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不穏な予感

 今日から学園生活がまた始まる。

 そのため、また寮で生活しなければなので早いうちに寮に送ってもらった。

 私は支度をする。


 学園では始業式があり、それに間に合うように行かなければならない。

 寮からそんなに距離はないから大丈夫なはずだ。

 私は、寮から出て向かった。


 その道中、アルミネとカイラに会った。


「ユミリア様、おはようございます」

「おはよう。久しぶり?ね」

「あまり久しくは感じませんけれどね」


 二人がそう言った。

 私も久しぶりなようには感じない。


「会っていたものね」

「そうですね」


 それから話をしながら向かった。

 時間には間に合った。

 教室に入ると、バルドに笑いかけられた。


 そういえば、バルドとは久しぶりだったか。

 あまり会う機会もないものね。

 彼は騎士団だし、私との接点はそんなにないからな。

 そんなことを考えながら、私も微笑み返しておく。


 そのあと、始業式があった。

 相変わらず、どこでも校長先生の話は長いようだ。

 世界を超えてもだとは思っていなかったけれど。

 眠くなりそうだったけど、耐えた。

 会長の挨拶も少しだけだったがあった。


 昨日あんなことを考えていたから、最悪なことが脳裏をよぎる。

 会長がだなんて、思いたくもない。

 考えすぎて、変な方向にいってしまっただけだ。


 無事に、学期の始まりが告げられた。

 これから、二学期……ということになるのかな。

 そうなるともうすぐ卒業か。

 あっという間だからな。

 私はまだ先だけれど、セシルと会長は卒業。


 つまりは、ゲームのエンディングも近づいてきているということ。

 マリカに意中の人がいるのかと聞いてみたこともあったけど、いないって言われたし。

 それに、攻略対象ともあまり話していなさそうだし。


 今のところはなにも進展がなさそうだ。

 私の介入によって色々変わってしまっているのかもしれない。

 元々悪役令嬢としてつくられたキャラが、友達ポジになるだなんて、想像できたことだろうか。いや、できない。

 私だってなる気はなかったのだから。


 なってしまったものは仕方がない。

 そうだ、この時期のイベントっていったらなにかがあった気がする。

 ゲーム内でのイベントがなにか……

 最近思い出せなくなってるから、わからないな。


 でも、私に、ユミリアに関係するなにかだったような気もする。

 悪いことじゃないならいい。

 なにかトラブルがあると、本能が訴えているけどなにもないといい。

 大体、イベントがその通りに行われるとは限らないものだしな。


 私だって平穏に生きたい。

 そうさせてくれないのが、この世界なのだが。

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