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お題シリーズ6

ダイナミックにお金を使うお嬢様なヤンデレ

作者: リィズ・ブランディシュカ




 俺には別れられない恋人がいる。


 彼女はダイナミックなヤンデレだ。


 お金持ちだからか、ヤンデレの規模が違う。


 




 俺は今、彼女と付き合った事を、後悔していた。


 ヤンデレだからじゃない。


 ダイナミックなヤンデレだからだ。


 そのせいで、彼女の元からなかなか逃げられないんだよな。


「私以外とかかわらないで」


 って彼女がお願いしてきた時は、「買い物とか必要だし、無理だよ」って言葉を返したんだけど。


 お金の力で、雇った人間しかいない街を作り上げてしまった。


「これなら知らない人と変わらなくて済むわね」


 だってさ。







「私以外と仲良くしないで」


 って彼女がお願いしてきた時は、「喋らないと、健康に悪いし」って言葉をしたんだけど。


 そしたらプロに育てられたインコとオウムが大量にやってきた。


「オハヨウ」

「オヤスミ」

「コンニチワ」


「これで、知らない人とお喋りすることがなくなるわね」


 だってさ。


 つい俺も言葉がかたことになって「ウンソウダネ」って言ってしまったよ。






 極めつけには彼女が、「ずっと私と一緒にいて」ってお願いしてきたんだ。


 それでダイナミックにお金を投入。


 立派な拘束道具がこんにちはしてきたよ。


 部屋の中に監禁された時は、「運動しないと体がなまっちゃうよ」って、言葉を返したんだけど。


 それなら、動かなくても筋肉を鍛えられるダイエットマシンを、全身に装着された。


 拘束機能もかねてるから一石二鳥だね!


 いやぁ、お金があってなんでもできるって怖いね。






「わかれたり、できませんか?」

「何をですか(包丁をすっととりだす)」

「ーーいえ、世間と」

「もうなってるじゃないですか。ほら二人っきりの世界ですよ」




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