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ある場所で起きた、王道ど真ん中を行くようなラブコメ  作者: 野本 美羽
本編「二人、出会ったり惹かれたり。」
12/40

私、仕掛けたり考えたり。




う、あうあう……

何気ない風を装って手を繋いでみたけれど、これは思った以上に恥ずかしい。私の方が前を歩いているから顔は見られていないが、きっと真っ赤になっていることだろう。


先輩に、はしたないとか思われないだろうか……

ふとそんな考えが頭をよぎる。ちらっと後ろの先輩の様子を伺うと、驚いて私の為すがままになっている感じだった。嫌がっていないのは良いことだが、もうちょっと恥ずかしがってくれてもいいんじゃないかな……


でも、まだまだこれからだ。普通なら恋人同士でやるようなことを知らない風を装ってやれば、嫌でも意識するはず。上手くいけば「コイツ気があるのかも!?」なんて思って先輩から告白してもらえるかも……!


とにかく、一番大事なのは作戦だとばれないこと。舞い上がり過ぎると変な子だと思われる。かと言って表情を殺し過ぎると、楽しくないのかと先輩に気をつかわれる可能性が高い。


先輩、今日も二十分前から待ち合わせ場所に居た。やっぱり優しい人だ。実は私、三十分前からこっそり見ていたのだ。十分わざと遅らせたのは、恋人っぽい会話がしたかったから。あとから来た方が会話の主導権を握れるかなと思ったし。


さて、次は映画を見に行く予定だ。手を緩めずに仕掛け続けていくよっ……!




サブタイトル?がいつも一番悩む。

今後も本作をよろしくお願いします。

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