終わりと始まり 19
何とか4失点目でジュピターズの攻撃を終わらせた大山女子、当然のように重い足取りでベンチへと戻ってくる中で一人、不機嫌な顔を隠す事なく、品の無い腰の下ろし方で周囲を唖然とさせたのは兎志子
「全くっ!腹ただしいですわっ!!」
「お嬢様……」
いつもとは違い、少し困った顔をする久子。主人の気持ちが分かるだけに無意識で出た彼女の無作法に多少は理解を示しつつも、名家の侍女としては見逃せないのであろう、窘めるために発した言葉に覇気がなかった。結果、兎志子が聞く耳を持つわけもなく、目の前でバットへと手を伸ばしたもう一人の従者へギラリと睨みを効かせると、
「俊恵っ!あの投手ぶちのめしてきなさいっ!!」
「……そんな簡単に打てたら苦労しませんよ……」
打順が確実に回ってくる俊恵に無理難題を吹っ掛ける。その姿はもはやお嬢様としての欠片もなく、ただただ、部下をイビる上司であり、大山ベンチ内に乾いた笑顔が広がる。そんな最中、一人状況が理解できてない者がいた。だからなのだろう、皆と同じように兎志子へと苦笑していた自分の部下、昌也へと手招きし、傍らへと召喚した。
「……ちょっと、ドウイウコト」
「なんで片言に……」
流石の昌也も愛想笑いしかできず、一度小さく吐息を漏らすと、彼女の質問対して思考を巡らすように目線を上げながら唸る。恐らく、兎志子がずいぶんとご機嫌斜めになっている原因について、なのだろうが、それを説明する前に彼女、真澄監督が現状を掴んでいるか理解する必要があった。そのため、昌也は質問を質問で返す事に。
「えっと、とりあえず千尋がかなり捉えられたいたんですが、その理由は……」
「当然、分かるわけないじゃない」
胸を張り、自慢気に腰に手を当てる真澄へ今度は昌也が困った顔で、ため息を吐く。グラウンドでは既に、大山女子の攻撃が始まっている。3回裏、この回の先頭打者である7番 水内 里奈が初球を見送りボールの判定、現状、まだこちらが動くほどの状況ではない事を認識した昌也は、そのままの視線で真澄へと出来るだけ簡潔に話始めるのだった。
こんばんわ、作者です。
今月も半ばに入り、2022年も目の前。
いやはやホントもう今年も終わっちゃう……。
今年中にやりたかった事、まだ終わってない事もあったりで、
だけど、今年はリアル(主にお仕事)が中々忙しくて、
結構溜まってます。
正直、全部は出来ないのは目に見えてますので
そろそろ取捨選択して来年に持ち越す事も……。
ただ、最後まであきらめずにやってみようと思っては、います。
……思ってるだけで終わらないよう、頑張ります。
そんなどうでもいい作者の状況でした(笑)
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。




