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初投稿でよろしゅ
私は、マリー・クロッカス。
クロッカス領現当主オダマキ・クロッカスとその妻であるカーネシーク・クロッカスの一人娘として生まれ
た。
その私は今は7歳で、親が決めた婚約者と初めての面談をします。その相手というのはモナルダ・バイオ
レットという、バイオレット領の次男である。バイオレット家というのは二代前から頭角をあらわし、今で
はかなり裕福な領である。クロッカス領も大きな領ではあるが、子宝に恵まれず、こうしてバイオレット領
というのはまたとないチャンスなのである。そのためバイオレット領とは政略結婚なのだが。
私「モナルダ様というのはどのような方なのでしょう?」
父「そうだな、優しく緑が好きとは聞いたな」
私「優しいですか、会うのが楽しみです」
母「えぇ、きっとマリーも気に入るわ」
そんなことも知らない私は非常に浮かれ、今はモナルダ様のこと以外頭にありません。そのように浮かれ
ていると、時間は一瞬で過ぎていき、モナルダ領当主ルドベキア様のご在宅する屋敷へと到着しました。屋
敷には騎士が整列しており、屋敷の中からはメイド服を着た複数の使用人達が家から出てくる。そこから使
用人たちに案内され、私たちは屋敷へと招かれた。
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使用人たちからの案内を受け、この屋敷の主人がいるへやへ入った。そこから父たちは簡単な挨拶と軽く言
葉を交わしていた。
父「さて、そろそろ」
と父が切り出してはルドベキア様が「そうだな」と相槌を打ち、モナルダ様を呼びました。
モナルダ「モナルダ・バイオレットです....」
と、少し控えめで隠れながら言った。
ルドベキア「はははっ、すみませんな。
この子少し人見知りでしてな」
ルドベキア様がモナルダ様の背中を少し押しながら言う。
私「私はクロッカス領主の娘、マリー・クロッカスですわ。」