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まるで、物語に出て来る“魔法”ではないか

「……おいおい」

「イリッド……」


 そこで目にしたのは、俺とお嬢ちゃん、ふたりの口から乾いた声を引き出すような光景だった。


『ガアアアッ!』


 鳴き声なのか叫び声なのか、どちらとも取れるような音を発しているのは、1匹……いや、1頭の熊。だが、ただの熊ではなく、さっきのウサギモドキと同じように、異常な熊だった。鋭くも長く伸びた牙は、昔コーニスで一度だけ剥製(はくせい)を見た珍種の虎を思わせる。後ろの二足で立ち上がり、太い両の前足から伸びる爪は、俺の腕ほどに長い。


 見たこともなければ聞いたこともない、果たして熊に分類していいものかと真剣に悩むような、そんな――バケモノ。


 そして、バケモノ熊が殺し合いをしていた相手は、蛇の大群だった。こっちも明らかにおかしい。


 たとえば、俺の太もも程に胴回りがあり、俺の身の丈の数倍の長さがある蛇がバケモノ熊に巻き付き、締め上げていた。昼に出会った中には、そんな蛇はいなかった。


 上を見れば、背中――蛇にあるのかは知らぬが――から羽を生やした蛇が飛行し、空中からバケモノ熊に食らい付いていた。そんな蛇など、存在するとは聞いたこともない。


 そんな異様な蛇は多いわけではない。見た目だけならば、珍しくもない外見をした蛇の方が圧倒的に多い。


「セイル……」


 お嬢ちゃんの声が震えるのは、光景の激しさになのか、あるいは蛇共を案じてなのか。


 前足に、後ろ足に、腹に、背中に、首元に。いたるところに食らいつく蛇。苦痛に耐えかねるようにして目を血走らせたバケモノ熊が暴れるたびに、何匹かが振り飛ばされ、その隙間を埋めるようにして周囲で待ち構えていた別の蛇が食らいつく。呆然とした声から察するまでもない。知能に裏打ちされたようにしか見えない連携を取れる蛇なぞ、お嬢ちゃんの連れ以外に俺は知らぬ。


 あの時殺り合っていたなら、俺がああなってたわけか。それはそれで薄ら寒くもあり、惜しくもある話だが。


 まあ、今は……蛇共に手を貸してやらねばな。


 そうでなければ、夜も更けてこんなところまでやって来た意味もない。


 とはいえ……


 なおも暴れるバケモノ熊。こいつはまあいいとして――


 牙は実質無視出来る。爪の分だけ間合いは広い上にそこいらの熊よりは凶暴なようだが、基本的にはさして変わらない。多分だが、どうにか出来る。それくらいは見ていれば分かる。


 問題なのは――ひっきりなしに飛び掛かる蛇共の方だ。連中を一切傷付けずにバケモノ熊を狙うのは……少しばかり骨が折れる。そして、下手を打てばお嬢ちゃんが悲しむのは想像も易い。最悪、蛇共の矛先が俺を向く、なんてことにもなりかねない。


 どうにかしてお嬢ちゃんに頼んで蛇共を退かせるのがいいのだろうが……って、おい!?


 俺が動きあぐねている内に均衡が崩れた。バケモノ熊は異様に太い右の前足を、近くの木に叩きつける。


「イリッド……」


 さして太いとは言えないとはいえ、その一撃で木がへし折れる。そうなれば、そこに食いついていた蛇共が無事で済むわけもなく――


 叩きつけられた2匹の蛇は、胴体の半ばが千切れかけていた。


「……ヴァズ……ヴァズーーーーーッ!」


 響くのはお嬢ちゃんの悲鳴。


 クソっ!欲張りすぎたか!


 あるいは、蛇共に対して情を抱いていたのかもしれない。それでも、しくじったのは事実。


 しかたあるまいか。多少の手傷は被ってやる。さっさとあのバケモノ熊を殺――はぁ?


