私、路地裏に引きずり込まれる。
この作品は女性視点、男性視点がコロコロと入れ替わっていきます。タイトルで誰視点かわかるようにします。
男なんて嫌いだ。
私のことを舐め回すような目で見てくるし、何度もしつこく話しかけてくる人も多いし、告白なんかでせっかくの休み時間や放課後に呼び出してくる。
角が立たないように断るのも大変だ。
そもそも、「一目惚れしました!」って知らない人から言われても困る。
なぜそれで脈があると思うのかわからない。
それはともかくとして、私は男という生き物に対して悪いイメージしかない。
だから、柄の悪い男たちに強引に路地裏に連れこまれても、恐怖より諦めと悲しみの方が強い。
これからひどいことされるんだろうなと思うと、無性に泣きたくなる。
産んでくれた親には感謝してるけど、もっと地味で平均的な顔立ちに生まれたかった。
「へっへっへ、やけに大人しいじゃねえか、実は楽しみなんじゃねえのか?」
「大人しそうな見た目して実はビッチなんじゃねえのかぁ〜?」
ぎゃっははは!と下品な笑い声。見た目通りの汚さだ。
俯いて黙っている私をおびえていると解釈したのか、男たちは、一歩、また一歩と近づいてくる。
怖い、とても怖い。悲しい、とても悲しい。
せめてもの抵抗として私は目をつぶった。
そういえば今日は夕方から雨が降るかもと言ってたな、などとどうでも良いことを思い出しながら。
「こんなタグをつけたら?」といったご意見も受け付けております。是非感想、ポイント評価をお願いします。




