第四話 力とスキルと幸運と
優人の目の前に緑色のウィンドウが出現する。
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新橋優人 人間 十五歳 男 状態:通常
レベル:1/100
体力:25
筋力:25
魔力:25
知力:25
耐力:25
敏捷:25
アクティブスキル
【神託:3】←NEW
パッシブスキル
【万能】
【不屈:5】
【自動翻訳:10(MAX)】←NEW
【言語理解:1】←NEW
【幸運】←NEW
【強運】←NEW
【豪運】←NEW
【激運】←NEW
【天運】←NEW
【神運】←NEW
ユニークスキル
【?????】
【????】
【真天眼】←NEW
称号
【神童】
【オールラウンダー】
【恐怖する者】
【絶望を知る者】
【??】
【神のお気に入り】←NEW
【異世界人】←NEW
【幸福の加護】←NEW
【転生者】←NEW
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「な、何だ!?幻聴に続いて幻視まで……」
《まだ私の事信じてなかったのっ!?》
ショックを受ける女神。
優人は動揺していて、女神を気遣うどころではない。そもそも優人自身、この世界=夢と言う説も考えているくらいで、女神に関しても半信半疑だったのだ。
とは言え、考えても仕方のないことではある。優人はとりあえず女神に説明を要求することにした。
「これの解説をしてくれるんだよな?」
《う、うん。ごめん、ちょっと待って。私、今、精神に割と深刻なダメージ負ったからさ……。》
優人の暴言に思いのほかダメージを受けていた女神。「うぅ……」と呻いている。顔は見えないのだが、少し涙目になっているように優人は感じた。女神は三十秒ほど無言になる。
気を取り直して、女神は説明を開始する。
《じゃ、まず上から順に説明するねっ!!》
《一番上は左から、名前→種族→年齢→性別→状態の順番になっているよ》
《状態の部分は、毒とかの状態異常が表示されると思ってくれていいよ》
《レベルはゲームと同じだね。自分の強さの状態を表しているよっ!!レベルは生物や魔物を倒すと上がっていくんだ》
《体力はスタミナのことを表してるよ。ゲームとかだと基本的には体力はHPなんだけど、実際に生命力なんか数値に出来る訳ないから、こっちで妥協してるんだ》
《筋力は……まあ、特に言うことも無いね。普通にそのままの意味だよ》
《魔力はMPのことだね。魔法やスキルで消費するよ。この数値が0になっても、気絶したりはしないから安心してね》
《知力は魔法の威力や範囲に関係するよ。魔法に知力関係ないだろってツッコミは無しね。お姉さんも反対したけど、ゲーム好きの闘神に押し切られちゃったんだ……》
《耐力は防御力のことだよ。この数値が高いと何らかの摩訶不思議な力が働いて、ダメージを減らせるようになるんだ》
《敏捷は、体を動かすスピードだけじゃなく、思考速度や知覚速度も上がるんだ。そう……そうだよっ!!私はこの数値を知力にしたかったんだよっ!!》
《スキルは魔法以外の不思議能力だね。取得条件はスキルによって一つ一つ違うよ。レベルがあるものは、使ったり、そのスキルに関することをしたり、レベルが上がったりすると、経験値が手に入ってレベルが上がるよ。一つ一つのスキルの詳細は【真天眼】というスキルを使えばわかるよ》
《アクティブスキルというのは、任意発動型のスキルだよ。ゲーム好きな優人君には必要のない話かもしれないけどね。使いたいときに念じれば使えるよ。スキルによって魔力を消費するかしないかは違うんだ》
《パッシブスキルは常時発動型のスキルだね。魔力は消費しないよ。ONとOFFの切り替えは自由に出来るよ》
《ユニークスキルは上位のスキル。と言っても、威力はピンキリだけどね。ものによっては管理者にも届いたりするんだよ。形式はアクティブ、パッシブの両方があるけど、レベルがあるものは無いんだ。基本的には同じユニークスキルは世界に一つだよっ!!》
