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妖し乃商店街  作者: ものまねの実
10/21

大会を知らず

木崎重工主催のロボット競技大会。

当初は『R-1グランプリ』という名前だったのだが、某ピン芸人グランプリとの区別のためにBを入れた『RB-1グランプリ』となったのは笑い話にしていいのだろうか。

新しい名称もまた紛らわしい名前になっているのに気付いてほしい。


参加に制限は無く、事前に参加機体をちゃんと動かしている所を大会判定員に現物か動画で見せて、問題なければだれでも参加できる。

木崎重工の発表したSGMを使うことを推奨されているが、独自のロボットでの参加も認められているため、門戸は広いと言えるだろう。

俺達も判定員に直接トウの動くところを見せて参加資格を得ているが、一応登録自体はSGMの改造機ということにしている。


開催場所は木崎重工の本社がある山彦市というところなのだが、運よく俺達の隣の市であったため楽に行きやすい。

以前ネーミングライツに木崎重工が名乗りを上げたことで有名になった『蘆屋あしやスタジアム』が大会の会場に選ばれたのだが、着いてびっくり、報道陣から観戦目的の人たちまでがスタジアム前に海の様に広がっており、俺達の運転する車が近づけないほどだった。


大会参加者として専用通路を通ってスタジアムに入れた俺達だが、控室に着いてさらに驚いた。

体育館ほどの広さのある控室が既に作業の音と怒号で大騒ぎだ。

ここにいるだけでも参加グループは30はあるだろうが、係りの人に聞くとスタジアム内を鏡写しに見た反対側にも同じような控室があり、そこにもう30グループほどが詰められているとのこと。


参加者は大企業のロゴが目立つグループからどこかの大学の研究室といった若者の集団に、見るからに外国人といった人種も混じっており、大会の規模のでかさをまざまざと思い知らされた。

係りの人に案内された先に用意された俺達のスペースに運んできた荷物を下ろす。

他の人たちは大掛かりな機械のアームやらメンテナンスベッドを持ち込んでいるのだが、俺達はロボットと簡単な工具だけのごく僅かな荷物の持ち込みとなった。


「んじゃ、ここで最終確認といこうか」

「うむ。大角はそっちのタブレットで動きを見てくれ。わしはPCで設定をいじる」

頷いて返事を返してセッティングに入る風に装う。

今俺達のしていることは単純に周りに対する偽装に過ぎない。

設定をいじったり調子を見たりといったことは目の前のロボットには必要ないのだが、何もしないでいると流石に怪しまれてしまうため、ポーズでこれくらいはしようと来る途中に打ち合わせていたのだ。

セッティングが必要ない理由は、目の前に正座している全高70㎝ほどの黒一色の武者鎧を纏ったロボットはトウだからだ。





源八と佳乃の3人で打ち合わせをした時に、最初にサイズの問題が指摘された。

今回の大会には唯一のレギュレーションとして重量制限がある。

この重量を超えない範囲であればどんな改造も許されるのだが、流石に大きさ相応の重量ではレギュレーションに収まらないだろう。


悩んだ末の解決法として、古い着物を扱った経験のある佳乃が鎧の手直しをして軽量化するという結論になった。

トウの意見を聞きつつ、詰めれるところを詰め、余分なパーツを外していき、残ったパーツをあーだこーだと組み合わせること3日。

高さ70㎝という子供サイズの当世具足が出来上がった。


付喪神の本体は鎧の中の限られた部位に宿っているためこういった無茶な手の入れ方をしても普通に動けるのだそうだ。

そうして出来上がった鎧を源八が何とか最低限の動きが出来る程度に修復したロボットの素体にかぶせることで武者鎧を着たロボットとして完成を見たのだ。

素体ではなく鎧が主体で動くので、素体の追従に動きを制限されることも無く、トウが持つ鎧の運用法でほぼ人間と同じ動きができる。


大会のレギュレーションで決められた重量に収まる程度に、源八が制作した刀を腰に差している姿はそのまま飾っておいても鑑賞にもいいのではないかと思わせる。

一応トウへの指示を出す手段として、小型のスピーカーを耳元に仕込んで、さらに面頬にかぶせるように取り付けたLEDで方向と警告を伝えるやり方も打ち合わせてある。

操縦用のタブレットで操作をしているように見えるが、実際はタブレットから発信された信号を受けたLEDの光を見て、更にスピーカーから聞こえる指示に従ってその通りに動いているだけなので、まず見破られることは無いだろう。

