第15話 「四姉弟」のそもそもの発端等
豆腐メンタル、そんなことになるなら、そもそもネット小説を投稿するのが間違い、と叩かれる、と私自身も思いますが。
私の小説について、間違いを認めたら、毎日、いつ描き直しをされるのですか、私の指摘、言っていることは間違ってはいない、とあなたは認めましたよね、みたいなことを言われたら、大抵のネット小説作家がへこむ、と思います。
それで、耐えかねて私が無視します、と言ったら、メンヘラちゃんですな、間違いを認めたのに撤回されるのですか、確かに私は訂正しろ、と言った覚えはありませんけどね、と更に叩かれる。
あの時は、私の記憶の中で、更に悪い思い出に変わっているのかもしれませんが、そんな感じでした。
そんな感じで、第6部まで描き進めていったわけですが。
未だにああ、あのことか、と覚えておられる方も、それなりにおられるでしょうが。
第6部の途中、それこそ真面目に筆を折って、「サムライー日本海兵隊史」の全面削除を検討したことが、私にはあります。
正直に言って、全く思い出したくない話なので、それ以上はここに書きませんが。
その一方で、その指摘の中で、私の歴史知識等に限界を感じていたのも事実です。
何しろ、この時点で既に60年以上、史実と違う歴史を紡いで描いていた訳で、それにも関わらず、多くの人に納得して読んでもらえるだけの小説を描き続けられるのか、余り大きな流れの話を描き続けるよりも、むしろ、細かな視点を取り入れた小説にして、大きな部分については、読者の想像にある程度は任せた方が良いのではないか、という想いが頭をよぎるようになっていました。
そんな時に、昔、見たアイマスのニコ動のネタを思い出しました。
ある意味、投げっぱなしのオチなのですが。
高木社長にスカウトされた新人プロデューサーが、双海真美と双海亜美の2人を任されることになって、高木社長の立会の下、顔合わせをしたら。
前世で真美と亜美が、新人プロデューサーの恋敵で、酷い修羅場を演じたことを3人共が思い出し。
真美と亜美が、お互いに
「あの人は私の体も心もいい、と言ってくれた」
「何を言うの、私から寝とっておいて」
等々の暴言を吐く一方で。
新人プロデューサーは、高木社長から、
「君は小学生と、しかも双子の二人共と肉体関係を結んだのか」
と怒鳴り上げられ、
「いや、違いますから。誤解ですから」
等と懸命に弁解しながらも、
「これ、この後、どうなるの」
と途方に暮れるというオチになる動画でした。
(なお、動画の名前や作者が、今の私には思い出せません。
このエッセイを書くにあたり、それなりのタグ検索を念のために、私は掛けたのですが、見当たらないので、今は作者引退等で削除された動画かも)
そんな感じで、前世の記憶を思い出したことによるドタバタコメディでも、気分転換を兼ねて描くか、と想うようになり。
とは言え、女性が2人ではどうにも寂しいので。
3人にまずは増やして、いっそのこと、外人の金髪巨乳キャラも加えて女性が4人に、と。
そして、史実を基に前世からの転生にしたら、それはそれで弾けきれないので。
「サムライー日本海兵隊史」世界を活用するか、と想ってしまいました。
ついでに、新キャラのご先祖様にして、とある意味、悪いことを考えました。
(今になって、冷静に考えてみれば、これで新キャラになる「四姉弟」ができたので良かったといえば、良かったのかもしれませんが。
その一方で、仮想戦記と言うより仮想史小説に、「サムライー日本海兵隊史」が徐々に変っていった初めになってしまったのかもしれません)
そんな感じで、「サムライー日本海兵隊史」(本編)の後半で、結果的にですが、本来の主人公である土方一族よりも、何だか主人公的な立場になってしまった「四姉弟」(村山幸恵、土方(篠田)千恵子、岸総司、アラン・ダヴー)が誕生することになりました。
そして、描く内に、「四姉弟」の関係も徐々に移り変わっていき、特に末弟のアラン・ダヴーは、いつの間にか、土方勇よりも小説内で派手に動く存在になってしまいました。
更に家族関係も、外伝等で描いた結果もありますが、極めて複雑なものに。
自分の実の娘が、自分の妻の連れ子養子と結婚し、更に妻の死後、その娘の実母、かつての恋人とアラン・ダヴーは再婚するという、一回の説明では分からない複雑な家族関係になりました。
本当に新キャラがこうなるとは思いませんでした。