《称号は、簡単に言えばオンオフの切り替えができないパッシブスキルだよ。こっちも詳細は【真天眼】でね》
女神の長ったらしい解説が終わる。
話を聞く限り、ゲームというよりは異世界系のラノベのステータスに近い。
少し疑問があるので、聞いてみる優人。
「【真天眼】って要するに鑑定か?」
《う~ん、まあ、君の感覚的にはそうだね。実際は【鑑定】なんかよりも遥かに上位のスキルなんだけど》
とりあえず、自分のスキル、称号を見てみることにした優人。
【神託:3】 自分の信仰する神と会話することが出来る。10秒につき、魔力100消費。
【万能】 スキルのレベルアップ必要経験値半減。
【不屈:5】 精神干渉系のスキル、魔法に対する耐性上昇。
【自動翻訳:10(MAX)】 自分が言った、もしくは書いた言語が相手が解る言語に翻訳される。逆もまた然り。
【言語理解:1】 自分の知らない言語を一つ理解することが出来る。現在、神代語を習得。
【幸運】 運が良くなる。
【強運】 かなり運が良くなる。
【豪運】 とても運が良くなる。
【激運】 途轍もなく運が良くなる。
【天運】 全てが上手くいくくらい運が良くなる。
【神運】 何もかもが望みどおりになるくらい運が良くなる。
【?????】 詳細不明。解放条件未達成。
【????】 詳細不明。解放条件未達成。
【真天眼】 物体の詳細や、生物、魔物のステータスが解る。全ての隠蔽、偽装効果を貫通する。
【神童】 レベルアップ必要経験値半減。
【オールラウンダー】 スキル取得確立上昇。
【恐怖する者】 取得経験値半減。
【絶望を知る者】 レベルアップ必要経験値倍増。
【??】 詳細不明。解放条件未達成。
【神のお気に入り】 災厄に巻き込まれ易くなる。
【異世界人】 称号取得確立上昇。
【幸福の加護】 災厄に巻き込まれ易くなる。
【転生者】 取得経験値倍増。
「…………………」
【真天眼】により、詳細を見た優人は黙った。色々と突っ込みたいことがあったが、黙った。
――【神託】消費魔力多すぎるだろっ!?絶対使わせる気ねえじゃねえか!?
とか、
――【自動翻訳】あるなら【言語理解】要らなくねえ!?
等、言いたいことはたくさんあったのだが、黙った。
黙ったのだが――
次の瞬間、優人は大きく口を開けて言い放つ。
「【神託】消費魔力多すぎるだろっ!?絶対使わせる気ねえじゃねえか!?」
「【自動翻訳】あるなら【言語理解】要らなくねえ!?」
誘惑に負けて叫んでしまう優人。
「【幸運】シリーズはなんなんだよ!!途中から規模おかしいだろッ!!なんだよ『何もかもが望みどおりになるくらい運が良くなる』って!!つうか、それでユニークスキルじゃないって、ユニークどんだけだよ!!!」
「【???】のシリーズはマジで意味不明すぎるだろ!!?怖えよ!!ユニークで調べたのに詳細不明って何が起きてるんだよ!!もはや、それは神の領域だろッ!!」
「【真天眼】は普通にチートだな!!!ありがとうございます!!!!!」
「【神童】と【転生者】で成長スピード四倍、成長チートだわあいって喜んだら、【恐怖する者】と【絶望を知る者】で相殺されてたよコンチクショウ!!!この称号名前がネガティブ過ぎるだろッ!!!」
「【神のお気に入り】はともかく【幸福の加護】の効果が、災厄に巻き込まれ易くなるってなんだよッ!!幸福だろ?幸福なんだろ!?……いや、まあ、【神のお気に入り】の効果がそれっていうのも、結構アレだけどさ」
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
ツッコミの連続で疲れたのか、肩で息をする優人。だが、その表情には「やりきった!!」という満足感が浮かんでいる。
《優人君、頑張ったねっ!!お姉さん褒めちゃうぞっ!!》
何か微笑ましい物を見たかのような声色に、優人は顔を歪めて反論する。
「お前のせいだろッッ!!!!!」
次回更新は明日です




