おすそわけ。
おすそわけ。ただそれだけ。
涸れた泉から小川が流れる。
小雨の氾濫。
湧き上がる雫たちは大地を赤く染めてゆく。
確かな鼓動。突き刺さる震動。
揺れては割れる水脈の音。
揺らめく月が微かに覗く夜の中で。
見える非業。見える僥倖。
揺らめく焔は心を焼いて。
誰かは泣いて、誰かは嗤って。
苦しいんじゃなくて、悲しい哉。
想って憂いて、無為に病んでは笑って耐えて。絶えて。
暇を笑って、暇に嗤われてる。そんな感じ。
本当に何なんだろうね。
見えない幸せ、見えない後悔。
何も無いかな?何か有るかな。
わかっていてもわからないな。
静まる部屋、沈みゆく夢と現。
渇いた何かはどうやれば潤うのかな。
満たされない何かは充分だなんて言えるかな。
わからないけれど、わかれないけれど。
悲嘆であっても、注がれてはいるのだから。
暗がりの中でもしっかりと見えていて、知っていて。
だけれどそれは、わからない。
わからないんじゃなくて、わかれない。
わかるって、わけることなんだよね?
なら、わからなくともいいかな。
けど、どこまでもわかりたいな。
そんな想いは特に意味はなかった。
かなしみって、言葉にすると綺麗だよね。