 踏ん切りを付けたその矢先、起こりえないことが起きた。それは――


 1匹の蛇が千切れかけた2匹に近づき、


 千切れかけた2匹の身体がいきなり光って、


 一瞬で光が収まると、


 千切れかけていた2匹が元通りになっていた。


「なんだそりゃ!?」

「ミスティ……」


 あり得ないにもほどがある。


 まるで、物語に出て来る“魔法”ではないか。


 不覚以外の何物でもなく、俺は動きを止めてしまっていた。


 そして、その間にさらに事態は動く。


 バケモノ熊の背後にふたつ、光が現れる。その光は、馴染みの深いもの。炎の光で。その手前には、それぞれ蛇がいて――


 ふたつの光、火の玉がバケモノ熊目掛けて飛び、食いついていた蛇共が図ったように離れ、熊の背中が燃え上がった。


 おいおいおいおい……


 これまた“魔法”めいた、あまりにも現実感を欠いた光景。そんな中で、毛が焼ける臭いだけがやけに生々しい。


「イリッド……」


 唖然とした風な声につられて隣を見れば、お嬢ちゃんはポカンと口を開け、間の抜けた顔を晒していた。まあ、俺も似たようなものだろうが。


『グ……ガアアァ……』


 バケモノ熊は地面に背中を付けて火を消そうとして――


『ガアアアアァ!』


 それは吠え声ではなく悲鳴。無防備に晒された半身を蛇共が見逃すわけもなく――


『ガ……アアアア……アァ!』


 無数の牙を突き立てられ、


『アアァ……グ……ガアアァ!』


 起き上がれば再び火の玉を浴びせられ、


『ガ……アァ……』


 悲鳴は徐々に力を失くし、


『……』


 何も聞こえなくなった。


「……やれやれ」


 とんでもないモノを見せられた。動揺する部分は意図的に切り離し、今は差し当たりで必要そうなことだけを考えることにする。


 前に目をやれば、集まって来た蛇共はお嬢ちゃんを見上げていた。あれだけ激しい立ち回りを演じていたのが嘘のような静けさで。その中には、羽蛇や巨大蛇も混じっていた。


 とりあえず、連中は警戒を解いたようだが、念のためだ。俺も意識を周囲に向け……他に妙な気配が無いことは確からしかった。まあ、目に付くものは無いわけでもなかったが。


 少し離れたところを見れば、バケモノ熊以外の死骸が結構な数で転がっていた。


 一番多いように見えるのは……ネズミか?まあ、さっきのウサギモドキ並みに大きく、爪と前歯が異常に伸びた生き物をネズミと言えるのかは知らぬが。


 あとは……ウサギモドキに、野犬か。コイツも爪と歯がやたらと発達しているようだが。


 それとイノシシ。コレはコレで、俺が知っているどれよりも牙が長い上に、背中からはトゲのように見える何かが何本も飛び出しているが。


 はっきりと言えるのは、バケモノ熊も含めて、どいつもこいつもおかしいということ。剥製(はくせい)集めなぞを趣味にしている好事家のところにでも持って行けば、いい稼ぎになるかもしれぬ。……ここにある以上に大発生していなければ、の話だが。


「クゥレ……セイル サブートゥフィト!シェイ ビィト……クゥレ!ノーテ ラウク クスィー……ナート フェリ ナートフィト。ヴォウ ルータフィク……アンヘイル イクス ジェントフィト。ピュリク トーナ。フェリ、ノーテ ヴィン フォセクフィト……。セイガ セドン マクス セーア カースィ……」


 そんなことを考えるうち、ようやく放心から戻って来たお嬢ちゃんが矢継ぎ早で蛇共に言葉をかける。“サブートゥフィト”はともかく、あとはわからぬな。“フィト”がちらほらと出てくるあたり、お嬢ちゃんにも訳の分からぬことがいくつかあったようだが。千切れかけの蛇を治したことと、火の玉にはお嬢ちゃんも驚いていたということは、知らなかったと考えるのが妥当なのだろうが……


 詳しい話は、お嬢ちゃんが言葉を覚えたら聞くのが一番早そうか。あり得ないことだらけではあるが、実際にあり得たのだ。なら、それはそれとして受け入れるよりあるまい。


「……ガゥン。モウア スカー ラグレス ストウ、アフライ グレス。……クゥレ、セイル サブートゥ イスバ トーナフェク。ターン ライスィ」


 お嬢ちゃん息を吐き出す。一応は納得したということらしい。さて、近くに妙な気配は無さそうだが。


「ケイコ」

「クゥレフィト」

「戻る」


 麓の方を指差してから手招きをすれば、


「クゥレ……ハい。クゥレ、イクス タトル。セイル デスィン」


 さすがにお嬢ちゃんも素直にうなずき、蛇共に言葉をかける。


 そして蛇共は、自分たちで仕留めたであろう獲物に一斉に群がりだす。多分だが、お嬢ちゃんが言ったのは「私は戻らないと」あたりなのだろう。


 あまり直視はしたくない光景だな。……そういえば、蛇は基本食い物は丸呑みではなかったか?あれだけでかいと、細かくするのもひと苦労しそうだが……


 そんな疑問を抱きつつ観察してみれば……


 まあ、火の玉を出せるくらいだ。無理もない……のだろうが、なぁ……


 物語に出て来る“魔法”としては、怪我を治すとか火の玉を出すとかと並んでよくあるもの。風の刃、とでもいうのだろうか。透き通った何かが揺らぐように見えるそのたびに、刃物が振るわれるように、バケモノ熊の死体が刻まれていく。


