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見晴らしの良い展望台〈詩い場〉  作者: 名も無きロマンシェ
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せかいの色々


せかいはせまいさかいめ。


 色彩(しきさい)は、黒。

 この病棟(びょうとう)の白と、対を成すかのような、黒。

 ココロを満たす、黒。

 校舎裏(こうしゃうら)の、影と土とを混ぜ合わせた水たまりのような、黒。

 瞳を埋め尽くす(うめつくす)、黒。

 まるで重石(おもし)の乗せられた木桶(きおけ)のように、闇ののしかかる瞼裏(まぶたうら)の、黒。


 とても昏い(くらい)暗い(くらい)溟い(くらい)闇い(くらい)晦い(くらい)

 それは、眩しい(まぶしい)くらいの、黒だった。

 それは、とても暖かな(あたたかな)、黒だった。

 それは、穏やかな(おだやかな)、黒だった。

 空いて(すいて)梳いて(すいて)漉いて(すいて)鋤いて(すいて)透いた(すいた)、黒だった。


 真っ黒で、真っ白な、黒。

 真っ黒で、色鮮やかな(いろあざやかな)、黒。

 虹がかったような、黒色(くろいろ)

 まるで、意識のよう、感情のよう、理性のよう。

そんな、黒色(くろいろ)


なんだかひとりのひとみたい。







…………わかりづらい?

ごめんね…

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