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BERSERK (仮)  作者: ひげペンギン
第一章「冒険の始まり」
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第5話「気絶のその後」

俺は今、空を飛んでいる。

別に比喩を言っているわけではない。本当に飛んでいるのだ。

「ヒーーーーハーーーーー!」

と雄叫びをあげながら俺はトリックを決める。俺は今車輪の無い少し大きめの漆黒のブラックホバーボードで海の上を滑走していた。

あの黒い竜とあった日からもう四日目に入っていた。

その三日間で珍しい奴と言うか変な奴とさすがファンタジーの世界だと感心していた。

少し回想してみようか。





「うっ」

と俺は意識を回復させる。

記憶が曖昧だ。

どの位意識を失っていただろうか。

いや、記憶ははっきりとしているな。記憶が無い。あの黒い竜に吹っ飛ばされた所までは覚えているんだがその後のことがすっかりそのままなくなってやがる。

とそこまで考えた後、今の俺の状況が理解出来なかった。

「スッポンポンじゃねぇか!」

思わず叫んじまった。

本当に何があったんだ?

確か声も聞こえてきた気がするがまぁいい今は服の調達だ。

まさかこれから冒険しようと矢先にスッポンポンはツイてない。

俺は立ち上がりながら体が怪我をしていないかチェックする。

「さっきの戦闘で腕がイカれちまったと思ったんだが、治ってるな。なんでだ?」

と俺は疑問に口にしながらも歩き出した。

でもこの格好で森の中に入るには勇気が……。

俺は目の前に広がる極相までなっているであろう森林を見渡す。

よし、少し周りを見てみるか。

俺は、そう言ってその周りを歩いていると……。

あった、あった。

如何にも掘っ建て小屋が。

ラッキーと思いながらも俺はその小屋に近づいた。

「おじゃましまーす」

と軽く挨拶をしながら入る。

中に入ってみると、人、一人は住めそうな広さだった。

だが、もう何年も使われて無い様子だった。

これなら大丈夫だろう。

と俺は中に入りながら部屋を物色し始めた俺。

さながら盗賊である目つきの悪い裸体を晒した。

俺は泣きたくなるのを我慢しながら服を探し始める。

「おーあった、あった」

俺は箪笥ような奴から服を取り出す。

パンツにインナー、ズボンにアウター、中々揃っていた。

俺はそれを着させてもらう

パンツに抵抗を覚えながらも着させてもらった。

「ふぅ~これでなんとか落ち着いたぜ」

俺は、一旦小屋を出て空を見上げる。

「太陽があるな。異世界にもあるんだな。もしかしたら銀河系のどっかにこんな惑星でもあんのか?」

「まぁいいか。んなこと」

俺は、小屋に戻るとテーブルの上に置いてある一冊の本に目がいった。

「んだこれ?」

その本は題名も付いていなく黒い革であしらえてあった。

俺はそれを開いてみる。

「紙も黒いのかよ」

ペラペラ、ページを捲っていると。

「これは、これは新たなご主人様ですかな?」

何処からともなく声がした。

少し年のいった叔父さん声、その声には気品がある。

俺はぎょっとしながら部屋を見渡す。

「誰もいない……」

「ほっほっほ、いやこれは失礼」

とまた声がする。

「まさか……」

と、俺は手元にある一冊の本を見る。

すると本が中に浮かび―

「人と会うのは久しいですなぁ」

「本が喋った……」

オー、ファンタスティック!

「ほほほ、いや、中々のリアクションありがとうございます」

「いえいえ、こちらこそ」

頭の理解が追いつかない。

「まだ、理解が追いついていないと言ったご様子ですな。質問などあればどうぞ」

「えーと、俺は夢でも見ているのか?」

「いえいえ、これは現実であります。はい」

少し頭の中を整理しよう。

異世界に着て竜と喧嘩して小屋を見つけて喋る本と会った。

なんじゃそりゃ。

「他にはありませぬか?」

「あぁ」

まずは、こいつの正体を知らなければ。

「えーと、お前は喋る本という認識でいいのか?」

「えぇ、そうですな。確かにその認識で構いません」

「何かの呪いで人がその本の中に入っているということではないんだな?」

「ほほほ、面白い事考えるお方ですな。勿論そんな事はありません。私は、魔導器具マジックアイテムの部類に入りますな」

「マジックアイテム?」

「おや、知りませぬか?」

「あぁ、すまんが分からん」

「では、説明しましょう」

「いや、いい」

「と、申しますと?」

「なんで喋ることが出来る?」

「そうゆうものと作られたからであります」

「説明になっていないぞ」

なんだそうゆうものと作られたからって。

「つまり、私は機器なのですよ。道具とそう変わりはありません」

「つまり、お前は喋る道具でいいんだな」

「はいそうでございます。はい」

ファンタジーにも程があるぞ。

「では、少し私に付いて紹介をさせて貰ってよろしいでしょうか?」

「まぁ、確かにその方が早いか」

俺がそう答えると、その本は自分?のことについて話しだした。

この本によると、昔この小屋に住んでいた魔術師が作ったらしい。

でその魔術師が食料などを取りに言った所戻ってこらず、自分は寝ていたらしい。

本て寝るのか!!

