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第9話 第一次世界大戦の更なる迷走2

 そんな感じで、第一次世界大戦編の投稿を始めたのですが。

 この辺りから、作者の見込み違い、登場人物の暴走等が、少しずつ発生するようになりました。


 本来からすれば、第一次世界大戦編は、第3部だけの筈でしたが、空軍創設を描かねば、また、土方歳三の初孫、土方勇志の長男になる土方歳一の初陣を描かねば等々の理由から、最終的に第3部と第4部に分けることになりました。

 また、土方歳一の誕生を、1895年2月と描写してしまったことから。

 土方歳一が、海軍兵学校を卒業して欧州に赴くのは、1918年春と言うことになりました。


 そして、必ずしもこだわる必要は無かったのですが、土方歳一が欧州に赴く前と、赴いた後で、第3部と第4部を分けて描こうとしたために。

 1918年という1年を、第4部で描くことになりました。

(実質的には1918年春から1918年11月までですから、第4部は、1年にも満たないというより、半年余りのできごとということになります。

 また、このことが後々、第二次世界大戦を描く際に、私の内心に影響することにもなります)


 そのお陰で、後述しますが、日本空軍創設の経緯を詳しく第4部で描けたのですが。

 その一方で、前々から私が考えていなかったことではないのですが、日本の戦車等の描写が詳し目に「サムライー日本海兵隊史」世界がなる原因が生じてしまいました。


 また、ガリポリ、ヴェルダン、カポレット(=チロル)と、第3部が基本的に個々の戦いの連なりという事態を生じる原因にもなりました。

 何だかんだ言っても、この頃は史実との差異が、日本(及びその近く)以外では小さなものでした。

 そのために、詳しくは史実を調べてください、という形で世界情勢描写を省けたことや。

 また。


 日本海兵隊の規模は、それこそ第一次世界大戦末期でも4個師団に過ぎません。

 それも、いわゆる三単位師団になっているからで、この当時の日本陸軍なら3個師団の規模なのです。

 そういった小規模な部隊であることから、世界全般については、史実とそう違わない描写をしても、読者の方々も、そう違和感を感じるような描写にならなかったのですが。

 その一方で。


 日本陸海軍は、様々な経験を積み重ねてしまいました。

 例えば、航空隊の様々な実戦経験とか、果ては、山岳部隊や戦車師団の編制等々です。

 特に山岳部隊や戦車師団の編制は、作者の私の完全な暴走、我が儘なのですが。

 やはり。


 日本軍が欧州に赴いている以上、それなりに読者にも分かる有名な戦場で戦わせたい、そして、そうなるとそれなりの戦果を小説上、挙げさせねば、という想いが私にしてしまい。

 結果的に、ガリポリ、ヴェルダン、カポレット(=チロル)と日本海兵隊は第3部において転戦し。

 また、第4部では西部戦線で連合国軍の最終攻勢に参加することになるのですが、そうなると。


 アルプスのふもとで戦う以上、やはり山岳部隊がいるな。

 1918年の最終攻勢となると、やはり戦車が無いとつらいな。

 そんな作者の考え、暴走から。

 海兵隊が山岳部隊を持つは、戦車師団を持つは、というとち狂った世界に何時かなってしまいました。


 作中で、日本陸軍の軍人が荒れて言いましたが。

「何で、日本陸軍に戦車が1両も無いのに、海兵隊は200両以上も戦車を持っているのだ。真にけしからん。許せん。陸軍も欧州に赴くべきだった」

 という事態にまで、暴走してしまいました。


 今となっては作者の私自身、マリアナ海溝の底よりも深く反省したくなる事態です。

 日本軍が欧州に赴くのは、海兵隊が装備を欧州から持ち帰ることで、史実よりも日本陸軍の装備を更新させようという作者なりの目論見からだったのですが。

 やり過ぎました。

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