仲良くなった?
「マリカ、一緒に来てくださいな」
私はマリカに言った。
「?はい」
首を傾げながらも、彼女はついてきてくれた。
今日は紹介したいと思ったのだ。
彼女達を。私の友人を。
「なにも言わずついてきていただいて、ありがとう」
「いえ、ユミリア様が悪い方ではないのは知っているので」
彼女はそう言って笑ってくれた。
信用してくれてるのは嬉しいけれど、誰か悪い人に騙されないか心配だな。
「ユミリア様、お茶のご用意はできましたよ」
アルミネが声をかけてきた。
姿が見える場所まで来ていたからだろう。
今日は、ガーデンテラスにお茶会という名目で集まってもらった。
私は、ありがとうと言って、椅子に座った。
「マリカも座って」
私がそう言うと、彼女が座った。
「ローネさんとこうして話すのは、初めてですね」
カイラが微笑んだ。
アルミネも頷いて
「そうですね。そうだ、私のことはぜひアルミネとお呼びください」
と言った。
「私のこともカイラと」
「は、はい。カイラ様、アルミネ様」
マリカは、はにかみながら二人を呼んだ。
その仕草が可愛い。
やっぱりこの三人は目の保養になる。
みんな美形だし可愛いからね。
「ユミリア様?」
「ユミリア様もお話しましょう」
私が黙り込んでいたから声をかけてくれた。
「あっ、そうね」
私達は他愛のない話をする。
時折お茶を飲みながら、クッキーを食べながら。
そうしながら、ゆっくりと時間が流れていく。
けれど、案外時というのは進むのが早いもので、もう暗くなっていた。
「あら、もう寮に帰らなければなりませんね」
「そうですね。こう暗いと足元も見えづらくなりますから」
アルミネとカイラが続けて言う。
「では戻りましょう。あの、皆さんと話せて嬉しかったです。これからも、時々こうして話してくださいますか?」
マリカが、おずおずと言った。
その言葉に二人はニコッと笑って
「もちろんですわ」
と言った。
「私も楽しかったわ。これからもこうして話しましょうね」
私もそれに賛同した。
マリカがまた笑う。
「嬉しいです」
よく笑うようになった。
やっぱり私はこれがいい。
誰かを傷つけるよりも、笑わせるほうがいい。
だから、この時をなくしたくない。
頼むから、私に破滅なんて訪れないでほしい。
そう願わずにはいられないんだ。
原作に忠実に。
それも、私の願いなのだが——