「まぁ、大体分かった。なんて呼べばいい?」

「名前は、ありませぬな」

呼ぶときめんどくさいからな。

「もし、私を使っていただくならばあなたは私の新たなご主人さまとなります。それならばあなたが呼びたい様にお呼び下さい」

「いいよ、喋り相手が欲しかったところだ。名前、そうだなぁ…………ネクロってのはどうだ?」

「ネクロでございますか。中々にいい響きでございます」

「おっ!まじか、気にってくれて何よりだ」

「でさ、ネクロって何も書いてないけど、本の意味なくね?」

「ほほほ、これは手厳しい。ですが、ご心配なされなくとも大丈夫でございます。私は、ご主人様の知りたいことを言って頂ければこちらで検索し、その内容を私が朗読するか、この書の部分に印しご主人様に読んでいただくことが出来ます」

つまり、知りたいことだけを教えてくれると、なるほど便利だな。

「さらに私は新たに知識を手に入れればそれを更新、新たに記すことも出来ます」

「ほうほう、分かった。っと俺の自己紹介がまだだったな俺の名前はクロウ・シルバード。よろしくな、ネクロ」

「末長くよろしくお願いいたします」

「で、早速ネクロの力を借りたいんだが?」

「喜んで、ご主人様」

俺は聞きたいことがあった。

黒い竜のことと、魔法のことだ。

俺は黒い竜にあったことと喧嘩―戦闘したこと、魔法について詳しく知りたいと話した。

「黒い竜ですと?」

冷や汗を流している声音。

「あぁ、やっぱり変か?」

「いえ、確かに竜はこの世界に存在しておりますが、魔物としては最上級の力を待ち合わせています。さらにその竜と一人で戦闘をして無事でいることに未だ現実として受け止められずにおります」

「やっぱり、つええんだな」

「黒い竜という点では、『ダークドラゴン』が一番、有力かと思われます。魔界に存在を確認されております」

「魔界ねぇ」

「もしやご主人。あまりこの世界お詳しくないのでありますか?」

「まぁ、確かに」

今日きたばかりだし。

「そうでございますか。では少し説明をいましょう」

「悪いな」

「いえ、これはありがたきことなのです。私は使われてこそ意味があるのございます。使われないとわ私の存在意義を失う事にほかなりません」

存在意義か。

「では、説明をさせて頂きます」

俺はネクロからこの世界の事を聞いた。久しぶりに使われたことが嬉しかったのか。かなり饒舌だった。

「とまぁ、こんなところでしょうか」

「結構、勉強になった。ありがとう」

「いえ、では二つ目の魔法について説明をさせていただきましょう」

「おっ、待ってました」

やっぱりテンション上がるよな。こーゆうの男だし。

「魔法には魔力が必要になります。魔力が無い者には魔法は必然的に使えないということになります」

なるへそ。

「では、ご主人様に魔力が有るか無いかの判断をしましょう」

これで俺が魔法使えないとか。考えたくないな。

「早速といきたいところですが実はご主人様にはもう魔力があることが分かっております」

「なんでだ?」

「私は魔力を原動力として動いております。そして直に触られた人物の魔力の有無を図ることぐらいのことは出来たのであります」

「つまりさっき手にとった時に俺には魔力はあると?」

「そうでございます。これで第一のステップはクリアとなります」

次にと話を続けるネクロ。

「ズバリ、魔力を感じることが魔法を使う事の初歩になります」

「魔力を感じるね」

「魔力とは精神的なエネルギーを使います。それを感じることできなければ魔法などまた夢の……!」

また夢の夢と言いたかったのだろうが。

その前に俺が魔力を指に集めていた事に気づいたネクロは言葉を失っていた。

「いやはや、驚きました。魔力を感じ方は人それぞれ、イメージが合わななければ感じることができないですがそれをいとも簡単に」

「たまたま、上手くいっただけだ」

そうでございますかと、ネクロ。

「では、次は魔法の説明をさせていただきましょう」

これから本番だな。

とそれから俺たちは時間を忘れる程熱中した。





あたりはもう暗くなっていた。

「まさか、これほどまでとは思いませんでした。少し荒削り部分もありますが、魔法を使うってしまうとは」

「要はイメージだな、イメージ。こうゆうことしてぇって思えばイメージする事でそれが事象になる!みたいな」

「いや、それほど簡単なものではないのですが……」

と言葉なくすネクロ。

とまぁこんな感じで異世界召喚一日目にして荒削りながらも魔法を取得した俺であった。





そして、俺はそのあと魔法おもちゃにはまって二日目は終わり。

そして三日目はさすがに腹が減って死にそうになったので食料を取りに森に入ってネクロに食えそうな果実何かを取って、その時いい感じの丸太があったんで拠点に戻りその丸太を削って、やってみたいことを実践して見ることにした。

