理由
5話です。
ヒロインの名前出しました!
この小説読んでると作者の好きな小説とか分かると思います。
では、どうぞ。
「それを話すのは少し長くなります・・・・・・」
ためらいがちに、少女がそういった。
サイキは皆にも説明したほうががいいだろうと思い、球状の物体を取り出した。
ふと気がついたが、彼女は軽い。サイキの片手で支えられる体重なのだから。コレがシルラなら・・・・その先はいわないでおこう。
「救助者が見つかった、入り口で落ち合おう」
とだけ言って通信を切った。続いて少女に質問をする。
「話すのは、みんなのところに着いてからでいいけど、君は一人で山脈を越えてきたの?」
もっともな疑問を聞いた。すると少女は、もう一度こくんと頷いて、
「山脈までは、一人できたんですけど降り始めたあたりで追っ手に見つかって・・・・」
コレには驚いた。自分と変わらないか少し下の少女が護衛も付けずに山脈を越えてきたのだ。サイキでも一人で越えるのは困難だろう。
「すごいな・・・えーっと・・」
「シャントリーネと言います」
「シャン・・・少し呼びにくいな。シャルじゃだめか?」
「あ、は、はい。構いません。えっと・・・」
「サイキだ。サイキ・レーゲン」
「サイキさんですか、改めて先ほどはありがとうございます」
「サイキでいいよ、それに何か理由があるんだろ?」
そうこういってる内に、山脈の入り口付近に着いた。よく見ると、皆もう戻っているようだ。
「おそいよ~~って、何であんた知らない女の子お姫様抱っこしてるのよ??」
とシルラが言って、初めて抱えたまま走っていたことにきがついた。
サイキとシャルはそろって顔を赤くした。
え、だって緊急事態だったし、この方が早いし・・・・・などと言い訳を考えたが、何一つ言葉に出なかった。とりあえず、急いでシャルを降ろし、話を無理やりそらすことにした。
「えっと、彼女シャルっていうんだけど、いろいろ訳ありらしいんだよ。とりあえず、ここを離れた方がいいから一回風の国に戻ろう」
皆、理解できたわけではなかったが真面目な話だと言うことは分かったので、サイキの指示に従うことにした。シルラはあとできちんと教えなさいよーとニヤニヤしていたが。
そのまま、サイキたちは平原を後にした。
「で、どういうことなんですか?」
とニムが聞いてきた。
場所は、サイキの家に移してある。初めは同盟で話を聞こうと思ったのだが、シャルの服があまりにも人の目を引くので、ここに移動したのであった。シャルも今は、普通の服に着替えてある。サイキとシルラは一緒の家で、別々の部屋で生活している。そのため、シルラの服を貸してもらったのであった。
いろいろあって、よっくと見ていなかったがこうして見るとその、シャルは結構かわいかった。
(服変わっても変わらないな、いやこっちのほうが可愛いか、ああ、もう何言ってんだ、いやお世辞とかじゃなくて本心でああああああ)
とサイキは心の中で悶絶しながらシャルの話に耳を傾けた。
「じゃあ、話しますね・・・・」
シャルが話し始めたのは、考えていたよりもずっと深刻な話だった。
感想・アドバイス等何かありましたらよろしくお願いします。




