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第21話 第二次世界大戦の大きな流れとその結末について

 そうは言っても、ここまで描いてきた以上、完結を目指して描くしかない、と私は腹をくくり、約2年を掛けて、第9部から第14部まで順次、執筆していきました。

 しかし、ものすごく大雑把なプロットが、一応とはいえど、作者の私の脳内では、できていたとはいえ、詳細に小説で実際に描くとなると話は別です。


 日本本土空襲から、独ソの潜水艦部隊を中心とする通商破壊戦、更にポーランド戦に、ソ連軍の満州侵攻作戦、ノルウェー戦、と第9部において描くことになり。

 以下、各部においては。


 第10部では、いわゆる対フランス戦からライン川渡河作戦、満州における対ソ反攻作戦を。

 第11部では、ドイツ本土侵攻からベルリン陥落、ソ連極東領侵攻作戦を。

 第12部では、半ば幕間と言うか、この時点における世界情勢、民族、宗教紛争を描く一方、ソ連本土や中国奥地への侵攻作戦準備を。

 第13部では、1942年中のソ連本土、中国奥地への侵攻作戦を。

 第14部では、1943年中の対ソ連、対共産中国戦争の終結までを。


 全くもって大雑把にですが、そんな感じで私は描いていき、第二次世界大戦終結、という完結を迎えることができました。

 もっとも、第9部から第12部まではともかくとして。


 第13部、第14部は、半ば結末が分かっている状況に完全になり、それに描写等についても、作者の私自身が、完全に竜頭蛇尾と言われても仕方ない、そんな描写等になったな、と思わざるを得ません。

 実際、ブックマークも、第12部までは200を超えていたのが、2019年6月現在、第13部、第14部においては、180を切る等、どう少なく見積もっても1割以上は、下がってしまっており、読者の反応が、この一点からしても今一つだったな、もうちょっと上手く描ければよかった、と今更ながらに、心から作者の私としては自省する次第です。


 後、私が地図を描けないのも、微妙に読者からの反応が悪くなった原因だと思います。

 ソ連も、中国奥地も本当に広大なのです。

 読者からしてみれば、現在の戦況が分かる地図があった方が読みやすかった、と私も想うのですが。

 生憎と、私は地図(というか戦況図)を描くのが、全くダメで。

 それもあって、地図ナシで小説を描き続けることになり、多くの読者から、これはどこのことなのだろう、という想いをさせてしまったのでは、と今でも後悔しています。


 その一方というか、ソ連と共産中国の最期に関する描写につき、どうにも上手く描写できなかった、という反省と言うか、後悔と言うか、そんな想いをしている所でもあります。

 でも。


「私はどうなってもいい。国民を援けるためならば」

 それこそ、昭和天皇陛下が仰せられたような言葉を、スターリン等のソ連指導部や、毛沢東等の中国共産党指導部が、実際に拷問による虐殺覚悟で言って、連合国に対する無条件降伏に応じるでしょうか?


 ソ連の指導部や中国共産党指導部が、史実でやったことを考える程、どうにもあり得ないようにしか、私には思えませんし。

 無理して描けなくもないですが、それを読んだ読者からも。


 ソ連や共産中国の最期について、こんな結末は無い、と思います、

 みたいな否定的な感想やコメントが、殺到するような気がしてなりませんでした。


 被害妄想が酷すぎ、と言われそうですが、かつて、実際に暗になろうからの退会を求められる、そんなことまで、例の騒動の際に複数の方から実際に言われた私の身としては。

 神経過敏にも程がある、被害妄想です、そんなことをする人はいません、と幾ら言われようとも、私としては、考えざるを得ない訳で。


 そんなことから、ソ連や共産中国の最期について、あんな描写になってしまいました。

 ご感想をお待ちしています。

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