆頭に元人間や魔物で構築されている。
個々の強さは折り紙付きである。
ギルドマスター シャンシャン
通称、月無し夜の人斬りシャンシャン。身の丈2m。様々な妖術を使いこなす剣客。
趣味は刀集めと強者とのつながり。 (妖刀は不吉なので嫌う)
種族は妖怪であり肩と背中から触手を伸ばす。高速再生力をもち
また剛剣のつかいてである。世界に8本しかない魔を払う刀、対魔刀を保有している。
その斬撃は幅3メートルで10キロ先まで届き大地を切り裂き海を割る。
しかし全力をだせるのは月の無い夜だけであり、朝昼は眠くてしょうがない。
安定した実力はサブマスターの游月のほうがある。
サブマスター 游月
シャンシャンに家を貸している大家的な立場。趣味は建造物の鑑賞。
炎と氷を自由自在に操る妖怪。月の無い夜のシャンシャンと互角かそれ以上。
再生力も全力のシャンシャン以上である。普段は穏便だが家を壊されると
理性を失い怒り狂う…ので、恋歌のメンバー内では家で争うことは禁句だと
暗黙の了解がある。
らんきち
元は邪を払い魔を退治する巫女だったがある事件をきっかけに投獄される。
自分のしたことに間違いはないと妄信し結界を破り村の人間を殺害し
対魔刀を奪い清めの神から力を奪いその後行方しれずに。
ある日シャンシャンの噂を聞き月の無い夜に呼び出し
シャンシャンが弱らぬよう結界を貼り3カ月不眠不休で戦った末に敗れた。
シャンシャン曰く「とてつもない持久力と継続力をもった巫女」
推定年齢18歳。これは神の力を奪った時点で肉体が不老になったせいである。
無口で何を考えているかよくわからないがゆうととは相思相愛であり
ふたりの時間を邪魔されると酷く不機嫌になる。恋歌の4人いる対魔刀の保持者。
趣味は庭の手入れ。
ゆうと
元は妖怪退治・封印を生業とする対魔師であったが剛力の神の力を奪い
対魔刀とともに失踪。しばらくしてシャンシャンと対峙し
結界を貼り1カ月不眠不休の戦いの末、体力ぎれで負けるがその強さを見込まれ
シャンシャンの仲間になる。推定年齢16歳。特技は封印と結界。ゆうとの結界の力は
凄まじく世界を切り離すことができるほど。結界も薄い紙のようなものを
体に貼ることであえて隙をさらして攻撃を反射することも。
この結界は目に見えず触れて初めてそこに結界があったことが認識できる。
らんきちとは幼少期からの知り合いであり、幼いころから憧れていた。
シャンシャンからはらんきちとともに剣士としてはみられていない模様。
趣味は書物あさり。
金弧
元は神だったが平凡な毎日に飽きて退屈していた時
シャンシャンの噂を耳にする。夜シャンシャンを呼び出し戦うも
一晩では決着がつかず戦いは1カ月続いた。敗れた金弧はシャンシャンの
部下となり、新たに生きていくことを決めた。しばらくは気配も匂いも消して
素顔を隠し「一影」を名乗りその名の通りギルドマスターを差し置いて
一番だったが怒り狂った游月相手に防戦一方を強いられた。
金弧もゆうとと同じ一カ月という期間シャンシャンと戦っているが
ふたりと違い朝昼は休戦していた。対魔刀保有者4人目。
神ゆえにおよそ人間の思いつくことはほぼできる神力を使う。
シャンシャンが認める剣客のひとり。
見た目は20代から30代くらい。趣味は音楽鑑賞。
雷猫
猫の耳と尻尾をもつ妖怪。電気を自在に操り雷で移動、攻撃する。
帯電してる状態なら触れた相手を感電させることができる。
妖怪の中では幹部クラスの実力をもっているがらんきちやゆうとが
強すぎてかなわない。雷猫が相手を認めるときは自分と互角かそれ以上の実力者だけである。
趣味は天体観測。
佐丸
妖怪。肉の塊であり細胞の再生、増殖、形成ができる。
それゆえ回復力と再生力が高く負傷した仲間の治療が彼女の主な仕事。
治療は肉の空間にて行われ、死んでいないかぎり肉体は再生できる。
シャンシャンとは一番つきあいが長く昔は怪我をしたシャンシャンをよく治していたり
一緒に旅をしていた。趣味はお裁縫。
颯
ねこの獣人。雷猫とちがい肉体的にとてもすばやく通常の人間の100倍くらいの
反射神経と動体視力がある。颯曰く直線を走るなら風をも超える。