 信じがたい光景ではあるが……ともあれ、蛇共がやろうとしているのはそういうことだろう。何体かの死骸は村の連中への説明用に持って帰ろうか。そんなことも思わないではなかったが、止めることにする。ここにあるのは、蛇共の獲物であり、晩飯だ。食い物の恨みが恐ろしいというのは、あらゆる生き物に共通だと俺は思っている。




 途中でウサギモドキを回収するか否かで悩んだ以外はこれといって何もなく、無事にユグ村に到着。結局、ウサギモドキも放置することにした。血の匂いにつられて、なんてこともあるかもしれないというのが理由だ。必要とあれば明日あらためて回収して、用が済んだらさっさと焼けばいい。


「良かった……。ふたりとも無事だったんだな?怪我とかしてないか?みんな心配してたんだぞ」

「ああ。悪かったな。心配をかけた」


 俺とお嬢ちゃんの姿を見るなり、番をしていた男が駆け寄って来る。この村の住人の例にもれず、この男も人がいいのだろう。心から無事を喜び、心配していたようだった。


「クゥレ……リーディ」


 それはお嬢ちゃんにも伝わったようで、心底申し訳なさそうな顔で、泣きそうになりながら深く頭を下げていた。


 やはり、この様子ならば、わざわざ叱る必要も無いだろう。


「ところで、聞きたいのだが……。ユグ山には角が生えたウサギがいるのか?」

「……なんだそりゃ?」


 芝居をしているようには見えない。つまり、本当に知らないということらしい。


 だとすると……あの異様な動物共は、光の柱の影響でああなったという線が濃くなってくる。


 蛇共が見せた“魔法”らしきものも、原因は同じなのかもしれぬが……


「信じられないかもしれぬが、実際にいたのでな。それはそうと、もう少しだけここを頼めるか?お嬢ちゃんを宿に送って、村長にも話をしたい」

「おう。任せておけよ」

「それと、おかしな動物がやってきたら、すぐに大声で叫んでくれ。すぐに駆け付ける」




 お嬢ちゃんを宿に残し、次に向かう先は村長の家。ちなみに、顔を見るなりお嬢ちゃんは女将に抱き締められていた。息苦しそうではあったが、それくらいは自業自得と割り切ってもらおう。


 窓から漏れている灯りを確認。軽くドアを叩いて名乗れば、すぐに村長が顔を出す。心配で起きていたのだろう。


 お嬢ちゃんを助けに行ったことに後悔は無いが、その点では申し訳ないとも思う。


「よかった。無事だったんですね。それで、あの娘さんは?」

「無事に女将のところに送り届けた。怪我もしていない」

「そうですか。本当に良かったです」

「なんにせよ、迷惑をかけた。済まなかった」

「いえ、それは構いませんから」


 お人好しめ、とは思うがそれは言わないでおく。俺に言えた義理でもないだろうから。


「それはそうと……少しばかりヤバいことになるかもしれなくてな。その話をしたい。悪いのだが、時間をもらえないか?」


「それで、お話というのは?」


 中に入らせてもらい、早速本題に入る。


「……信じがたいかもしれぬが、事実として聞いてほしい」


 そう前置きしておく。俺が逆の立場だったとして、言葉だけで信じられたとも思えぬ。


「お嬢ちゃんが襲われていたんだ。多分山に住み着いている野生の動物に。そいつはウサギ、だったと思う。ひとつだけ妙だったのは、頭に角が生えていたことだ。そういう生き物、聞いたことはあるか?」

「……角……ですか?聞いたことは無いですね。なにせ小さな村ですし、すこしでも変わったことがあればすぐに広がるはずです」

「……なるほど。なら、ウサギが人を襲うというのは?」

「それも聞いたことは無いです」


 予想通りではあるが、以前には無いことだったらしい。


 やれやれ。面倒なことになりそうな予感がますます大きくなってきたぞ。


「そうか。まあ、その角ウサギは捨てて来た。それで、この話にはまだ続きがある」

「……聞くのが怖くなってきたんですが」

「……気持ちはわかるさ。けど、村のまとめ役としては知っておくべきことだろう?」

「……続きをお願いします」


 軽く息を吸って吐き出す。ここから先は虚と実の入り混じりを話すことにする。


「角ウサギを始末してさらに進んだ先でな、バケモノみたいな熊が蛇の大群と殺し合っていた」

「……はい?」


 なんとも間の抜けた反応だが、その気持ちも痛いほどに理解出来る。なにせ、当の俺自身が馬鹿げた話だと思っているのだから。実際に見たから信じられているだけのことで。


「その熊だがな、牙と爪が異常に長かった。ちょっとしたナイフ程度どころでは無しに」

「はぁ……」

「で、最終的には蛇共が勝った」


 蛇共が見せた火の玉やらについても伏せておく。


「幸いというか、蛇共の方は俺らを襲う様子も無かったのだが、そのまわりには他の動物の死骸が転がっていた。その死骸もおかしなものばかりだったぞ。さっき話した角ウサギもあった。あとは、ウサギと同じくらいに大きいネズミ。牙が異常に長い野犬。背中から何本もトゲのようなものが生えたイノシシ。あたりだな。そういうものは、あの山に住んでいるのか?」