そして今日四日目その実験は成功、少し慣れるまで時間が掛かったがコツを掴んじゃえば、そっからは楽しくてしょうがなかった。

でその実験がこのブラックホバーボードだ。

このことが頭に浮かんだのは魔法の練習にあった魔力を意のままに動かすってのがあって、それで小さな魔力の塊を作ってラジコンみたいに動かしていて思いついた。もしこれに俺が乗れたら俺、空飛べるんじゃね?と

だけど俺にはまだ俺が乗れるほどの魔力の板が作ることでき無かった。

だが、俺は諦めきれずに思考を続けた。もし、物に魔力を流し込み定着させたらそれは俺の魔力に近くになって意のままに動かせるんじゃないかと。

つまりあれだ。漫画とかにある手を使わずに武器を動かすって奴。

そこで俺は森の木に生えていた一枚の葉を採りそれに魔力を流し込む。

俺の中で魔力のイメージは粒子だ。これは理科にあった分子でヒントを得た。そのイメージは俺にあっていたのかすんなり魔力を感じることができた。

そして、魔力を流し込み終わった葉は漆黒に染まっていた。

何故か俺の魔力は漆黒だった。普通なら少し青らしいのだが俺の魔力は違った。

何か特別なのだろうか?

さらに俺は属性の魔法が使え無いらしい。

この特殊な魔力な性らしい。

まぁ、悔しくないといえば嘘になるが、無いものをねだってもないものは無い。

だけど一度いいから火とか出したかったなぁ。

話をもどすか。

さっきの続きで掌にから動かす様にイメージする。

するとその葉はすーーと空中を飛び始めた。

実験の成功だった。

それからの俺の行動は早かった。

俺は丸太を削り出す小屋にあったナイフを拝借して。

そして削り出したスノボーの形をした板を俺の魔力を流し込む。

コーティングすると言っても言いただろう。

そして、余談だが俺の魔力を流し込んだ物はかなり丈夫になるらしく黒くなった葉も破くのにも少しの力が必要だった。

俺はそれを黒漆ブラックコーティングと呼ぶことにした。

そして、完成したのが漆黒のスケボーより車輪がないし大きめこれはスノボーと言ってもいいかもしれない。

俺は早速そのスノボーを動かして見る。

自由自在に動く動く。

スピードもかなり調整出来る様になった俺はさすがにいきなり地上でやるのは怖かったため海に出てやることにした俺は最初に落ちたところに戻り黒いスノボー――ブラックホバーボードと言うことにした。

を少し海面をより少し浮かせる。

俺はそれに乗る。

俺はここである重大な問題を犯していた事に気づかなかった。

俺はテンションが上がっていてかなりのスピードを初速から出してしまった。ブラホ―長いため省略、そして決してブラックホールではない――は俺のイメージ通り直線に走り出す。だが俺は慣性の法則を忘れていた。俺自身の体は止まっている限りその場にいようとする。そしていきなりかなりのスピードで立っていた足場前に進めば俺は置いてけぼりを喰らうわけである俺は逆さまになって地面に墜落。浅瀬だったため砂浜に頭をぶつけてしまった、かなり痛かった。俺はその場で頭を抱え悶えていた。すげーダサかった。

俺の失敗は足をボードに固定するものを用意していなかったためであった。

俺は気を取り直し、ブラホに乗り足を魔力で固定―こんなこともできてしまう魔法ってすげー――して俺は腰を低くして安定する様にした。そして最初はゆっくりと動きだした。

おぉと感嘆を漏らしてしまった。

だが、案外いコントロールが難しくスピードを出してしまうと安定しなくなってしまって墜落や制御不能になってしまうこともしばしばあったが、俺はかなり楽しかったので練習をしていた。そしてコツを掴み四日目の昼頃にはかなり乗れていた。

まだかなり神経を使うがその内使っていればほぼ無意識につかえる様になるだろう。

俺は、そんな日々を送っていた。

新しい魔法も結構できた。

そろそろ街や村に向かってもいいかもしれない。

肉食いたいし。

この事をネクロに話すといい案だと言ってくれた。

ブラホの事を話すと絶句していた。

結構すごいことかったらしい。

まぁ、楽しかったし良かったと思っている。

俺は明日この小屋を出ることに決めた。


魔法です魔法!やっと使える様になりました。

ですがこの魔法は派手さがない気がしてきました。

まぁ頑張れクロウ。

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