表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i be RERIVE  作者: 高崎ナル
1/6

プロローグ



なんの変哲も無い。普段通りの一日だった。


朝は7時に起き、学校へと行った。日中、真面目に授業を受け、そして、今は下校中である。


学校から家までは徒歩30分ほどの距離。

いつもであれば、電車に乗って最寄駅まで

行くのだが、今日はなんの因果か。


対面に見える駅は人でごった返しになっていた。


「マジかよ…今日は、歩きか。」


我慢して乗る、という手もあったが。


気が引けた。


人混みに背を向け、喧騒から逃れるように

白いイヤホンを耳に着けて外との関係を出来るだけ遮断する。


「行くか。」


三角のボタンを押すと耳元でリズムの良い音楽が鳴り始める。


「おっ、今日は機嫌良いじゃねぇの。」


手に取ったボロボロの音楽プレイヤーを

褒めながらポケットに突っ込んで歩き出した。


「おっと…」


勢いよく踏み出した右足の手前の道に糞があるのを踏む前に見つけ、避ける。


嫌な想像が頭を過るが頭を振り、切り替える。


「今日は一人だしな。」


最悪の事態は避けられる筈だ、と歩き出した。


------------------------------------------------------------------------




ーーどうして、こうなった。


「なに、が…」


体は横倒しになっているのか。

地面と平行に世界が見える。

体を動かそうとするが、まるで他人の体だと

言わんばかりに命令を拒否する。


そのかわり、体の内側から急に口の中に溢れてくる物を逆らう事無く吐き出す。


赤い、黄色い。白い。


自身の吐瀉物を見た感想が頭の中で色として

認識される。


血だ。


そうはっきりと認識すると第二派が口の中を責め立てる。それを掠れた声と共に吐き出す。


命が体から溢れるたびに、

黒いアスファルトに赤が広がってゆく。


「跳ね、られ…た?」


ぼやける視界には白の車体に思いっきり赤を

ぶちまけ、すっかりホラーチックな仕上がりになったトラックがランプを点灯消灯を繰り返している。


ーーちくしょう。なんで俺が。


耳は壊れてしまったのか。

ピーという音が永遠と鳴り響く。


ーークソっ、こりゃあ、やべえかもな。


ふと、視界に一人の女性が映る。


女性は口を動かしているが、

言葉は全く聞こえない。

断続的に耳鳴りだけが響く。


ふと、視線を右に移すと、女性の隣には

一人の少女が無表情に猫を抱えて立っていた。

その表情がやけに悲しげで。


ーーその顔は似合わねぇな。


何をすれば、その子は笑顔になるのか。

そう考えた結果、かろうじて動く表情筋を上に釣り上げた。


少女は、はっと目を見開き、

ぼろぼろと涙をこぼし、何か言った。

音は聞こえない。だが、

口の動きでなんとなく、分かる。


ーーごめんなさい、か。


それを理解した瞬間、限界か。

目が機能を失ったように視点が合わなくなる。


ーー終わり、か、クッソ。


ーー最後の最後までツイてねえな。


視界が曲がる。色が、飛び散る。


赤と黒と白が重なる。


重なって、重なって、重なって、重なって、

混ざって、混ざって、混ざって、混ざって、

溶けて、溶けて、溶けて、溶けて、溶けて。


混濁する。


そして訪れる純粋な黒。


意識が遠のく。

剥がれかかった意識の中、

最後に何を思ったのかもはっきりしない。


だが、声が聞こえた。



ーーあぁ、愛狂しい。ーー



ブッツ。


その言葉の意味も理解出来ないまま、

電源を落とすかのように意識が落ちた。



身辺が落ち着いたので久々に物語を

書こうかな、とおもいます。

何か問題があればご指摘お願い致します。

ここまで読んでくださってありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