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ある場所で起きた、王道ど真ん中を行くようなラブコメ  作者: 野本 美羽
本編「二人、出会ったり惹かれたり。」
11/40

俺、日曜に外出する。




ついに日曜日がやってきた。普段の俺はいつも午前中ずっと寝ているので、少し体がだるい。服とかのセンスにも自信ないし、女の子と出かけたことなんてないから緊張する。


やっぱり男として女の子を待たせるわけにはいかないので、早めに出た。結果、二十分前に待ち合わせ場所についた。まあ、緊張して落ち着かなくて、家を早く出てしまったというのもある。


端から見ると一人そわそわしてて浮いてるんだろうな、と思う。それを周りから見られてる気がしてさらに落ち着かない。視線に慣れてない人特有の症状だな。


そうしてそわそわとスマホゲームをしながら待つこと十分、桜ちゃんが小走りでこっちに来るのを見つけた。可愛い。


「お待たせしましたか?」


「いや、今来たところだから。」


まるでお手本のようなカップルの会話で、なんというか……照れる。


「それでは行きましょう!」


少しテンション高めの桜ちゃんは、ごく自然に俺と手をつないで、引っぱった。ちょっと、女の子特有の手の柔らかさとか、髪からかすかに香るいい匂いとか、女性に対する免疫がゼロな俺には刺激が強すぎる。


たぶん今の俺に突き刺さるような視線は気のせいじゃないんだろうな………んて思いながら、俺は桜ちゃんに引っぱられていった。




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