かけっこが大好きでハッピーウェザーの3兄妹がくると森や平原で
おにごっこをする。まだ幼かったころ死にかけのところを
佐丸に拾われ、游月の許可を得てシャンシャンの配下につくことになった。
朝昼は眠いらしく昼寝をしている。自分より上の妖怪や人間には
文字通りネコ被り、格下と思えば態度が大きくなる性格。趣味はぬいぐるみ集め。
腐敗
妖怪。その時、その場の土に還った亡骸を操り自分の手駒として操れる。
素肌は晒しておらず全身包帯に深くローブをかぶっている。
死体に指示をだすことで自動操縦することも。匂いに敏感な獣人の颯にとって
腐敗の体臭は酷いらしく、半径1m以内に入るのをすごく嫌う。
趣味は墓荒らし。強い生物の骨を集めることで無敵の屍の軍勢を作ることが夢。
枯葉
妖怪。様々な動物の体液や毒液、植物の根っこ、葉っぱなどを採取しており
毒や薬を作る調合、薬剤師。ババくさい話し方をするがシャンシャンより若く
游月よりは歳をとっている。枯葉の実力は賢さにありそれぞれ敵の長所、短所を
分析し、足りない部分を薬の知識と妖術で補って戦う。佐丸が外科医なら
枯葉は内科医である。解熱、解毒から快眠、快便まで幅広い薬をもっている。
穏やかな性格をしており争いは好まないが長年の経験を活かし
若者へ助言をするのが好き。趣味は異世界からもってきたPCを使ってのネットサーフィン。
守羅羅
魔物。コアを持たないタイプのスライムで水を自在に操る。
体積に加えて触れている水分も操れる。汚水、汚物が大の苦手で
自分の体が汚れそうになると切り離す。水辺での戦闘力が高く
雨の日でも高い制圧力を誇る。逆に砂漠や荒野での戦闘は不得手。
打撃、斬撃は効かないが全ての水が蒸発すると死んでしまう。
趣味は耐水性の洋服を買い物すること。
久我小三郎
人間。女がてら武士である。父が辻斬りにあってから
シャンシャンの通り名が人斬りだと知って夜に呼び出すも
あっけなく返り討ちにあう。誤解をとき真犯人の首を討ちとる。
それからはシャンシャンの元で剣を学ぶ・・・はずなのだが
太陽がでてる間はシャンシャンは基本寝ているので普段は
一人で修行するか金弧に稽古をつけてもらっている。
修行の傍ら恋歌の毎月かかる食費もろもろ含めた計算をしている。
趣味は書道、物書きで常時筆、墨、紙の三点を用意している。
蛇のギルド ギルドマスター サブマスター
ワープ
その名の通り瞬間移動する能力者。体に触れている物なら
移動させて攻撃に転用することもできる。
その肉体の強さはギルドマスターにふさわしく、
単純な戦闘能力が高い。のんきな性格。
コピー
能力は複製。触れた物を増やすことができる能力者。生物も複製できるが多少劣化する。
その気になれば無限にコピーすることができ圧倒的な数を増やせる。
本名はヒャダデイン。母親はマドローア。人間と蛇のハーフである。
技の名は影蛇活水、蛇喝葬殺。
スラッシュ
触れた物を斬ることができる能力者。銃弾が曲がったのは弾のカーブする
拳銃を使っていた。触れれば鉄だろうが斬れる、攻撃特化型。
触れなければいけないので遠距離戦には弱い。
どんなものでも切断できるが決して肉弾戦が弱いわけではない。
能力に目覚める前は剣士ということもあり主な武器は剣。
スタンプ
触れた物を拡大、収縮できる能力者。ただ大きくするだけではなく
伸ばしたり縮めたりもできる。主に石を大きくして潰すのを得意としてるから
スタンプと呼ばれている。彼女のコピーはことごとくやられているが
本体は決して弱いわけではない。
メタル
どんな物理攻撃も無効化する体をもった男。
その硬い体を活かして肉弾戦が得意。
ウィッチ
あらゆる魔法を使う魔法使い。女。
魔力においてはアミルより格上である。
オリオン魔法学校の卒業生であり、アミルとは同期。
ボム
あらゆるものを爆破させる能力をもつ。
その気になれば空気や自分の体を爆破できるが
自身の体は爆破の威力に耐えられないので
投石や相手の体に触れて爆破する。
ランス
蛇のギルドのなかでは珍しく臆病な性格で内向的。
実力はあるのだが怪我をするのがこわくて
本来の力を発揮できない。名前の通り武器は槍。