第四話 : 初めての出会い
ご都合テンプレです
いざ飛んだはいいもののあの国に冒険者制度があるかどうかは謎である、
うーんどうしよう・・・
そう考えていると何人かがこちらに向かってきているのが見えた
あの国から出てきた人だしあいつらに聞いてみよう
「異世界で初めてのコンタクトだ・・・ 緊張するな・・・」
心臓がドキドキである
「この世界の人々がどれくらいの強さなのかわからないしな・・・もし攻撃されたらテレポートでも使って逃げよう」
と、不安に思いつつ黒ずくめの人たちの前に降り立ちあの国を指差し問いかける
「あの、あの国って冒険者制度あります?」
・・・なんだろう
何も答えてくれない
言語理解というスキルは俺が言った言葉は反映してくれないということだろうか・・・
それに何か踏ん張っているようにも見える
何か俺スキル発動してたっけ・・・
「あっ」
見てみると威圧というスキルが発動されていた
緊張して無意識で発動していたらしい
無意識で発動していたためあまり効果はなかったようだ
失敗に気づき威圧を解く
「ん・・・あれ・・・急に軽くなったな」
黒ずくめの一人が聞こえない声で呟く
そして俺はもう一度あの国を指差し
「すみません、あの国には冒険者制度はありますか」
「ん・・・あぁ・・・あるにはあるが・・・何をしに行くんだ・・・?」
黒ずくめのの人が聞いてくる
こんな初心者みたいな格好の俺がやることなんてひとつかないだろうに
「冒険者登録しに行くんですよ」
「はっ・・・?」
間の抜けた顔をしている
大丈夫なのかこの人たちは
「だから冒険者になりに行くんですよ俺」
「あぁそうか・・・
ところで森で魔法使ったのは君か・・・?」
やばい、見られてたのかなそれとも森で魔法使ったらやばかったのかな
「えぇそうですが・・・
まずかったですか?」
「いや・・・まずいということはないが・・・あまりにも威力が強すぎたのでな・・・あそこには超初級モンスターしか居ないし敵襲かと思ったのだ」
あぁ良かった。罪犯してたらあの国入れないかもしれないしね
でも上級魔法で騒ぎ過ぎじゃないんだろうか
「情報ありがとうございます
では俺は国へ向かうのでまた」
「あぁ・・・」
さっきからあの人は間抜け顔しか晒してないが大丈夫なんだろうか
まぁいいか、そうと決まればあの国へ向かおう
あ、そういえば通行料とか必要なのかな・・・
ちょっと聞いてみよう
「あの、国へ入るのにお金は必要ですか?」
「ん・・・あぁ必要だぞ銀貨二枚だ」
銀貨だと・・・そんなものは持ってない・・・
聞くしか無い・・・
「無い場合はどうしたらいいですか?」
「そうだな・・・冒険者になりたいのであれば素性確認水晶に手を当て何も起こらなければそのまま冒険者ギルドへ行くと通行料は免除になる」
お得な情報をゲットしてしまった
これで大丈夫だろう
「ありがとうございます、親切な方々」
ただで入れることも分かったし早速向かおう
いざ、未知なる場所へ