桜、夜ご飯を考える。
わーい100pt超えたーっ
「とりあえず片付いたな。疲れた……」
「そうですね。ちょっとお茶淹れてきます」
祐樹くんに断ってから新しいお家の台所へ向かう。荷物が届いた今日のうちにある程度整理しておきたかったので、祐樹くんが手伝ってくれて助かった。
うーん、とりあえず片付けが終わったのはいいけど、夜ご飯はどうしよう? 祐樹くんはあんまり自炊しないって前に言ってたし、今から食材を買ってきて祐樹くんと一緒に食べようか。
あ、そうだ、祐樹くん自炊しないし、私の家も近いし、普段から私がご飯を作ってあげようかな。近いっていうか、隣のアパートだし。さすがに同じアパートは空いてなかった。残念。
お茶を淹れ終わったので祐樹くんのところへ持っていく。祐樹くんは畳の上にあぐらをかいてぼけーっとしていた。
「祐樹くん、祐樹くん、お茶です」
「ん、ありがとう」
「あの、提案なのですが……祐樹くんが良かったら私が二人分ご飯作ろうかなって」
「……ほんとに? やってくれるのなら助かるけど、面倒じゃない?」
「別に一人分作るのも二人分作るのも変わらないですよ、任せてください!」
「そういうのなら……食費はちゃんと出すからね?」
「祐樹くんがそういうのなら。決まりですね。でもどっちの家で食べましょうか?」
「こっちの方が広いし、桜ちゃんさえ良ければここかな……」
「じゃあ合鍵を作っておきますね」
「……俺が言うのも何だけど不用心すぎない?」
祐樹くんのことは全面的に信用してるから。そう呟いたけど、祐樹くんには聞こえなかったらしい。リビングには私たちがお茶を啜る音だけが響く。
それにしても祐樹くんはまた一段とかっこよくなった。横目で自慢の彼氏を見ながらそう思う。祐樹くんが高校生だった時は少し幼さが残っていたけれど、大学生になって大人の魅力(?)が増した気がする。
受験生としての一年間は辛かった。祐樹くんには会えないし、勉強はしっかりしないといけないし。一般的な心配事になる彼氏の浮気については全く気にしていない。だって祐樹くんだもん。
「ん、もう六時か……」
「あ、本当ですね。食材を買ってこないと……」
「いやいや、こういう日くらい外食しよう、外食。何食べたい?」
「そうですね……祐樹くんに任せます」
「うーん、じゃあ今日はあの店に行こうかな」
「私、ちょっとお財布とってきます」
「いやいや、奢るよ? これからご飯作って貰うし」
「……それではお言葉に甘えて」
準備をしてから二人で街の中へ。当然手は繋いで、歩幅を合わせて。ゆっくりと二人で歩んでいく。
ついに、待ちに待った、祐樹くんと二人で歩む大学生活が始まる。
前にも書きましたが、続きません。二人の大学生活はこれからだっ!
なぜなら、私の大学生活がまだだから……ま、待ってろよキャンパスライフゥゥ(Z会MAD感)




