-chapter1.- 目覚め
箱庭遊戯オリジナルストーリーです。
本編とは一切関係はありません。
ゆっくりよんでね!!
現実とは、酷く脆くて儚い。
自己を保っていなければ、何時かは世界に呑み込まれてしまう。
幻想は幻想でしかなくて…現実には程遠い。
そんな世界で―
「貴方は何を見るんだろうね…。」
***
…。
ねぇ、其処の貴方。
そこの貴方よ。他に誰がいるって言うの?
…貴方、その様子だと、「外の世界」から来たみたいね。まぁ、ここにいる時点で変人だとは思ってたわ。何で変人かって?フフ、だって此処。巷じゃ有名な幽霊屋敷よ?よっぽどの方向音痴か、"変わった人"しか来ないもの。…何よ、その目。安心して。私は幽霊じゃないわ。この幽霊屋敷の主とでもいったところかしら。そういえば、貴方は何て名前なのかしら?あ、それ以前に、此処にくるまえの事とか覚えてるの?私が知らないこと以外なら、森羅万象、有象無象、一切合切。全部教えてあげるけど?…ロンドン…?知らないわね。それって外の事でしょ?もう…何かあるでしょ?此処が何処なのかとか、自分はこれからどうすればいいのかとか…。…私の名前?自分は名乗らないのに、人には聞くのね。ユメ。私はユメって言うの。さっきもいった通り、この幽霊屋敷の主。世界の管理人。ま、この辺はまだ知らなくていいと思うわ。このまま此処にいてもらっても困るし…キエンに見つかったら面倒だしなぁ…。うん。今から貴方をある場所に送るわ。大丈夫。きっと貴方が、もとの世界に戻る手助けをしてくれる筈よ。さ、早速いってもらおうかしらね。向こうに着いたら、私のこと、絶対にいっちゃダメよ?約束。そうねぇ…攵…。向こうでは攵と名乗りなさい。後は適当に合わせておいてね。
準備はいい?
_幸せを祈るわ。頑張ってね。
箱庭遊戯の本編とは違う、オリジナルストーリーです。
プロローグなので異常に短いですが…
これからの展開を楽しみにしていただけると幸いです!
はい。
思い付きで書いたので、かなり見切り発車感漂う作品となっております。
正直なところ、いつ打ちきりになってもおかしくない…www
でも書いてる間に愛着が湧くかも…?
ゆっくり気まま待ってて頂けると幸いです。
是非また読みにきてください!
いいでも9.8は待ってます。
コメントくれると嬉しいです!!