登場人物等
舞台は自分の個性が魔法となるファンタジー世界。
その学校の文芸部で起こるとある出来事のお話。
道明寺明羅 芝居がかった言動の三年生、文芸部部長。神託のように浮かんだ詩を綴る。
文 優しく女性らしい三年生、文芸部副部長。綿密に作りこまれたキャラクターが自由に動いたものを書きとめた、恋愛・友情ものを描く。魔法は人物を詳しく知っているほど高い精度になる予測。とあるジャンルになると熱くなる。
トリフォリウム 無口な二年生。現実の人物などをモデルに性質を取り込み再構築した、非日常を書く。そうした人の魔法などの特性を使うことができる。爆発魔法は過去に主人公にした人物の魔法であり、コピーの中で一番うまく使える。
白い波 ほんわかとした二年生。意識して見た景色を写真のように記憶に取っておけるという魔法を持つ。写真部と兼部しているため部活に来ないことも多い。厨二病なペンネームを聞いたときにはツッコミたかったが言わなかった。
るり 今回の視点、特徴のない平凡な一年生。
物語を展開する者 微妙な敬語の一年生。ガラケーで打った言葉の幻覚を見せる。ケータイ小説出身。厨二病。
特権魔法とは、その活動を深く知り、使いこなせる者だけが扱える特殊な魔法。
その一例が文芸部特権の「舞台創造」 仮想空間の創造とそこでの活動へ導く。