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第20話 第二次世界大戦編突入前に決めたこと

 そして、「サムライー日本海兵隊史」(本編)は、第9部から、第二世界大戦に突入していくわけですが。

 その際に、私は機械的すぎ、と言われようとも、基本的に、各部を約8か月の単位で描くことにしました。


 このように決めた理由ですが。

 余りにも当初の予定と異なった、大規模な第二次世界大戦となったために、自分がこれまでに描いてきた内容等から、本当に完結できるのか、また、いわゆる風呂敷をきちんと私は畳めるのだろうか、という不安が私の心の中で、高まっていたことです。

 そして、第4部での描写等から、1年で1部と言うのでは、余りにも駆け足の描写になりかねない、というのも頭をよぎりました。

 そうなると、どうすべきなのか、と考えました。


 ちなみに1年、1部というのは、最後は駆け足で終わった、川又千秋氏の「ラバウル烈風空戦録」の当初の執筆予定(として第1巻の後書きに書かれていたと思う)からの発想でした。


 そう言った観点から、あらためてこれまでの執筆を見返してみたら、第2部までが明治、第5部までが大正(もっとも、結果的に昭和初期に一部食い込んでいますが)、第8部までが第二次世界大戦直前となっていることに気付きました。

 それで、各1部を8か月とし、第14部で本編完結にしようと思いました。


 この点について、機械的に物事を考えすぎ、執筆予定を堅苦しく考えている、と指摘されましたが。


 でも、私なりに、極めて大雑把な第二次世界大戦のプロットを、第8部完結時点で考えたのです。


 1939年9月に第二次世界大戦勃発、日米は史実と異なり早期に第二次世界大戦に参戦したとして、という歴史の流れを私なりに考えたら。

 史実と異なり、フランス軍が強化されていることもあるから、1941年中にドイツは降伏するだろう。

 そして、1942年春からソ連欧州本土侵攻作戦が発動され、1943年中にソ連(及び共産中国)は無条件降伏を余儀なくされるだろう。

 そうしたことから考えるならば、8月単位と言うのは、丁度いいのではないか、と当時の私としては思われてならなかったのです。


 なお、第二次世界大戦を描くのには短すぎる、もっと長く丁寧に描くべき、とも言われましたが。

 一応、ギリギリとはいえ、第二次世界大戦部分については、100万字は超えています。

 確かに「なろう」において、100万字を超える小説は多々あり、1000万字を超える小説も、複数あることから考えると、短すぎるという批判がされるのも、ごもっとも、と思わなくも無いのですが。


 大体、200頁程の文庫本が、12万字から14万字程だそうです。

 それから言えば、大雑把に言って、「サムライー日本海兵隊史」(本編)は、第二次世界大戦部分だけでも、文庫本7冊から9冊程の文章量にはなる訳です。

 それなのに短すぎる、と言われても、実際、以前の商業仮想戦記で文庫本7冊から9冊となると、かなり長い部類に入ったような覚えがあるし、ということから、第14部完結で、広がり過ぎてしまった「サムライー日本海兵隊史」(本編)を畳むことにしたのです。

 

 と言うか、それ位の計画性をもって、執筆していかないと、私自身、とても広がった風呂敷を畳めない、と想う有様でした。

 何しろ、ネット小説どころか、小説を本格的に書いたのが初めてなのです。

 更に当初の予定では、米ソは第二次世界大戦に不参加、日中戦争は早期解決して停戦、というものだったので、基本的に欧州戦線だけ描けばよかったのに、完全に引き返せなくなっていて、欧州戦線、シベリア戦線、中国本土戦線と三正面戦争を描く羽目に。


 これ、どうやって畳めばいいかな、と途方に暮れる想いをしながら、描くことになりました。

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