第2話「龍神王再び」
俺は、少し夢を見た。
あの少年と話をした。
そこで俺は少しの世界の話を聞いたそして俺の力もそして日常生活に支障が出ないように色々やってくれるそうだ。
俺は聞いてみた。
何故俺を誘ったのか。
そうしたらあいつはニヤリと笑って―暇つぶしと答えた。
名前も聞いてみた。そしたらまた生きていたらその内会えるその時に教えてやると。そして俺は夢から目覚めた。
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俺は夢から覚めるとそこはまるでドラ○エに出てきそうな城の中で王様と会うような部屋だった。天井は高く前に向かってレッドカーペットが敷いてある。そしてそれを追って行くと階段がありその上には豪華な椅子がありそこには異様にでかいオッサンが座っていた。
周りには誰もいない。
「汝は何者だ?」
そのでかいオッサンは黒い甲冑を着て、口からはみ出している八重歯―喋りにくそう、瞳は金色で髪の毛は赤だった。そして頭から角が生えていた。
「俺はクロウだ。クロウ・シルバード。あんたこそ何者だよ。」
「我か?我は竜神王だ」
オッサンは得意げに言った。
「ふーん。ここはどこだ?」
「ここは我の城だ。バストラ城だ。人間共は魔王の城と言うな」
「魔王の城へ~……って魔王の城だと!」
俺はすごく驚いた。
「フハハハハ。気づかなかったのか中々面白いやつだな。どうやってここに来た?」
「さぁな、俺の意思でここに来たわけでは無いしな」
「汝の意志ではないのか。それではまだ汝は資格を持ち合わせていないのだな?」
「資格?」
さて、何のこっちゃ?
オッサンは少し寂しそうな顔をする。
「資格は汝の力でここに来ることだ」
「そしたら何かあんのか?」
オッサンはよくぞ聞いてくれたとばかりに頷き。
「我と戦うことができる」
「戦うこと?」
「そうだこの我とな」
「戦う事に資格と必要なのか?」
俺は単純に思ったこと口にした。
するとオッサンは―
「当たり前であろうそうしなければ本気が出せぬであろう?」
その言葉からものすごいプレシャーを感じ体から嫌な汗が吹き出た。
なんだ。さっきのまでのオッサンとは違う。このオッサン超強ぇ。
「フハハハ。少しイ悪ふざけが過ぎたか。汝は戦いの素質があるな。これからの成長に期待しようではないか」
戦ってみたい単純そう思った。だが今のまま俺では無理だ瞬殺だ。オッサンも分かっている。
「なぁオッサン。俺と賭けをしないか。ヒマそうだしどうだ?」
俺は余裕の見せるポーカフェイスで喋りかける。
「ほう、賭けとな?聞かせてみよ」
乗ってきた。
「簡単なことさ。次に会うときに喧嘩してその時にどちらが勝つか」
「賭けになるとでも?」
「そんなのやってみないと分からないだろ?」
俺は言いながら肩を竦ませた。
「それで汝は何を賭けると言うのだ?」
俺はその質問に対して口角が上がっていることに気づいた。
俺多分ものすごくいい顔してるんだろうなぁと思いながら答える。
「俺が勝ったら。もう一度喧嘩するってのわどうだ?」
オッサンはキョトンとした顔を作ったあと大笑いした。
「面白いぞ、面白い。いいだろう乗ってやろうでわないか」
オッサンはご機嫌なようすだった。
「では、我は何を賭けようかのぅ」
「そんなの今決める必要なんか無い。俺が次にここに来るときまでに考えておけ」
「ふむ、そうであるな汝の言う通りにじっくり考えさせてもらおう」
オーケー。ここまでは何とか行けた。ここからだ。
「それで汝は何を企んでおる?」
とオッサンは子供の悪戯をみやっぶた大人のような顔をして言ってきた。