まあほとんどはこちらから指示を出さず、トウの自由に動いてもらうつもりなので使う機会はまずないと思うが。


完璧な偽装で臨む今大会で、トウ以上に柔軟な対応と動きが出来るロボットはいないだろう。

これはマジで優勝を狙えそうだ。


とりあえず控室で隣になったグループに挨拶をして回ったが、俺達の所属がただの町の電器屋だと知ると、苦笑してエールを送るのがほとんどだった。

確かに大手の後ろ盾も無い俺達は脅威と取られていないのは仕方ないだろうが、それでもやっぱり悔しい。


俺とは対照的に、流石に年を重ねているだけあって源八は感情を揺さぶられることは無いようで、俺の肩を優しく叩いて声をかけてくれた。

「そう暗くなるな。大丈夫だ。本番であいつらのロボットをスクラップに変えてやればスッキリするぞ」

やっぱり強烈なことを口走るほどに冷静じゃなかった。




サッカーが出来るほどの広さがあるスタジアム中央に大会参加者が集まり、開会式に臨んでいる。

ここにいるのが全参加者だとしたら総勢で200人はいるんじゃないだろうか。

並んでいる俺達の前には演説台があり、そこで先程からお偉いさんっぽい人達が入れ替わりで挨拶のようなものをしているが、正直この手の挨拶は中身が無いというのが世の理よ。


暫く退屈な時間を送っていたが、次に壇上に上がった人物に興味を持った。

いつぞやの木崎重工の記者会見に出ていた人だ。

「前にテレビで見たな。確か―」

「木崎重工特殊技術開発部部長、剣持雅弘けんもちまさひろ。SGMの生みの親であり、今回の大会の総指揮をとっておる」

解説どうも。

ふと漏れた俺の言葉に応えた源八の言葉にそういえばそんな名前だったなと思いながら、耳を傾けていく。


『―本日開催となるRB-1グランプリには全国のみならず、外国からの参加者も大勢集まり、我々の予想を超える盛り上がりが予想されることでしょう。』

そこでいったん区切り居並ぶ参加者の顔を見渡して一呼吸溜めて話を再開した。

『今日この場で行われるものは恐らく、この地上で最も洗練された、そして最も偉大な技術の教典となるでしょう。私から皆様に送れる言葉は多くありませんが、それでもあえて申すのなら…―競え!すべからく与えられる一瞬が諸君だけのものだ!』

ちょっと何を言っているのかわからないな。

だが、雰囲気だけは伝わったようで、会場中が歓声を上げている。

それを全身で感じたようで、満足気に剣持が台上を去っていった。


それから会場が落ち着くまで少し時間がかかったが、スタジアムの電光掲示板に大会のルールが表示され、司会の男性が一つ一つ読み上げていく。

俺達は先に知らされているのでルールは覚えているが、観客には知らない人も多いのだろう。

俺も見落としが無いか改めて確認していく。


対戦は基本的に1対1の形式で、直径10メートルほどの円形のリング上で行われる。

行動不能かリングからの落下で負け。

制限時間内に決着がつかなかった場合は、審判による判定で決まる。

重量以外の制限は無く、対戦者は試合開始前に必ず計量があるため、それをパスすれば試合を始められる。

トーナメント制で進められていき、優勝者には賞金として1000万円が与えられる。


当然のことながら俺の知っているものと変わりはない。

他の参加者の流れに乗って控室へと戻ると、俺達の待機場所に数人が立っていた。

すわスパイかと思ったが、よくよく考えると俺らをマークする理由が無いのだからスパイであるわけがない。

何者かと思いながら近付いていくと、どうやら外国人参加者のようだ。

恐らく武者鎧が珍しいのだろう。

全員が興奮状態で写真を撮りながら、口々にサムライと繰り返している。


それを見ていた俺達の存在に気付いた一人の金髪の若い男が英語で何かを話しかけてきたが、何を言っているのか理解できない俺は源八に目線で助けを求めるが、首を振られてしまったため、自力で何とかするしかなくなってしまった。

