表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/33

第12話 いわゆる戦間期について2(主に国内インフラについて)

 ちなみに海軍戦備を減らして、どうするつもりだ、と言われましたが。

 私として「サムライー日本海兵隊史」世界でやりたかったのが、日本陸軍の機甲化でした。

 それこそ大陸で対ソ戦を考えるならば、機甲部隊の充実は半ば必要不可欠です。

(それよりも航空優勢確保が大事だ、と言われるでしょうが、そうは言われても、小説等でいわゆる絵になるのは、戦車部隊や機械化部隊の描写でしょう)

 しかし、そうなると。


 日本国内のいわゆるインフラ整備が必要不可欠です。

 特に日本の鉄道が狭軌というのが、日本が開発できる戦車についての重戦車化を困難にします。

 他にも道路や橋梁等の改善も必要なのですが、特に問題として目につくのが狭軌鉄道の問題です。

 それで、史実を調べた末に、大正時代に寺内正毅内閣が実行しようとした改軌計画が、この世界では実現するということで、鉄道が狭軌から標準軌に変わることにしました。

 ですが、これも色々と批判されました。


 史実で、できなかったことはできない、とか。

 そんな金が無いとか。

 鉄道を敷設しなければ、日本は発展しないとか。

 色々と。


 私としては、既述のように海軍の軍備を削っているので、それなりに金は確保できると推算しましたし。

 また、朝鮮半島の開発に回されたお金が、日本国内の開発に回るので、何とかなる、と考えたのですが。

 そもそも朝鮮半島を植民地化しないと日本は発展しない、とまで叩かれました。

(朝鮮半島の開発には、多額の日本のお金が投じられており、確か朝鮮半島の経営は結果論になりますが、赤字だった、と私は覚えているのですが。

 後知恵といえば後知恵ですが、朝鮮半島開発のお金を日本本土開発に回したら、日本が発展しないと言われるのに、当時の私は理解できませんでした)


 それを無視して、私の思い通りに描いたら、メンヘラとか、人の折角の助言を無視するとかいわれて。

 本当に叩く人は叩くものだ、というのを私が実感として知ったのは、本当にこの頃のことでした。

 実際、これまで約20年に渡り、ネットで色々と出没していますので、他人が叩かれたりするのを実見していますし、ネットで自分がトラブルに巻き込まれたことがありはしますが。

 まさか、小説上の進行で、ここまで叩く人がいるとは思いませんでした。

 

 話を戻すと。


 また、史実の日本の自動車の普及レベルでは、第二次世界大戦当時の日本が、機甲師団、戦車師団を実地に運用することは極めて困難な話になるので、少しでも早く日本に自動車を普及させることで、多くの人が自動車に触れることにより、「サムライー日本海兵隊史」世界の日本が、機甲師団、戦車師団を作って、運用できるようにしたい、というのもありました。


 そのために、鉄道を改軌させ、その代りに道路を敷設するということで、自動車の普及を側面から支援するというのもあったのです。

 もっとも。


 大正時代、1920年前後の日本に自動車メーカーができるか、と言われると。

 何しろ、トヨタ自動車でさえ、実際に自動車を製造したのは1936年というのが史実なのです。

 そのために、金子直吉や高畑誠一といった鈴木商店の面々に動いてもらい、更にフォード自動車やゼネラルモーターズ社まで巻き込み、という方策で何とか作中の辻褄を併せる羽目になりました。

 そして、軍部や鉄道省がそれを後押しして、と。


 完全に国策レベルのごり押しではないか、火葬だ、と言われるレベルの方策だった、と今でも思います。

 そして、結果的には、「サムライー日本海兵隊史」世界では、史実の日本の自動車の雄、トヨタ自動車や日産自動車は、完全に鈴木重工(スズキ自動車)や三菱重工(三菱自動車)の後塵を拝する羽目になってしまいました。

 ご感想をお待ちしています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