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疾風の翼  作者: れきさに
2章 氷の城編
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宿での事

恋愛面は書くのが難しいです・・・

いやな予感も書いて見ましたww

では、どうぞ。

程なくして、宿に着いた。


「一応、何が来てもいいように心の準備だけはしとかないとな」


「そうだね・・・」


シャルが同意する。

宿の扉に手をかける。そして、意を決して扉を開けた。


「ようこそ~~~~~!!」


空けた瞬間、シルラが元気よく声をかけてきた。


「お前な・・・違う客だったらどうするんだよ」


「ん~~、そのときはそのとき?」


「疑問に疑問を返すな。それで、何をしてくれたんだ?」


一連の応酬のあと、シルラに尋ねた。


「良くぞ聞いてくれました!!今回は、部屋割りを私がしたんだよ~~」


「部屋割り?それで?」


シルラの説明は、よっくと要領を得ない。


「まず、この宿って2人部屋と1人部屋があるのよ。そして、特に理由もないし、2人部屋2つと1人部屋1つをとったの」


ここまでは正論だ。しかし、いやな予感は消えるどころかどんどん増え続けている。

何を企んでいる・・・・・・


「んで、その部屋割りなんだけど、私はとっても優しいから、私が一人部屋を使うことに決めました~~」


「は?」


シルラの言ったことに対して、思考が追いつかない。えっと・・・


「だから、私が一人部屋を使って、ニムとカイツが同じで、残った2人部屋は残った2人にプレゼント!!」


ちょっと待てよ・・・シルラとニム、カイツ以外の残った2人って・・・・・

俺とシャルか!!

思考が追いついて来たところで、当然のごとく反論する。


「おい、なんで俺とシャルが同じ部屋なんだよ。お前とシャルが同じ部屋使えばいい事じゃな・・・」


そこまで言いかけて、やっと気づく。目の前の奴の企みに・・・

シルラの方を向くと、ニヤニヤとした笑いを顔に浮かべながら言ってきた。


「そーいう事。ま、私に宿取りまかせたのが失敗だったわね~~。もう、決定事項だからね~」


迂闊だった・・・心の準備をしていても、やはりどうこうなるものではなかった・・・

いや、まだ道はある!

くるっと振り向き、今まで話を傍観していたニムに話しかける。


「ニム、取った部屋の場所分かるか?」


「ええ、2階の一番奥の3部屋です。ちなみに一番手前が1人部屋ですが・・」


ならば、一人部屋を先に占領してしまうしかない。かすかな希望にかけて2階に上がろうとした時、


「あ、一人部屋は、もう私の荷物運んで鍵掛けといたから」


シルラのとどめの一撃を食らい、ばたっと倒れる。最後の道が消えて行った・・・


「私がそんなへまする訳無いでしょ」


その通りだった。何とか持ち直し、もう一度確かめる。


「部屋割りは、シルラが一人部屋。ニムとカイツ、俺とシャルに分かれるのな」


「お、認めたんだ~~。せっかく、あんな事やこんな事ができるようにしてあげたんだから」


「誰がするか!」


とてつもない脱力感を感じながらも、近くにあった時計を確認すると、もう7時を越えていた。

あれ、そういえばシャルが全く反応が無かったんだが・・・・

そう思いつつ、シャルの方向を見てみると、

顔を真っ赤にして、ショートしていた。

まだ持ち直せてないのか・・・・・

とりあえずシャルに声をかける。


「おーい、大丈夫かー。荷物置いて来るぞー」


などと言っても全く反応が無いので、シャルが背負っている荷物を預かる。


「俺、荷物置いてくるから先に夕食食べてていいぞ。あ、動かなくなったシャルも連れて行ってくれ」


「りょーかい、これ鍵ね」


と言って鍵を放り投げてくる。片手でそれを受け取り、部屋へ向う。部屋は、簡単に見つかり荷物を置いて、すぐに戻る。

皆のところに戻ると、ニムが、さっきの依頼の件について説明しながら夕食をとっているところだった。

席に着くと、カイツが話しかけてきた。


「ま、ご愁傷様、とでも言っておくぜ」


「ヒトゴトだと思ってるだろ・・・」


「ああ。俺、関係ないしな」


からからと笑いながら言ってきた。話しつつも、夕食をとり始める。ニムの声に耳を傾けながら、しばらく無言で食べ続ける。

ふと、シャルのほうを向くと、偶然シャルと目が合ってしまった。

シャルは少し顔を赤くして、早口で言った。


「私、先に部屋に戻ってるね」


そう言って立ち上がる。持っていた鍵をシャルに放り投げると、危なげに受け取り、部屋の方へ小走りで走っていった。

その様子を見ていたシルラが話してくる。


「せっかく私が、2人を一緒の部屋にしてあげたのに~~」


「余計なお世話だ」


「え~~、サイキだって、ほんとはうれしいでしょ」


「はぁ、もういいよ。俺も部屋に戻ってるわ」


「そして、2人でラブラブするといいよ~~」


もう反論するのも疲れた・・・・・

席を立つと、一通り話し終えたニムが聞いてきた。


「あ、サイキ、明日はいろいろ、消耗品を買い込むことにしようと思うんですが」


「いいんじゃないか。すぐに出発しなくてもいいって言ってたし」


「じゃあ、シャルさんにも伝えといてください」


「ん、わかったわ」


そう言って、部屋へと向った。

どうだったでしょうか?

外伝は次の次に入る予定です。

感想・アドバイス等何かありましたらよろしくお願いします。



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