どうしようか悩んでいると、俺が英語を話せないことに気付いた様で、普通に日本語で話しかけてきた。


「これは失礼しましタ。ワタシはドイツのハイデルベルク大学の先進工学科の学生デ、カミルといいまス。コチラの鎧型のロボットの製作者の方デスね?」

拙いがしっかりとした日本語で驚いたが、言葉が通じるようでホッとした。

「これはご丁寧にどうも。俺達は田中電器という店の者です。私どものロボットを見ていたようですが、何か気になる点でも?」

その言葉を受けてカミルがマシンガンの様に質問を飛ばしてきた。


「コノ鎧ですガ、トテモ実用的なもので驚きましタ。サイズダウンはされているようですガ、板札も本物と同じ物が使われてますシ、立物が無い兜もリアルですネ!」

「お、おぅ、詳しいんですね。ハハ…」

カミルが何を言っているのかほとんど理解できないが、鎧に関する知識の深さが相当なものだというのだけはわかる。

まさか元々が本物の鎧を今大会用にサイズを詰めただけだとは言えず、あいまいな笑いで誤魔化すしかできなかった。


それからカミルの質問に分かる範囲で答えていき、世間話も交えて色々と話をした。

カミルの知り合い達は写真を撮るのに夢中で、暫く経つと満足したようで、礼を言って全員で去っていった。

「すごい熱だったのぅ。ドイツ人があそこまで鎧に詳しいのも驚いたが、それ以上にあの若さで大会にでるとは、技術大国は伊達ではないというところか」

「あっちじゃ飛び級で大学に入るのも珍しくないしな。鎧に関しては祖父が大の日本通でその影響らしい」

カミル達は全員が同じ機械工学の研究室の集まりらしく、今大会にその研究成果としてロボットを持ち込んでの参加となったらしい。

賞金も魅力だろうが、彼らのような研究者にとっては自分たちの成果を試せる場というのは貴重なのだろう。


トーナメント表の発表がされて、俺達の出番は第4試合だった。

数字的には縁起が悪いが、こればっかりは運なのでどうしようもない。

全部で32試合が行われるが、これは今日1日で終わるのだろうか。


そう考えに耽っていると、早速第1試合が始まるようで、俺達は控室に用意されている大型スクリーンで見物となる。

司会による入場の名乗りと軽くロボットの動きを見せながら歩くパフォーマンスを経て、それぞれがロボットを先頭に数人の人間が後に続く形でスタジアムに開いている北と南の出入り口から入場してきて、2機共がリングに上がる。

どちらも大手企業のロゴが貼られた機体で、改造もオーソドックスなパワー重視の物のようだ。

見た目的にはアメフト選手のフォルムと似ているな。

こういうのって企業同士の代理戦争みたいなものと見ていいのだろうか?


審判を挟んで睨みあう青と白の2機共が開始の号令で鏡合わせの様に全く同じ動きで突っ込んでいき、正面からぶつかり合う。

衝撃でどちらも弾かれて後ろへと大きく倒れる。

しばらく起き上がろうとジタバタして、青い方が早く起き上がった時点で勝負は決まった。

まだ倒れているロボットをサッカーの要領で蹴り続けてリングの外へと落とすという、何とも地味な決着の仕方だった。

だが、観客はそれでも盛り上がるようで、大歓声の中で勝ったロボットがダブルバイセップスのポーズをとって試合終了となった。


「なんか、結構地味だったな」

「そんなもんだろ。大企業って言っても本格的にロボット工学を齧ってる奴なんぞそうそういないだろう。わしらよりも金をかけてあるだけで、パーツの組み合わせに気を配ることもせんのじゃろ」

この手の改造というのは金をかければある程度の物は出来るのだが、パーツの組み合わせと操縦技術を磨けばいくらでもいいものを作れるらしい。


続いての試合もどれも似たり寄ったりのモノで、大概が正面からのぶつかり合いで、先に立ち上がった方が倒れてる方をリングアウトさせるという結末が続く。

さすがに観客も3試合同じ光景が続くと飽きるようで、今はもう新しい展開を求める空気へと変わっていた。


そんな中で始まる俺達の試合だが、そんな時に限って対戦相手はテレビの特番の大会などにも出場経験のある日本でも有数の工業大学の研究室のロボットだった。

機体の性能も操縦経験も十分だろう相手だけに、苦戦を覚悟してトウには余計な指示を出さず、独自の判断で戦っていいと言ってある。

勝手の分からない俺達があれこれ指示を出すより、戦の本能を知っているトウに任せた方がずっとマシだろう。

控室前で最終の計量が行われ、OKが出されてトウを先頭に俺達は進みだす。

声をかけるわけにはいかないが、それでも軽く肩を拳で叩いて、エールを送る。

トウにはそれが伝わったようで、顔だけを向けて一度力強くうなずいて来た。


『赤コーナーより入場しますのは、日本精密技工大学ロボット工学研究室所属、自由関節カンフーロボット、『シンホン』だぁっ!』

司会の紹介で入場してきたのは全身が灰色をしたスリムな機体で、手足の太さが若干あるかと感じられるくらいで、見た目だけならさほど突飛なものとは言えない。

だが一歩一歩歩く姿は実に滑らかで、トウほどではないが人間の動きにかなり近いと思える。

操縦している男性も神経質そうな顔で動かしているが、自分たちの負けを微塵も疑っていないような自信に溢れた目をしている。

有名大学のロボットというだけあって、観客の期待も大きいようで、迎える歓声もスタジアムを震わせるほどの大きさだ。


『青コーナーより入場しますのは、妖し乃商店街は田中電器店所属、太刀を佩いた当世具足のロボット、『トウ』だぁっ!』

対して俺達は全くの無名の町の電器店との紹介であったため観客の殆どが期待外れのような静かな拍手だけに迎えられた。

トウが普通に歩く姿は観客からしたら面白いものではないようで、特にリアクションも無くリングに上がる。


だが、相手の方は驚愕を顔に張り付けて固まってしまっている。

それも当然だろう。

なにせトウは今、花道を歩き続け、そのまま一歩も止まることなく階段を上ったのだから。


元々のSGMに搭載されているCPUの性能ではバランサーに追加で割けるリソースが少ないために、段差を乗り越えるときにはまず一度立ち止まり片足ずつ一段一段上るしかできないのだ。