「……いいえ」

「……だろうな」


 その答えも予想通りではあった。そもそも、そんなものがいるならば最初に聞かされているハズだろうし、そんな山に野盗共が住み着くとも思えぬ。


「とりあえず、この村に関係がありそうな部分で話をするぞ。まず、明らかに普通ではない上に人を襲う角ウサギが確認された。同種と見られる死骸も複数。角ウサギ以外にも奇妙な動物の死骸が多数。そして、そいつらは好戦的と来ている。これはどういう意味だ?」

「……えーと……それは…………ああっ!」


 考えること数秒、答えに行き着いたらしい。血の気が引いているあたり、俺と同じ結論になったということだろう。


「人を襲う動物が他にも……いや、たくさんいるかもわからない……ってこと……だよな?」

「ああ。俺もそれを考えた。村長サンにはその事実を認識しておいてもらった方がいいと思ってな」

「でも……どうすれば……」

「とりあえず、今夜は俺が番をする。あとは、明日にでも村の連中に話をしてくれ。夜が明けたら角ウサギの死骸を取りに行ってくる。証拠はあった方がいいだろう」

「わかりました」




 やれやれ……


 あくびをかみ殺しつつ歩く。通りすがりに見かけた宿は、灯りが消えていた。夜も遅くに山登りをした後だ。お嬢ちゃんも今頃は夢の中だろう。 


 俺が向かう先。今日の最終目的地は、山道に続く側の出入り口だ。


 有言は実行する。山から来る――かもしれない連中への備えとして番をするなら、ここが最適だろう。幸いというか、さっきのウサギモドキは殺気が丸わかりだった。あんなものが近寄ってくれば、寝ていても目が覚める。


 番をしてくれていた男に礼を言い、役目を引き継ぐ。


 今日もいろいろあったものだ……


 手近な柵に背中を預け、腰を下ろす。本当に疲れた。身体を動かしたのはそれなり程度だが……。まあ、これからもう少し考え事をするわけだが。


 明日はどうするかな……


 謎生物共が山から出てこないようなら、さして問題ではない。だが、もしそうではなかったら……。頻繁にやってくるようなら……


 考えるのは、ロクでもない方向に転がった場合の話。


 村の男連中は、毎日の畑仕事をこなしているくらいだ。腕っぷしは強いだろうが、荒事慣れしているかはかなり怪しい。あのウサギモドキあたりにでも不意を突かれれば、ロクでもない結末は十二分にあり得る話だ。防壁やらを作るのも手ではあるだろうが、一朝一夕とはいかぬだろう。このままだと、俺が番に常駐しなければならなくなる。


 駆除するとなれば人手が要るな。ターロの繋ぎ屋に手紙を出して同業者を回して……いや、この村にそれだけの金があるかは……微妙なところだな。なら、俺の懐から出すか。どの道、死ぬまでに使いきれそうもない程度には貯えもある。旨い酒を守るためだ。ここで使わずしていつ使うのかという話だろう。あとは、その内に現物支給――酒で返してもらえばいい。


 ああ、光の柱の件もあったか。


 光の柱とこれまでに存在すら確認されてなかった謎生物。蛇共が見せた奇妙な力。


 瞬時に傷を治したり、火の玉を撃ち出す、なんてのは、まるで“魔法”。動物が異様な姿になるのは、まるで“魔物化” 。


 お嬢ちゃんの件もある。……言葉を教えるのも先送りにしすぎるわけにはいくまいな。さりとて、ここに呼ぶわけにもいくまいか。


 あとは……状況次第だが、お嬢ちゃんをターロに避難させるというのも、考えておくべきか。


 交易都市とも呼ばれる街だ。避難させる先くらいはいくらでもあるだろう。


 できれば、ある程度までは俺が世話してやりたいところではあるが。それに――


 お嬢ちゃんといえば、“魔法”や“魔物化”との関りも気になるところ。状況を考えれば、無関係とは考えにくい。たとえ、ケイコお嬢ちゃん自身にその意図が無かったとしても。


「やれやれ……」


 大きく息を吐き出す。明日からも忙しくなり……いや、明日から、ではないか。


 浮かんだ予想は即座に撤回する羽目になった。


 早速おいでなすったな。数は……1、2……全部で5か。


 得物を手に、意識を臨戦のそれに切り替える。


 いろいろとありすぎた1日は――時間的には――間もなく終わる。それでも、まだまだ長い夜になりそうだった。

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