小説の書き方を模索
どうすれば物語を描き終えることが出来るのか模索。個人的エタり回避策を模索。考えながら書き書き。
【完結させるためのモチベーション】
面白い物語を読みたい。
自分が考える理想の物語を書くことでそれを読むことができる。
【問題点】
自分が好きな物語とは何かということを具体化できなければ、何を書くべきかわからない。→書けない
理想の物語を考えたとして、それを文章に落とし込めない。作文の力が足りない。→書けない、書けてもコレじゃないのでモチベーション維持できない。
自分が描くのだから記憶喪失でもない限り意外性はなく、展開に胸が躍ることもない。→面白くないためモチベーション維持できない。
【解決策】
具体化とは詳細化である。好きな作品を挙げ、共通項を抜き出し、そこにどのような要素が含まれているかを抽出・細分化する。
(例・主人公最強が好き→緩い展開は好きだが、頭の悪いご都合展開は嫌い。厨二臭いのは嫌い→やたら馴れ馴れしく偉そうな俺口調、やや強引なハーレム・フラグ描写等に嫌悪感を感じる等)
要素を抜き出すことが出来なければ再現することもできないと思われる。
作文能力の向上は模写やテクニックの模倣、描写の繰り返し練習等でどうにか。ぶっちゃけ、センスもあると思われる。
練習あるのみか。
記憶喪失を引き起こす。それか忘れるくらい時間をおく。設定に幅を持たせ、展開に遊びを作ることで登場人物とシナリオの即興性に委ねる方法もあるか。キャラが勝手に動くというやつで、自分では意図しない物語を紡ぎ出す。ワクワクできる。但しそれって、めちゃめちゃ地の描写力・作文力・人物想像力がないとムリっぽくね。現実的ではないかも。
【抜本的な解決策】
センスや作文力、記憶喪失に頼らず物語を完結させる方法はないか。
物語を完成させるためには、様々な困難を掻い潜りモチベーションを維持する必要がある。逆に言えばモチベーションさえ保つことができれば物語を完結させることはできる。かもしれない。
まずはモチベーションを安定させる。モチベーションが低下する原因は執筆が思い通りいかないこと。つまり期待値が高いからモチベーションは下がり、別に失敗したわけでもないのに大失態を演じたような気がして穴に入りたくなり、その内穴に入ったまま穴の中でエタる。
なのでハードルを下げる。
理想的な物語→書けないので諦める。嫌いな展開のない凡作を作るつもりで。
すごい国語力で書いたすごいシナリオ→期待を下回るため諦める。日本語力に破綻がなく、文章に意味が通れば問題はない。
ワクワクする展開→多分書けないので諦める。無理のない展開を無難に展開する。あまり大風呂敷広げない。
下げるだけ下げてとりあえずハードルを乗り越える=作品を完結させる。それでだいたい己の能力のたかが知れる。それでだいたい、次に設定すべきハードル高さがわかる。だからよく、とりあえず一個完結させるよう手引書に書いてある。そういうことかも。
陸上初心者なら最初から高いハードルを飛ぶことは出来ないことを悟り少しずつ挑戦していくのに、一作も書き終えない俄か小説家はノーベル文学賞を取れるくらいの期待を作品に託す狂気。その理想への大層な期待値と現実的な現在発揮しうる能力のギャップが多数の未完結作品を生み出しているのかも。
いつかは高いハードルへ。まずは簡単そうなことから。
「ハードルを下げよう、許容しうる一番下まで」