襲撃
人の名前を考えるのが難しいです。
好きな小説とかの名前を組み合わせたりしながら作ってるので、似てる名前の人も多いと思います。
ではどうぞ。
シャルの言うとおり、何の問題も無く領主館に入れた。当然、武器は回収されてしまったが。
シャルは周りの目を気にすることなくづかづかと歩いていく。
途中不審な目を向ける者もいたが、特に興味を示すわけでもなく、すぐに自分たちの仕事に戻っていた。
サイキはシャルの後ろついていきながら、物思いに耽っていた。
ただ領主が気が優しいだけか?それともシャルの隠し事が計り知れないほど大きいのか・・・
そのため、シャルが止まったのに気づかず、ぶつかってしまった。
「きゃっ」
「うわっ」
こっちを振り向いたシャルが非難の声を上げてくる。
「うう、痛いよー、サイキー」
「ごめんっ。ちょっと考え事してて・・・」
「もう・・とにかく、着いたよ」
シャルが指差した方を見てみると、豪勢な扉があった。たぶんこの先が領主の部屋なのだろう。
シャルは、こんこんと扉をノックして扉を開けた。いや、開けようとした。しかし、扉が結構重いようで、開けようとしても開いていなかった。
サイキが変わり、扉を開ける。
ついてきてよかったなー、なんて場違いなことを思っていると、シャルはすたすたと中に入って行ってしまった。慌ててシャルを追いかけると、中で領主らしき人物を見つける。
結構若いな、それがサイキの初見の感想だった。
領主を見つけ、シャルは優雅にお辞儀をした。サイキもシャルにつられてお辞儀をした。
しかし、帰ってきたのは意外な言葉だった。
「ああ、頭を上げてください。別にかしこまらなくて結構ですよ」
サイキは驚いた。領主に会ったのは初めてだったが、想像していたのはもっと威厳のある雰囲気だと思っていた。しかし、実際はかなり違っていた。
サイキとシャルが顔を上げると、氷の国の領主は続けた。
「領主と言っても1人の人間ですしね。平民と上流貴族の差があることのほうが僕は気に入らないんですよ」
改めてみてみると、やっぱり若い青年だった。見た感じも接しやすい人で、サイキはホッとしたような不思議なような気持ちになった。
しかし、この年で領主にまで登りつめたのだから結構な才能の持ち主なのだろう。
「あ、そうでした。申し遅れましたね。私が氷の国領主デスク・ブルーラストです」
「サイキ・レーゲンです」
「シャントリーネ・カルラ・ヒュラセルンです」
このとき、サイキは初めてシャルの本名を聞いた。そして、シャルがかなりの上級貴族だということを知った。名前の中にミドルネームは、生まれた時に上位の貴族だけに与えられるものだ。逆にデスクはミドルネームが無いため、平民の位から登りつめたという事になる。
それと同時に何故?という疑問も涌いてきた。上流貴族なら別に仕事をしなくても生きていけるくらいの財産はあるはずだ。それなのに脱走とは・・
デスクもシャルの名前に驚いたようだったが、話を続ける。
「それで、今日はどんな用件があったのでしょうか?」
「あ、えっと、それは・・」
とサイキが言いかけたところで、私が話すというアイコンタクトがシャルから飛んできた。まあ、シャルのほうが話すのも得意だろうと思い、話を譲る。
「はい、今日は土の国に行くためにこの国を経由させてもらおうと思ったのですが、国に入ったときに国の様子がおかしいことに気づきまして、今の現状を教えてもらえればと」
シャルがすらすらと述べた。絶対自分が言ったら噛みそうだなーなどと思っていると、デスクが答えた。
「やはり、おかしいと思いましたか。まずそれを説明するにはこの国から北に向った・・・」
と説明し始めたそのときだった。一人の兵が、血相を変えて部屋の中へ飛び込んできた。
「敵です!敵襲です!!魔物の郡がこちらに向ってます!!」
飛び込んできた兵が悲鳴じみた声を上げた。
「なっ、またか!全軍で迎撃しろ!一人も国民を死なせるな!!」
デスクが叫んだ。
まった、何がおきているんだ?敵襲?つまり今この国の中に魔物がいるって事で・・
そこまで意識が追いついたとき、サイキはシャルを引っ張って部屋の外に出た。
「俺らも迎撃に加わります!」
そう言いながら、走り出す。デスクが
「頼みました!終わったらまたここに来てください!」
と言って、回収されていた武器を投げてくる。それを片手で受け取りながら、シャルを抱えてもと来た道を疾走する。
すぐに入り口までたどりつき、領主館から飛び出た。
そして、領主館を出て目にしたものは・・・・
空にひしめく魔物の大群だった。
デスクの性格がニムとかぶりかけている・・・
感想・アドバイス等何かありましたらよろしくお願いします。




