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時は過ぎて

尾形と笹本は、大学生になって二度目の春を迎えます。

時は過ぎて、尾形と笹本は2回生となった。

後輩を自分のセクションに呼び込むため、新入生の分捕り合戦がサークルの中で起きていた。


尾形と笹本のセクションは、2回生が男2人が加入して合計6人となっていた。

また、4月を持って3回生がサークル運営を取り仕切るようになっていた。


新入生は、サークル内のセクションの雰囲気や活動内容を何回か見て周り、所属するセクションを決める事になっている。

少しでも多くの新入生が欲しい各セクションは、楽しさや良い雰囲気を演出するのに必死だった。

のだが・・・・・


スピーチセクションは、雰囲気が最悪だった。

2回生がお互いに仲間割れを起こし、その雰囲気の悪さがモロに新入生に伝わってしまったのである。

新入生の所属するセクションを表明する日。

スピーチセクションの雰囲気はまるで霊柩車か、お通夜のようであった。

スピセクに所属表明する新入生が、ゼロだったのである。


セクションリーダーは当然落ち込み、尾形や笹本ら新2回生も落ち込んでしまった。


新入生のいないセクション活動。

みんな努めて明るく振舞ったが、新入生のいない寂しさは埋めようがなかった。


もっとも、途中から入部したいと言う1回生が現れたから救われたのだが。


さて、6月は尾形の誕生月である。

笹本はその事を知っていて、食事に誘ってくれた。

1月の笹本の誕生日に、尾形は食事をご馳走していたから、そのお返しと言う事だった。


彼女と2人っきりで食事できるんだ・・・・そう思ったら、尾形の心は躍った。

しかしこの食事の場で尾形は、笹本からとんでもない事を切り出される事になるのだ・・・・・

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