ギルド結成
とりあえず人物紹介のあたりまではかけたのではと思います。
では、どうぞ。
シャルが言った後、ニムが問題点を言った。
「つぎに身分証名書ですね。土の国に行くならこれは必要でしょう」
身分証明書は自国でないと再発行できない。しかし、例外なら何個かあるはずだ。
「ほかには、その国の上位貴族になるかギルドを作ってギルドごとの身分証明書を出すかだな」
カイツが言った。上級貴族になる方法は少なくとも移籍して3年たたないといけないので却下。
ギルドのほうは5人以上必要だからこれも無理か、ん?
「シャルをギルドメンバーに入れるってのはどうだろう?」
シャルのメンバーに入れれば、5人になって、ギルドを作れる条件に一致する。
しかし、戦闘ができないシャルをギルドの一員と数えるのには少し無理があった。
それを見透かしたようにニムが言った。
「戦えない人をパーティに入れるのはどうかとおもいますが、その分危険も増えるわけですし」
すると、驚いたことにシャルが反論した。
「えっと、わたし皆さんの援護くらいはできますよ。巫女ですし」
これには皆が驚いた。カイツが皆の疑問を代表して言った。
「巫女ってあの光の国のエクストラジョブか?なれる人間はかなり少ないって聞いたことがあるんだが」
カイツの言ったとおり、その国々ごとしかなれないエクストラジョブという職業がある。風の国では飛行士とかその国に関係するものが多い。その中でも光の国の巫女はなるのが一番難しいと呼ばれる分類にはいっている。ちなみにサイキが敵対したテンプル騎士もそのひとつだ。
「はい~、その巫女ですよ。攻撃手段は無いですけどね」
巫女と言う職業は自ら攻撃する術は全く持ち合わせていないものの、それを差し引いてもおつりが来るくらいの回復・支援魔法が使える。と言うことを聞いたことがあった。
「とはいっても、まだそこまで上位魔法は覚えてないですけど。簡単な援護はできますよ」
それを聞いて、サイキは思案した。
(もしかしたら、シャルをパーティに入れたら逆に戦力強化できるんじゃないか?)
「もう一度言うけど、シャルを入れてギルドを作らないか?」
ニムもそこに行き当たってたようで頷いた。
「おお、やっと俺たちのギルドが作れるのか、新しい仕事も受けられるようになるし、俺は大賛成だぜ」
カイツも了承してくれた。
シルラにいたっては乗り気なようで、早速こんなことを言ってきた
「ね、ギルドを作るんだったら、立派な名前が必要じゃない?どうするの?」
ギルドの名前、これは大切だ。ギルドは一度名前を決めたら、もう変えられない。どうしても変えたい時は一度ギルドを解散して、もう一度作り直すしかない。
「そうねぇ、ウイングアローとかどうかしら?」
「それだと、なんか全員狩人みたいじゃないか、却下だな。他に何か無いか?」
と言ったものの、カイツはかっこよければいい、二ムは名乗りやすければ何でもいいということで特に希望は無かった。サイキは、さっきから話していないシャルに話を振ってみた。
「シャルはなんかいいの思いついたか?」
いきなり話を振られたシャルはふぇ?とかわいい、いやいや驚いた声を上げた。
「えっと、私なんかが決めていいんですか?さっきであったばかりなのに」
「いいって、そんなこと気にしなくて」
それを聞いてしゃるがおずおずと言った。
「ええっと、翼ってのが気に入ったのでこの国の名前もかけて疾風の翼なんてどうでしょうか」
「疾風の翼ね・・・いいんじゃないか、皆はどう思う」
サイキがそう聞くと皆も気に入ったようで賛成と全員が言った。
シャルだけがえ?え?と戸惑っている。
「それじゃあ、俺たちは今日から疾風の翼な。他に決めることってあったっけか?」
「あとはギルドリーダーを決めるだけだと思います。私はサイキがいいと思いますが」
「な!?おれか?ニムの方がよっぽど適任じゃ・・」
それに言い返したのはカイツだった。
「言いだしっぺがやるもんだぜ、だからサイキがやるべきだ」
それに合わせてシルラもうんうんと頷いている。
のこったシャルに顔を向けてみると、大きくこくんと頷かれた。同やら勝負あったようだ。
「わかったよ、俺がやる。その代わり、俺一人ではできないこともたくさんあるからみんな手伝ってくれ」
サイキはそういって、ふと思い出したことを言った。
「そうだ、皆に話すことと、シャルに聞いておきたい事があるんだが」
そういって、シャルを見る。シャルも意思を汲み取ってくれくれたようで了解の意思を表す。
「俺がシャルを見つけたとき、シャルはテンプル騎士におわれていたんだ。何故だと理由は聞かない、その代わりもう一度追って来ることがあるのか聞きたい」
この話に皆は驚いたようだった。シャルが話しを引き取る。
「気遣い、有難うございます。それでその質問の答えは、ない。と言いたいんですが、多分追ってくるでしょう」
「じゃあ、次に奴らが何時ごろ来るかは分かるか?」
「えっと・・・サイキさんを見つけたので一度国に帰ってからになるとは思いますが・・・」
それを続けたのはニムだった。
「大体の日数なら計算できますよ。シャルさん、貴方がここまで来るのに何日かかりましたか?」
シャルは一瞬思案したが、すぐに答えた。
「シャルでいいですよ。山脈にたどり着くまで3日、サイキさんと会ったのがそれから半日です」
「では戻るのに4日、取って返すのに4日でしょうか。彼らも休まないで来るとは思えないので少なくとも二週間は大丈夫ですよ」
二週間か、すぐに出発しなくてもまだ余裕はあるようだ。
「そこで提案なのですが、一週間この国でギルドの生活になれて、その後出発と言うのはどうですか?」
とニムが言った。サイキはこれについて思案してみた。確かにニムの言うとおりである。シャルの疲れもあるだろう。ここは少し余裕を持つべきだ。
「じゃあ、ニムの提案を呑もうと思う。明日から一週間、このパーティになれてその後、出発しよう。皆それでいいか?」
シャルもどうやら賛成のようである。次に話したのはカイツだった。
「あのよぅサイキ、俺ギルドを作ったら絶対受けたいクエストがあったんだが、いいか?」
「ああ、でも初仕事なんだから余り難しいのは辞めとけよ」
「おう、わかったぜ」
あっちではシルラとシャルがはなしている。
「ねぇ、シャル。貴方、服あれしか持って無いでしょう?明日買いに行かない?」
「え、でもわたしお金持って持ってないですし」
「いいのよそれくらい。ねね、行こ」
ガールズトークが始まっていた。きゃいきゃいしたのにはサイキはついていけないので、ニムに話しかける。
「ニム、ギルドを作るには同盟に行って登録受付すればいいんだよな?その際の書類なんだけど・・・」
「分かってますよ、こまごましたのは私がやります。カイツも付いて来て下さい。ああ、貴方たち二人は残ってて大丈夫ですよ」
そういって、サイキたち三人は同盟に行ってギルドを結成した。
サイキはその場で書く必要事項を書いた後、こまごまとした書類を貰い、同盟を後にした。ニムが後は引き受けてくれるといったので、今日はここで解散したのであった。
感想・アドバイス等何かありましたらよろしくお願いします。




