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第3話 最初はこんなに長い話になるとは

 そんなことから、色々と逡巡していましたが、それなら架空の主人公にして、その子、更に孫が、主人公を受け継いでいく形にして、その背景に海兵隊や林忠崇がいる話にしよう、と最終的に私は決めました。

 ただ、小説と言うのを書いたことが無かったので。


 まずは、「ベルリンの栄光」という形で、ちょっと書いてみました。

 それで何とか自分も小説が書ける、という自信がついたのですが。


 この時点では、第一次世界大戦後の日本は、英米と寄り添いつつ、第二次世界大戦を迎えるという話で、大プロットを私は立てていました。

 更に、この世界の第二次世界大戦は、米ソは第二次世界大戦に参戦せず、主に日英が共闘して独を打倒、中国とは痛み分け講和で、満州国が存続して第二次世界大戦が終結する、という感じでした。

 何しろ、読んだことはあっても、小説を書いたことが無かったので、大規模な戦争を描く自信が、私にはなかったのです。

 それもあって、そのような形の第二次世界大戦を考えていました。

(実際、「サムライー日本海兵隊史」本編において、対独戦終結後の対ソ戦がああいう展開になったのは、それが一因だ、と私は自省しています)


 そして、全くの架空の主人公では、読者も分かりにくいだろうし、ということから。

 土方歳三の末裔、つまり、土方勇志らを主人公として「サムライー日本海兵隊史」の物語を紡ごう、と決めたのです。

 しかし、ここで大きな計算違いをしていました。


「サムライー日本海兵隊史」については、この時点では、戊辰戦争終結から第二次世界大戦終結まで全部を併せても60万字もあれば余裕で描けるだろう、という恐ろしい楽観論から私は投稿を開始したのです。

(うーん、今から考えれば、太平洋戦争に突入した日本の指導部を笑えない無謀な投稿開始でした。

 それこそ、高尾山に登るつもりが、富士山に登る羽目になりました)


 更に考えて、主人公が世代交代していく以上、いわゆる転生もの等は端から無理、と私は判断して、それこそ古典的な仮想史モノ、タイムトラベルとかが全く無く、史実と異なる選択を史実の人物がしたことから歴史が変っていくという。

 檜山良昭氏の「本土決戦」シリーズや、佐藤大輔氏の「レッドサンブラッククロス」等のような小説を描くことに、私はしました。


 そして、「新選組、西南戦争へ」の投稿を開始し、紆余曲折を経た末に、何とか完結まで私は描けたのですが、完結直後に、私は悪い予感がしてなりませんでした。


 実は「新選組、西南戦争へ」を、私は長くても6万字もあれば描ける、と当初は考えていたのです。

 ですが、色々と描く内に、話は長くなる一方になってしまい、完結までに約15万3000字余りが掛かるという事態が発生してしまったのです。

 つまり、当初の予定の2倍以上、3倍近い長さの小説を書く羽目に。

 こんな長い小説を描くことになるとは、と想いました。

 でも、その一方で。


「なろう」の他の方の投稿ペースや文字数から、2、3日毎の投稿を最初は考えていたのですが、1日に描ける私の執筆スピードや自分の性格等を考え合わせた末に、投稿を開始したら、基本的に毎日1本の投稿を目指して頑張ってみよう、と努力した結果、平日は1本、休日は2,3本の投稿が行えたことです。

 また、毎日の投稿を意識することで、頑張って投稿を続けることが出来、それも自信につながりました。


 最も、その代償として、未だに時折、指摘される。

 1話が短すぎで長く描くべきだ、等々の批判を被ることにもなったのですが。


 私としては、そんなことをしては、自分の性格からエタりかねない、という危惧を覚え、批判は仕方ない、と割り切って投稿を続けることを決めたのです。

 ご感想等をあらためてお待ちしています。

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