第二話 : 現状確認
続くテンプレ
気が付くと俺は森の中に居た
木々が生い茂り出口がどこにあるか分からない
遠くではモンスターの鳴き声かと思われる声も聞こえて来くる
「とりあえず現状を確認しないとな・・・」
そう呟き俺は色々ためしてみることにした
取り敢えずどのように使える能力を神様がくれたのかを知りたい
ステータス画面でもあれば便利なんだけどな・・・
と考えた矢先
頭の中に、俺に関する情報が流れ込んできた
name:カムロナオキ
種族:人間
age16
lv:1
体力:603402
魔法力:902130
称号:異世界人、魔導王、剣王、この世を統べる器
スキル:言語理解、全魔法、全剣、神眼、詠唱破棄
「何かすごいことになってるな・・・」
さらに詳しく見ていると
異世界人・・・異世界の訪問者
魔導王・・・魔導を極めしもの
剣王・・・剣を極めしもの
この世を統べる器・・・世界を手に入れれるもの
言語理解・・・全ての言葉を理解することができる
全魔法・・・全ての魔法を使用可
全剣・・・全ての剣のスキルを使用可
神眼・・・見るだけでそのものの情報を得られる
詠唱破棄・・・詠唱いらず
神様はたいへんすばらしいものを俺に与えてくれたようだ
魔法や剣の欄を詳しく見ていると注釈も出てきた
※スキルには初級、中級、上級、特級、特上級、魔級、王級、神級があります
「なるほどなあ、そうと決まればまずは魔法だよな
どこか魔法を唱えれる場所は・・・
まあいいか」
そうすると俺は頭の中で思い描いた魔法を実行してみる
「メテオ」
そう上級魔法を念じると俺の頭上に半径10mの炎の玉が生成された
「本当に出た・・・」
感動を覚える
俺が今まで夢見てきたことが現実で出来るのだ
今の俺ならなんでも出来そうな気もしてくる
しかし炎の玉の処理はどうしようか。
「まあいいか」
ポイッっとそれを森に投げる
すると
ゴゴゴゴゴゴゴとすごい勢いで森が削られていく
鳥や獣たちが逃げまわる
今森はちょっとしたパニックに陥ってると行っても過言ではないだろう
「はは、上級でこれか、これはすごい
ところでモンスターはどこにいるんだろう・・・」
不意にモンスターを倒したくなった俺は
「サーチ」
自分の回りにいる生命体を探る魔法だ
すると後方の30m先に反応があった
「そこか・・・」
居るには居たがさっきのメテオで近くに居るモンスターはどこか遠くへ行ってしまったようだ
こんなに遠くだとあんまり見えないし手応えも感じなさそうなのでまた今度にすることにしよう
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そんなこんなで俺は森を出ることにした
いい加減見渡す限りの木々たちには飽きてきたのである
何か便利な魔法は無いものか・・・ あった
「フライ」
言わずもがな空を飛ぶ魔法である
「なんでもありだなあ」
そう呟き上昇する
すると近くに街が見えるのでそこにたどり着き異世界に行った時の夢である冒険者にでもなろうかなと夢を馳せるのであった