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アプローチ

尾形はあまりにもショッキングな笹本の決心を聞かされてしまいます。

尾形君の誕生日よね!ご飯食べようね!

そうだ!お好み焼き、食べようか!


笹本からそう誘われて、尾形は照れくささを隠して大学の近くのお好み焼き屋に入った。


ずっと下を向いている尾形。

鉄板から、お好み焼きが焼ける香ばしい匂いがたってくる。

うわぁ!おいしそう!


そう思った尾形の耳に、笹本の声が飛び込んできた。

「ねぇ?尾形君。目の覚めるようなお話、あるの・・・・。あたし、クラブ辞めようかと思う」


尾形はあまりのショックに、思わず顔を上げる。

「な、何!!!」クラブを辞める??」


それを聞いた後、尾形はどうやってお好み焼きを食べたのか、どんな味だったかを覚えていなかった。

笹本は食べ終わって外に出た後、尾形に聞いてきた。

「ねぇ?おいしかった?」


思わず尾形はカッとなって怒鳴った。

「笹本!!お前がクラブ辞めるって聞いて、なんでご飯が美味いんや!」


笹本はしゅんとなって一言「あーぁ」としか返事をしなかった。


お好み焼き屋の近くには、割と大きな川が流れていて、川べりは散歩できるように整備されていた。

尾形は笹本を川べりへ誘って座らせた。

何があっても、彼女の決心を覆さなくては!そう決意していた。

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