表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/9

4

「ねぇ、聞いてる?」


「あ、そういえば颯くんは科学辞典〔まとめ編〕が欲しいんだっけ?」


「....名前までわかるとか不審者じゃん」「それに、なんで欲しい物わかるわけ?」「そりゃあサンタクロースだし」


「でも、今ここで出せって言われたら出せないよね?」


ニヤっと笑いながら颯くんはこちらに顔を向けた。


「サンタクロースを舐めてもらっちゃ困るな~」


私はそう言いながら颯くんの目の前に本を置いた」


「っ!?」


「なんで」


「だから言ったでしょ?」


「サンタクロースだって!」


「じゃあ去年来た人はなんだったんだ?」「バカにしたら僕にキレて帰った人」


「あぁ、それは....」


「知らなくていいと思うよ」


「....そう」


「とにかくありがとう」


「それじゃ!ばいばい!」


「....ばいばい」


案外、可愛い子だったかもしれない。


今日の仕事はこれで終わりかな?


そう思い、帰ろうとした時、


『胡桃さん、23番地行ける?』


と同僚から通知が来た。


23番地か...遠いけど行くか。


『OK』と返した私は23番地に急いだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