事実、相手のロボットは段差で止まって、片足を上げて安定してから前に出すという動作を繰り返して上っている。

そんな中でスムーズに人間が階段を上るように上ったトウを見ては、ロボット技術に理解の深い人間は驚かずにはいられないだろう。


審判の声に促されてリング中央で向かい合う。

一応トウには大会のルールを説明して勝敗の決め方は理解していたが、そこへとどうやって道筋を立てるのか全く予想できない。

互いに審判の開始の合図に備え、その身に溜められた力を開放する瞬間の訪れを今か今かと待っている。


『レディ……ファイッッ!!』

開始の合図で2機が同時に動き出す。

さすがは経験者といったところか、前3試合の様に正面からのぶつかり合いにはならず、シンホンが大きくトウの左に割り込む。

どうやら腰に下げた刀を抜く瞬間を狙うつもりの様で、膝を曲げて飛び出す瞬間を待っているようだ。

トウも左に顔を向けているのでそれに気付いているようだが、あえて刀に手を伸ばして相手の飛び出しを誘う。

案の定飛び出してきたシンホンだが、ただ突っ込むだけではないようで、数歩進んですぐにトウの上半身を狙っていることに気付いた。


やはりロボットだけあって関節の動きが人間のそれにあてはまるものではなく、足の関節を何度も折り返した蛇腹状にしてバネの様に飛び上がってきた。

そのまま上半身に取り付くようにして衝撃を与えて転ばすつもりだろう。

恐らくそのあとはリングアウトなり、押さえ付けてのタイムアップなりで決着に持ち込むつもりか。


なるほど、それなら安全に相手だけを倒せるだろう。

だがそれは普通のロボットだった場合の話だ。

残念だがトウは生きた鎧だ。

普通のロボットの範疇には収まらない。


上半身に飛び掛かってきたシンホンを迎え撃つことなく、トウは膝を勢いよく落としてシンホンを自分の上に通過させる。

シンホンの体の中心が丁度自分の真上に来た瞬間、一気にジャンプして背中から迎えに行く感じでシンホンにぶつかる。


その勢いはかなりのものらしく、その場で4メートルほど真上に打ち上げられたシンホンはそのまま落下の勢いを減らすことなくリングに叩き付けられた。

シンホンの操縦者は何とか復帰させようとコントローラをいじくるが、ロボット自体が反応しないようで、審判により決着が宣言された。


僅か2分にも満たない攻防で全てが決まり、観客が目の前で起きたことへの理解が追い付いていない会場はまだ静まり返っている。

しばし経ってからの再びの大歓声にトウが刀を抜き、天に向かって突き出すというパフォーマンスでさらに歓声が膨れ上がった。


『これは驚きだー!今大会の本命の一つに数えられる日本精密技工大学がまさかの初戦敗退!しかもそれをやったのは全く無名の田中電器店!まさかのダークホースの登場に大会の行方は全く分からなくなったぞー!』

司会の煽りの言葉を背に、俺達は入場口へと戻っていった。


「やったじゃねーか、トウ!会場の歓声を聞いたろ?あそこにいる全員の度肝を抜いてやったんだよ、俺達は」

「ああ、全くじゃ。相手の顔を見たか?まさか自分たちの負けを予想してもいなかったんだろう。わしらが退場する瞬間まで動けずにいたぞ」

今回の対戦相手に特に含むものは無いのだが、それでも自分たちとは違い、多くの期待と熱意の対象となっていただろう彼らに勝ったのは実に痛快だ。


笑顔でトウの働きを労い、それを受けてトウも嬉しいようで、何度も頷いて相槌を返していた。

タブレットでの意思疎通は出来ないが、それでも喜んでいるのは伝わる。

子供が喜びを表すように万歳を繰り返している姿はちょっと可愛い。


そのまま喜びの余韻に浸りながら控室へと戻った。

一歩室内に入った瞬間から、他の参加者たちから向けられる視線には、もう最初の頃の無名の弱者を見るモノは含まれておらず、誰もが俺達に注目している。

相手が油断して勝てる目はもう無い。

ここからは一戦一戦が激戦になるだろう。

まだ初戦を勝ち抜いただけだ。

油断も驕りも許されない戦いが続いていく。

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