第六話 : ギルド
テンプレギルド説明
俺は冒険者ギルドの前に居た
変な輩に絡まれたりしないかな・・・
少し不安である
「まあなるようになるだろう」
そう呟き俺はギルドも扉を開けた
どうやらギルドと酒場が一緒になっているようである
・・・それにしては静かすぎないか・・・?
まあ冒険者ってこんな感じなのかな~と思いつつ受付と思われる所まで進んでいく
すると
「ようよう坊ちゃん、こんなところまでおつかいかい?」
酔っぱらいが俺に絡んでくる
やはり酒場だなあと関心しながら
酔っぱらいは無視するのが一番と決めているので気にせず進む
「っっ!おいっ!無視してんじゃねえ!!」
酔っぱらいが逆ギレしてきた
なんて厚かましいんだろう
ちょっと避けようかなあと思っていたら勢いあまって酔っぱらいの背後に立っていた
何だ今のは、これが身体能力上昇の恩恵ってことか・・・?
まあいいか
この酔っぱらいどうしようかなあ
殺すのは多分まずいだろうしどこかに飛ばすのもダメなんじゃないんだろうか
気絶させるのが一番かな
そう考えると
親指を曲げ、他の四本の指を密着させ手刀の構えを取る
「何か手頃なスキルないかな・・・」
・・・お、あったあった
これば便利そうだ
「手刀:麻痺」
この初級スキルはダメージは無く、ただ相手を戦闘不能にさせる技である
本当に便利だ
まあ正当防衛気味だったし周りに人いっぱいいたし許してくれるでしょう
そのまま俺は受け付けに行く
「すいませーん
冒険者登録したいんですが」
そういい猫耳をつけたギルドのカウンターの女を見る
すると頭のなかにこの女の情報が流れ込んでくる
name:ティル
種族:獣人
age19
lv:53
冒険者ランク : A
体力:4023
魔法力:1023
称号:ギルドカウンター、アイドル
スキル:双剣一部、初級魔法一部
・・・この人Aランクなのか
Aランクって事はそこそこ高いってことだよな・・・?
なんで受付なんてやってるんだろう
「・・・はい、登録ですね
文字は書けますか?」
いけない
ボーッとしてた
「はい、多分できます」
言語理解が文字まで反映されるかは謎だがまあダメだった時はだめだった時だろう
記入欄だが、名前、年齢、得意技の欄がある。得意技か・・・
「すみません、この得意技ってところなんですが」
「はい、何ですか?」
「魔法と剣どちらとも神級までは使えるのですがどうしたらいいですか?」
「・・・ッニャ・・・?」
あ、猫っぽい
「そんな・・・神級のスキルはこの世界探しても誰も使えなかったはず・・・この少年が嘘付いているとしか・・・でもこの溢れ出てる魔力保有量・・・ダメ・・・私の判断じゃ無理・・・」
急にどうしたんだろうこの受付の人は
ぶつぶつ言い出した
まあ神様の恩恵かわからないけど全部聞こえるんだけどね
「まあ魔法剣士とかで大丈夫かな・・・
はいできました、コレで大丈夫ですか?」
「・・・!・・・はい、大丈夫ですよ」
「良かった
すみませんお金の価値とかギルド制度とかよくわからないので説明してもらってもいいですか?」
「えぇ・・・
まずお金ですが・・・ 銅貨、銀貨、金貨、白金貨、青白金貨があります・・・銅貨はパン1個ほど買える価値をもっています、銀貨はパン10個ほどですね金貨はパン100個ほどです」
銅貨が100円くらいで銀貨が1000円くらいか
慣れてきたのかとぎれとぎれだった口調も戻ってきた
「続いてギルド制度ですがランク制を採用しています、下からF、E、D、C、B、A、S、SS、SSSとなっています
Sクラスは現在世界で10人しか居ませんねSSは一人しか居ませんし、SSSはまだ誰も到達できていません
そして受注できるクエストですが自分のランクより一つ上は受注することが出来ます、ただし失敗が3回続けば受注することは出来なくなります。
・・・そんなところですかね
後は指名依頼や王宮からの依頼などがありますね
あとモンスターはこちらに持ってきていただければ買い取りをさせていただきますので宜しくお願いします」
だ、そうだ
モンスターを売る時はよろしくしていただこう
「はい、これがギルドカードになります。なくした場合再発行に金貨3枚必要になりますので気をつけてくださいね」
「わかりました」
絶対に無くさないよう俺は誓った