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偉人たちの輪廻転生スクールライフ  作者: みらい
2章 生徒たちの質実剛健スタディーライフ
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46話 ドラコンクエスト

 人の話を聞かない両親が居る自宅から寮に戻った私は、ネットで注文しておいた今日発売の新作ゲームを、自室でプレイしていた。


 ベッドで寝転んでそのゲームをプレイする私の隣には、何故かいつもしれっと私の部屋に来ているヒトラーとアンリ。


 両隣からゲーム画面を覗かれながら、私は新作の『ドラコンクエスト2』をプレイしていた。


「ガウディさん、このゲームはどんなゲームなんですか? ドラゴンとかでてくるんですか?」


 両手で頬をつきながら覗くヒトラーが私に尋ねてきた。


「これはねぇ、ギリシャアテネの政治家ドラコンになって、アテネの民主化を目指す物語だよ。前作は政治家になる所までで、今作は憲法を作るんだよ」


 ドラコンとは、紀元前のアテネで慣習法を成文化し、民主化を進めた政治家のことだ。


 なので、このゲームにドラゴンなどは出てこない。

 出てくるのは敵対関係にある政治家だけだ。


 私は敵対政治家に濡れ衣を着せて潰しながら、どんどん自分だけの憲法を作っていった。


「このゲーム面白いん? 魔法とか無いん?」


 ヒトラーと同じく頬杖をつきながら、アンリが質問してきた。


「このゲームは戦闘とかはないよ。だから魔法もないよ。でも、お金を出すと相手が友好的になる魔法はあるかな」


「それって賄賂じゃん」


 私は地位の高い政治家に賄賂を送りながら、私自身の地位を高め、法律をバンバン発布していた。


 あー、やばい。

 このゲーム超楽しい。


「ガウディさん、そのゲーム面白いんですか? 結構売れてるゲームなんですか?」


「……今は50本売れてるらしいよ。面白いか面白くないかで言うと面白いよ。私は」


 またひとつ新たな法律を施行し、民主化に1歩前進した私は、ゲーム機を閉じてベッドからおりた。


「2人ともさ……明日からまた授業が始まるんだけど、宿題終わった?」


 既に宿題は全て終わらしている私が、おバカ2人に尋ねると。


「おやすみなさい、ガウディさん」

「ガウディおやすみー。私の机の上に宿題があるから、やりたかったらやってていいよ」


 2人して布団の中に潜って現実逃避を始めた。


「こら、私の部屋の布団で寝ないで! さもないと2人の部屋から色々盗んで男子の部屋にぶち込んどくよ!」


「もう、ガウディさんってばそうやって無理やり理由を作ってまで、大好きなノーベルさんの部屋に入りたいんですか? えっちしたいんですか?」


「ガウディってば大胆だなー。いいよいいよ恥ずかしがらなくても。部屋で二人きりになってヤッて来な♪」


 …………。


 布団から顔だけ出して挑発してくる2人に、私は飛びかかった──。


 ──二度と生意気な口を聞けないよう、2人をくすぐり続けて建築物で拘束した。


 そのまま部屋の扉のところまで来た私は、2人の方を振り返って。


「それじゃ、2人とも。私はヒトラーの部屋で寝てくるから明日の朝までそこでよろしくね♪ 適当に男を私の部屋に来るよう誘っておくけど、責任は取らないよー」


「「ごめんなさい!!」」

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