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ある場所で起きた、王道ど真ん中を行くようなラブコメ  作者: 野本 美羽
番外編3「二人、何年経っても寄り添って。」
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桜、夜ご飯を考える。

わーい100pt超えたーっ

「とりあえず片付いたな。疲れた……」

「そうですね。ちょっとお茶淹れてきます」


 祐樹くんに断ってから新しいお家の台所へ向かう。荷物が届いた今日のうちにある程度整理しておきたかったので、祐樹くんが手伝ってくれて助かった。


 うーん、とりあえず片付けが終わったのはいいけど、夜ご飯はどうしよう? 祐樹くんはあんまり自炊しないって前に言ってたし、今から食材を買ってきて祐樹くんと一緒に食べようか。


 あ、そうだ、祐樹くん自炊しないし、私の家も近いし、普段から私がご飯を作ってあげようかな。近いっていうか、隣のアパートだし。さすがに同じアパートは空いてなかった。残念。


 お茶を淹れ終わったので祐樹くんのところへ持っていく。祐樹くんは畳の上にあぐらをかいてぼけーっとしていた。


「祐樹くん、祐樹くん、お茶です」

「ん、ありがとう」

「あの、提案なのですが……祐樹くんが良かったら私が二人分ご飯作ろうかなって」

「……ほんとに? やってくれるのなら助かるけど、面倒じゃない?」

「別に一人分作るのも二人分作るのも変わらないですよ、任せてください!」

「そういうのなら……食費はちゃんと出すからね?」

「祐樹くんがそういうのなら。決まりですね。でもどっちの家で食べましょうか?」

「こっちの方が広いし、桜ちゃんさえ良ければここかな……」

「じゃあ合鍵を作っておきますね」

「……俺が言うのも何だけど不用心すぎない?」


 祐樹くんのことは全面的に信用してるから。そう呟いたけど、祐樹くんには聞こえなかったらしい。リビングには私たちがお茶を啜る音だけが響く。


 それにしても祐樹くんはまた一段とかっこよくなった。横目で自慢の彼氏を見ながらそう思う。祐樹くんが高校生だった時は少し幼さが残っていたけれど、大学生になって大人の魅力(?)が増した気がする。


 受験生としての一年間は辛かった。祐樹くんには会えないし、勉強はしっかりしないといけないし。一般的な心配事になる彼氏の浮気については全く気にしていない。だって祐樹くんだもん。


「ん、もう六時か……」

「あ、本当ですね。食材を買ってこないと……」

「いやいや、こういう日くらい外食しよう、外食。何食べたい?」

「そうですね……祐樹くんに任せます」

「うーん、じゃあ今日はあの店に行こうかな」

「私、ちょっとお財布とってきます」

「いやいや、奢るよ? これからご飯作って貰うし」

「……それではお言葉に甘えて」


 準備をしてから二人で街の中へ。当然手は繋いで、歩幅を合わせて。ゆっくりと二人で歩んでいく。


 ついに、待ちに待った、祐樹くんと二人で歩む大学生活が始まる。

前にも書きましたが、続きません。二人の大学生活はこれからだっ!

なぜなら、私の大学生活がまだだから……ま、待ってろよキャンパスライフゥゥ(Z会MAD感)

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