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偉人たちの輪廻転生スクールライフ  作者: みらい
2章 生徒たちの質実剛健スタディーライフ
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48話 実技テスト

 実技テスト当日。

 私たちは試験会場となる仮想空間の中へと潜っていた。


 会場は4キロメートル四方の広大な空間。

 木々が生い茂った森や、草花の溢れる草原。


 起伏の多いフィールドに建てられた、コンクリート製の陣地で私たちはテスト開始の時刻を待っていた。


「ふぅ……ちょっと緊張するね」

「そうですよねー。でもちょっとだけワクワクしますよね」


 私の隣でウトウトしていたヒトラーを起こし、適当に話をして時間を潰していた。


 ヒトラーが言うように、クラスメイトは多少興奮しているようだった。


 確かに、入学以来初めて他クラスの偉人と戦うことになるわけだし、口吻は拭えないだろう。

 まあ、私はアインシュタインや石川五右衛門と既に戦闘したことがあるのだが。


 適当に体をほぐして待っていると、鼻歌を歌いながら近づいてくるノーベルが。

 私はさりげなくクソ爆弾から距離を取り、走って追いかけてきたノーベルに追いつかれた。


「ヘイ、建築娘! 今から俺と保健の実技しないかい?」


 私はセクハラしてきたノーベルの股間を思い切り蹴り上げた。


 すると、ノーベルの頭の上に出ていたHPバーがグングンと減っていき、ゼロになった。


 あっ。


 確か、この会場で死んだら、復活まで一分かかるらしい。


 …………なら、無限にリスキルして遊んであげようか。


 私はリスポーンポイントで構えて、リスキルの準備をした。


 沖田さんからこいつ何してるんだという目で見られながら待っていると、試験開始のブザーがなった。


 試験時間は仮想空間内の時間で6時間。


 私は事前に決めておいたチーム通りに行動しようと、ヒトラーなどのメンバーを探して……。


「全軍、とつげきぃぃぃ!!」


 エジソン先生に作ってもらった走る三角木馬、赤兎に跨り駆けて行ったアンリを目で追った。


 あいつは一体何をしているんだ。

 アンリの役割は拠点防衛だろうに。


 私は、頬を赤らめながら姿が小さくなるアンリを眺めていると、野郎共がそれに続いて叫びながら駆けて行った。


 どいつもこいつも、どうして事前に決めた作戦どうりに動けないんだ。


「ガウディ。俺は作戦どうりに勢力土地を増やしてくる。男があれだから、ガウディは好きなように動いていてくれ」


 呆れ顔の沖田さんが、近づいて私にそう告げてきた。


 私はコクリと頷くと、ヒトラーと共に。


「突撃だー! 不滅の魂をもって、我が帝国の力を見せてやれぇ!」

「見せてやれぇ!」


 叫びながら駆けだしていった。


 拠点に残っていた沖田さんたちは、頭を抱えて唸っていた。

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