さすがだな。
「俺からいくつかの条件を付け加えたい」
オッサンは顎を前へ突き出す。
言ってみろということなのだろう。
「まず、俺をここから安全な場所に飛ばしてくれ。多分ここを俺一人では抜け出せないだろう」
後ろの扉の向こうにからすげぇプレッシャーを感じる。
「まぁそうだな。確かにこんなところで死なれて困る。我の配下は少々気が荒いからな」
俺は内心、ホッとしながら続ける。
「次にここに来るときは仲間って奴を連れてきてもいいこと」
「もちろん構わん」
これは安牌だったか。
「俺がここに来るまでどうか侵略するのをやめてくれないか?」
おっと、プレッシャーがやばいことになっている。
「ふーむ」
片肘を肘掛に乗せ顎を手の上に載せるオッサン。様になってるなぁ。
俺は少し質を変える。
「俺は戦わないでくれと言ってるわけじゃない。愚かな人間共攻めてきたら反撃してくれて構わない」
どうだ?と視線を向ける俺。
「分かった。戦争はこちらから仕掛けない」
俺はホッとする。
俺の安眠がこれで手に入れられた。こっちから責めなければ大群で押し寄せてくることわないと。
まっ、他の奴ら戦争してもそこに行かなければ回避はできる。
「最後の条件の前にオッサンの方から何かないのか?」
「そんなもの決まっておろうが」
とそこで言葉を切る。
「誰もよりも強くなれ」
オッサンは不敵な顔で俺にそういった。
「あい分かった」
俺は馬鹿野郎だな。俺が必ずここに来るようにするために何か呪いみたいなのをするかと思ったら予想以上の質の悪い呪いがきたな。
「あぁ、任せろ」
ヤバイ、ニヤける。
やっぱり俺は戦闘狂なんだな。
オッサンが掛けた呪いそれは『とてつもなく純粋な期待』という呪い。
その呪いはそれの中で溶けていくそして消えることの無い契となった。
「じゃ、俺からの最後に俺からの条件だ」
俺は深呼吸をして俺は今までに無い不敵な笑顔で言った。
「俺が来るまで負けんじゃねぇぞ!」
オッサンは。
「フハハハハハハハハハハハ。当たり前であろうが」
と笑いながら前に手を突き出た。
すると俺の体を赤い光が包み出す。
「では、達者でな」
「おう」
俺とオッサンは笑いながら。再会を約束して別れた。
赤い光なくなるとクロウの姿は無かった。
「行ってしまったか」
竜神王が誰にでもなく呟く。
すると謁見の間が叩かれる音がする。
「入れ」
竜神王が言うと。
扉が開けられる。
するとそこにはさまざまな七つの影がそこにはあった。
「王よあんな人間殺しちまえば良かったんじゃねぇか」
野太い声が広間に響く。
するとその声を遮る声。
「ラース、口を慎め」
その言葉を聞きラースと呼ばれた声は舌打ちをし。
「はいはい、分かった。優等生」
と皮肉を言った。
「あたしはぁ~あのくらいビックマウスくらいの方が可愛げあって好きだなぁ~」
と少し言葉に子供っぽいが声音は妖艶さを持っている声が言った。
「はっ、色情魔が」
ラースが呟く。
「何よ、筋肉おバカが」
「なんだとっ!筋肉をバカにするんじゃねぇ!」
「おいやめろ、ラース、ラスト、王の御前であるのだぞ」
二つの声は納得はいってないが今はたしなめた声の方が正しいと思ったのであろう言い合いをやめた。
「まぁ、良い。我が配下『七つの大罪』よ。奴―クロウとの約束をは守る。こちらから責めることしない。だが攻めてきたら徹底的にすりつぶせ」
竜神王が覇気をまとわせ言葉を放つ。
七つの影は膝を付き。
「「「「仰せのままに」」」」
と答えるのであった。
誤字脱字や読みにくいなどあれば教えて下さい。
出来る範囲で改善していこうと思います。
感想なもお待ちしております。