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疾風の翼  作者: れきさに
2章 氷の城編
16/23

迎撃開始

16話です。

では、どうぞ。

「なっ、なんなんだよ・・この数は」


サイキは呻いた。空にひしめく魔物の大群。少なく見積もっても50以上はいる。

ところどころでは戦闘が始まっており、怒声や魔物の唸り声などが聞こえた。


「とりあえず、皆と合流しよう」


サイキは言った。2人と3人で戦うより、5人でいっせいに戦った方が格段に速い。

そう思っての提案だった。と、そこでシャルが声を上げた。


「えっと、あのー、サイキ?そろそろ降ろしてもらえると助かるんだけどなー・・・」


シャルが腕で抱えられながら言った。そういえば、デスクの部屋からずっとこのまま抱えてきてしまった。


「ごめんっ」


といって、シャルを降ろす。シャルは一瞬残念そうな顔をしたが、いや気のせいだろう。

サイキは細剣レイピアを抜き放ち、行こうとすると、またシャルに止められた。


「あ、ちょっと待って。一応エンハンスかけるから」


シャルが詠唱をし始める。サイキもエンハンスをかけてる間に何個か魔法を練っておくことにした。

2つ練り終わったことろで、シャルのエンハンスが完成する。


「シールドフォース、ウイングブーツ、ライトブレス!」


シャルは守備にかかわるエンハンスだけ唱えてきた。ちなみにウイングブーツは一定時間、移動速度を上げる魔法だ。攻撃系のエンハンスは合流した後にかけるのだろう。

エンハンスがかかり終わったのを確認して、街の大通りに向って走る。

少し進んだ後、シャルが叫んだ。


「サイキ、上!」


上を見ると今まさにモンスターがサイキにむかって突進して来るところだった。かろうじて 細剣レイピアで受け流す。そのまま、後ろに下がりシャルの前で壁となる。

見たことも無いモンスターだった。小型のドラゴンだろうか?

ドラゴンは爪を振りかぶって切り裂いてきた。魔法で止められるか?練っていた魔法を撃とうとすると、


「~敵を阻む障壁を築け、バリア!」


シャルが魔法を唱えた。ドラゴンはサイキの前に形成された不可視の障壁に衝突し、跳ね返された。

巫女はこんな魔法も覚えるのかなどと考えながら、シャルに言った。


「サンキュー、助かった」


「お礼を言うのは後、私攻撃できないんだから、早くあれ倒して!」


「へいへい」


無駄口を叩きながらも、練っていた魔法を発動する。


「まずはこいつだ。アースボム!」


ドラゴンの真上に風の球体が現れる。これは、要するに地雷で触れたり、ぶつかったりすると爆発する。本来なら敵の足元とかに置く魔法なのだが、


「んで、ウイングアロー!」


ウイングアローをアースボムに向って撃ち込む。ウインドアローは狙い通りアースボムにぶつかる。

その結果、アースボムが爆発し、ドラゴンに向って風の刃が雨のように降り注ぐ。

グギィィィィィィィィィ!

ドラゴンが絶叫を上げる。自分でやっといてなんだが結構グロイ光景になってしまった・・・・

まもなくドラゴンは絶命した。とはいっても、まだこれで一体なのだから骨が折れる。

気づくと、シャルがくいくいっと服の袖をひっぱっていた。


「サイキってさ、実は結構性格悪くない・・・・?」


シャルは顔を青くしていた。さっきの事だろう。さすがに少女にはこたえる光景だった。

何故あんな作戦が思いついたのだろう。

いろいろ理由を考えたが、なぜか否定できる理由は見つからなかった・・・・・


感想・アドバイス等何かありましたらよろしくお願いします。



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