帰還
本編に入ります、よろしくお願いします。
門をくぐるとすぐに、人々の喧騒にあった。
それらを無視して、目的の場所にたどり着くとサイキは手続きを済ませた。
「よし、コレで終了」
あとは、機械が勝手にやってくれる・・、そう思い辺りを見渡した。
ここは同盟、人々がクエストを受けたり、逆に出したりする場所だ。
人々が仕事を頼みに来たり、それを見に来る傭兵やギルドの面々でいつもここは人で溢れている。
そのほかにもここでは食事も出していて、そういう人たちだけでなく一般の人も気楽に来れるようになっている。サイキは目的の人物を見つけるのと同時に後ろで音がなった。
手続き完了の文字が出るとその場を後にしさっき見つけたテーブルに近づいていく。テーブルには2人の先客がいた。1人は男、1人は女だ。
「おそ~~~い!!!!」
と、女の方から声がかかった。
彼女はシルラ。サイキの従妹でよくサイキたちとパーティを組んでいる。
肩までの桜色の髪が特徴的な少女で、背中には彼女の武器である弓をさげていた。
「おそいって・・まだ予定時間前だろ、それにカイツもまだ来てないんだし」
といって、席に着く。
「まあ、カイツが遅れてくるのはいつものことだし」
ともう片方の男が困ったように言う。
彼はニム。サイキと幼馴染で、職業はアルケミスト。まだヒーラーがいないサイキたちのパーティでポーションを作ってくれている。
「わりぃ、遅くなった~~~」
と大して気持ちの入ってない声で言って、男が入ってきた。
彼はカイツ。最近サイキのパーティに入ってきた男で、ここに来る前は火の国にいたのだという。
「ちょっと、遅いじゃないの!!」
シルラがサイキのときと同じように言った。
「 何だよ、少し遅れただけじゃねーか」
反射的に、カイツが言い返す。
この2人はもともと馬が合わないのだ、初めにあったときからそうだった。今も二人でぎゃいのぎゃいの言い争っている。
「二人ともー、そろそろ話しに入りたいんですけど」
そしてそれを止めるのが二ム。いつものことであった。
「んで、話って何よ、しょーもないことで呼び出したんじゃないでしょうね」
シルラが話をふった。
そして、それまで黙っていたサイキが口を開いた。
「んーと、今終わったクエのほかにもうひとつ受けているんだ。ちょっと一人では無理だから、明日手伝って欲しいんだけど・・」
と言って、クエストの紙を皆が見えるようにテーブルの中心においた。
内容は、風の国から少しはなれたところにノーテラス平原というところがある。そこに出てきた飛行形モンスターを倒して欲しいとの事だった。
「飛行形ってだけなのが気になりますね」
ニムが言った。彼は、モンスターの生態にも詳しい。いつもならモンスターごとの対策をしていくのだが、飛行形というだけでは彼もさすがに分からないようだった。
「あー、どうしてこんな面倒なの行かないといけないのかしら、まあいいけど」
めんどくさそうにシルラが言った。
「ギルドを組めば、もう少しいいのができるんだけどな・・」
カイツが呟くように言った。この世界には即席で組むパーティのほかに、ほとんど同じパーティで組むギルドというものがある。サイキたちもいつも同じ面子で組んでるのでギルドを組んでもいいのだが、問題点があって、組めないのだ。それは何か、簡単だ。
人数が足りないのだ。ギルドを組むには最低でも5人必要になる、しかしサイキたちは4人しかいない。
他の人を入れるにも信頼がないとダメなのでサイキたちはギルドを組めないでいた。
ギルドを組むと様々な特権があり、受けられるクエストが増えるのだ。
「ないものねだりしても仕方ないさ、みんな手伝ってくれるってとこでいいんだな?」
サイキを除く全員がうなずいた。
「じゃあ、今日は解散しよう、明日の準備があるだろうし」
そうサイキが言ってその日は解散したのだった。
そのクエストが今の生活をがらりと変えてしまうとは知らずに・・・・・
感想・アドバイス等お願いします。




