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土いじり令嬢とは私のことです

突然姫って言われても困ります!の番外編の途中ですが!

新しい小説始めてしまいましたすみません。


設定ちょっと似たところあるんですが、

前作で使い切れなかったのを使いたいというアレですのでご容赦いただけますと幸いです!



「今日もいいお天気」



小鳥のさえずりを聞きながらひと伸びして、外へ。

屋敷を包む暖かな日差し、さわさわと木々が葉を鳴らす音が心地良く響いてきます。


庭の花たちの様子を見ながらのんびり土でも耕しましょう。


つばの広い麦わら帽子に髪をひとまとめにして入れ、動きやすいズボンに首にはタオル、長袖のシャツを着て……準備完了。

いざ、大好きなお庭へ!



あぁ…土や草花のにおいだけで落ち着きます。



お庭で花たちの世話をしている時が何より楽しいのは、令嬢としてはやはり変わっているのでしょうか?

いえ、辺境伯令嬢としては失格だというのはわかっております。きっと、刺繍や詩を嗜んだりしたらいいのでしょうけれど…

でも、庭園が出来た時には家族や家の人たちががとっても褒めてくれるし、やりがいもあります。

今では花に関してだけはかなり詳しくなりました。花のことならどんなご令嬢にも負けませんよ!……勝負する相手も機会もないのですけどね。


そろそろ結婚適齢期と言われる私ですが、ロクに魔法を使えず花を育てるくらいしか能がないので、嫁の貰い手などそうないでしょう。


…わたくしだって、昔はなんとかしようとノエルお兄様やアデルお姉様に教えてもらったりしていました。でも、芽が出ず。もう諦めて好きなことに邁進することにしたのです。

今は庭師になって働くのが夢です!レッツ土いじり!



そう、幼き頃にお母様が読んで聞かせてくれた絵本に出てきた、天使さまのお庭のように、見て誰もが感嘆の言葉をもらすような、そんな素敵なお庭を……

わたくしなんぞの手で作ることができたら、なんて思ってしまうのです。



さぁ、着きました。私の城!もとい、庭です!


「みんな、おはよう」

あら、今日は花たちも機嫌がいいみたい。つぼみがウズウズしているように見えます。


そろそろ黄色のお花が咲く頃ですから、綺麗に咲いたらお母様のところにも持って行ってお見せしなくては。



膝をつき手で土を触りながら数時間ほど夢中で土いじりをして、はーやれやれどっこらしょ、と額の汗を拭うと、ふと、地面に私以外の影が差しているのに気づきます。




何でしょう、と思い顔を上げると



「土いじり令嬢とは貴方のことか」



失礼な男の方が立っていました。




……どなたですか??

読んでくださりありがとうございます!


今度の主人公は弱気。

そしてへたくそな王子。


突然姫よりは長くはならないと・・・思いますが!


よろしくお願いいたします!

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