《始まり》
正直ホラーといえど怖いところはないです。ただ分類できる類がなかったのでホラーにしました。読んで頂けると嬉しいです。
読時(読む時間)は大体3分も喰わないです。
高校2年生の夏だった。
『神居山の幽霊館、行ってみようぜ!』
クラスの《神山 浩二》(かみやま こうじ)が唐突に言った。
しかし、行くと言った人は、クラスの中でもノリがいいメンバーの《染咲 神威》(そめざき しんい)《乃木神 翔》(のぎがみ かける)《小神 水面》(おがみ みなも)《神崎 胡桃》(しんざき くるみ)そして私、《入江 真実》(いりえ まみ) だけだった。
肝試し当日、曇り空だった。
浩二「中はどんなもんだか楽しみだぜ」
神威「でも、鍵かかってるのかなんなのかは知らないけど、扉開かないぞ?」
胡桃「それじゃあどうしようもないね。」
翔「今日はやめといて、また今度にしない?」
浩二「なんだよ翔、ビビってんのか?」
翔「別にそういうことじゃないけど…」
水面「まぁ仕方ないし、とりあえず帰ろっか!」
「はーい」全員疲れた様子で返事をした。
ポツポツ……「あ、雨だ。」
そのうちどんどん雨は強くなっていき、一瞬にして豪雨にへと変貌した。
浩二「仕方ない!屋敷に入るぞ!」
真実「あれ、でも開かないんじゃ…」
浩二「開くようになってる!とりあえずみんな入れ!」