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俺の頑張り物語  作者: 谷口
プロローグ
97/107

エピローグ



◆ ??? ◆




「いやぁ~、今日も働いた働いたぁ!」


 そんなことを自分へ言う用に叫ぶ俺。

 一生懸命働いた後にゃ冷たいエールに限るっしょ!


 つーわけで、俺は荷支度をして家に帰るために家路についた。

 帰れば俺にはもったいないくらいの別嬪さんが俺のために飯を作ってくれている。

 その腹にはやっと身籠った俺と家内の子。まだ男か女か分からないが、俺にだけは似てほしくないと思う今日この頃。


 そう言えば、アラン達がここを去ってから数ヶ月が過ぎたな……。

 あん時は【勇者】様とちっこい嬢ちゃんを連れてやってきた時は驚いたな。

 しかも、一緒に旅をしていると来たものだ。ハーレムだなんて羨ましいことこの上ない……なんて言ったら家内に怒られてしまう。


 んでもって【天眼】様までここにやってきていたなんてなんという偶然。

 結局、アランは何をしにここまで来て、何をしに行ったんだろうな。

 あれ以来敵なんて攻めて来なかったしな……。


「おーい! シン、こっちだ!」

「おー、カルロスか! お前も今あがったのか?」


 俺がアラン達のことについて思案していたところ、少し離れたところににすっかり白骨化した友人のアンデット族の『カルロス』がいた。がしゃがしゃと喧しく鳴る骨が粋な奴だ

 最初の頃はまだ肉片がチラホラとあったものの、この夏で無くなっちまった。


 本当、こんな世の中を誰が想像しただろうか。

 最初は魔王が世界を征服して、どうなってしまうのだろうと思っていたが、案外そうでもなかったりするんだなこれが。


 唯一、変わったところと言えば、魔物と共存しているってことだな。

 最初は驚いたが、なんせ【神】様が赦してしまったからには、仕方がないと思いたい。

 そりゃ、お互い歪み合って傷付け合うのは嫌だよな、俺だって嫌だ。


 まったく、平和な世界になったもんだな。


 アラン達も、今頃はどこかで幸せに暮らしているんだろうか?

 そうであるなら、近い内に顔を出してほしい。


 もうすぐで産まれる我が子を思いっきり自慢してやる。

 それと新たな友人のカルロスも。


 本当……魔王様々だな。

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