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冒険者ライフ!  作者: 作者X
第二章 魔塔と竜
20/71

第14話 無茶と無理

~サイドアウト~




「……キリがないな……」


『銀狼』ロギ・シルムは、愛剣シルバーファングについた黒い血を振り落とし、呟いた。


彼はすでに20匹近くの魔物を斬り捨てていたが、周りにはまだ大量の魔物がいる。


「……ん?」


ふと周りを見ると、ロギは五匹の魔物に囲まれていた。

魔物達も、一匹では倒せない相手だと理解したらしい。


ロギは小さくため息をつき、剣を下へ向ける。


次の瞬間、魔物達は一斉に、ロギに飛びかかった……。




「………銀舞陣」


ロギは魔物達が射程内に入ったことを確認し、その場で体を一回転させる。


剣閃が円を描き、五匹の魔物を一瞬で切り裂いた。



「おー、すげー!すげー!」


魔物が絶命したのを確認し、ロギが簡単に剣の手入れをしていると、パチパチと手を叩きながら、一人の男がやってきた。


「……何故ここにいる?エンジ」

「そーんな怖い顔すんなって!

 俺、岩陰でケガ人を治療してたんだけどなー」

「……それがお前の役目だろう」

「いやなー、よく考えたら動けないような大ケガしてたら岩場まで戻ってこれねーだろー?

 だからちょっくら出張中ー」

「………ならば、少しは戦闘の役にも立ったらどうだ、『魔眼』」

「はっはー、俺戦闘専門外だしなー」


『魔眼』エンジ・アイラーは軽快に笑う。


「……エンジ、中将は今どうしている?」

「おっ?幼馴染が心配かー?

 いいねー青春だねー!20過ぎなのにー」

「……早くしろ」

「はいはーい、少し待てよー」


エンジはそういうと、準備に取りかかる。


「……我が眼にその姿を映し出せ 十里眼」


『十里眼』を使い、イアを捜す。

そんな遠くにはいないだろうが、『十里眼』は上から見ることができるため、捜しやすい。


「……あ、発見。

 うわ、すごいことになってんなー!」


やはりというか、イアはすぐに見つかった。


……なぜなら、彼女の周りは凄まじい威力の魔法により大惨事になっているからだ。


パッと見ただけでも30匹以上の魔物がイア一人に倒されていた。


「でも、一人も味方を巻き添えにしてない辺り、やっぱ流石だなー」

「何を今さら……当然だろう」

「はっはー、なんたって『魔塔』様だもんなー」


エンジもロギも、『星の賢者』イア・ランディアの実力は十分に知っている。

だから二人は、イアのことを尊敬し、信頼していた。


「……でも、やっぱ頼りきりってのもなんだしなー、少し手伝うかー!」


と、丁度いい所に一匹の竜がエンジに向かってきた。


……時間にして一~二秒、エンジの周りが淡い虹色に光る。


「……彼の者の動きを封じよ 縛視」


魔法を発動し、その竜を睨む。

その瞬間、竜の動きがピタリと止まり、浮いていた体が地に落ちる。


「はい、じゃあ『銀狼』ちゃん、とどめよろしくー!」

「………」

「おーいおい、何その『自分でやれ』って目-?

 俺は補助専門だぜー?」

「……『死眼』を使えばいいだろう」

「はっはー!冗談きついなー。

 この乱闘の中そんなの使ったら味方も死ぬぜー?」

「……全く」


ロギは小さくため息をつき、動けなくなった竜に近づくと、首を斬り落とした。


「そんじゃ、俺は適当にケガ人を治したら岩場に戻るなー」

「あぁ、………エンジ」

「んー?」


歩きだそうとしたエンジを、ロギが呼び止める。


「………一人も死なせるな」

「……はっはー!まっかせなー!」


エンジは軽快に笑うと、ケガ人を捜して歩き始めた。



「………さて、次はお前か」


ロギは目の前の体長3~4mある魔獣を見据える。


……ワイルドキング、危険度Cの上位魔獣だ。

赤い毛並みを持つ狼の魔物……。


「……危険な魔物から、優先して倒さなければな」


ロギはそう呟き、シルバーファングをゆっくりと構えた………。











~ハディサイド~






「ハァ……ハァ……!!」


俺は息を荒げながら、目の前のミドルドラゴンを睨みつける。

ミドルドラゴンも、赤い瞳で俺を睨み返してきた。


「くそっ……、全身鱗なんて反則だろ……!!」


さっき倒したマージドラゴンと違って、ミドルドラゴンは腹も白い鱗で覆われている。


そのせいで、さっきから何回も斬りつけてるのに、大してダメージを与えられない。


「グウウウウゥゥゥゥゥ……!!」


ミドルドラゴンはうなり声を発し、大きく息を吸い込み始めた。


「やべっ……!!」


俺は慌ててその場から逃げだす。



 ゴオオオォォォォッ!!



ミドルドラゴンの口から炎が吐きだされる。

俺はなんとか逃げるのが間に合い、事なきを得た。


……よかった、俺の後ろに誰もいなくて。


「グリー、なんとかこいつを倒す手段ないのか?」


俺が逃げた先にグリーがいたので、グリーが狙われないよう少し距離を取って聞く。


「いくら鱗があっても、全くダメージを受けてないってことはないよ。

 ほら、鱗に傷がついてるでしょ?」


見ると、確かに俺が斬りつけた所には、小さいけど傷がついていた。


「……でも、それだけじゃ倒すのは難しいからね。

 ハディくん、腹の同じ場所を集中して狙って!」

「お、おう!」


と、少し後ろでメリスの体が赤く光っていることに気づく。


なるほど、そういうことか!


俺はグリーの考えを理解すると、ミドルドラゴンに向かって走る。


「グギャアアアアァァァ!!」

「うぉっと!」


飛んできたミドルドラゴンの腕をなんとかかわし、懐に入って腹を斬りつける!



 ガギイイィン!!


……やっぱ、斬るのは無理だよな……。


「ハディくん!!」


グリーの声に、ミドルドラゴンの拳が迫ってきていることに気づく。


「っ!!」


さすがによけることはできず、とっさに剣を盾代わりにして防いだ、が……。


「うわっ!!」


耐えきれず、俺の体は吹き飛ばされた。


なんとか受け身を取り、もう一度ミドルドラゴンの方を向く。


「まだまだぁっ!!」


俺は一気に距離をつめ、さっきと同じ場所を斬りつける。


「グオオオオォォォォ!!」

「うおっ!!」


と、ミドルドラゴンはよろめきもせず、そのまま体当たりしてきた。


俺は慌てて身をひるがえし、それをかわす。


「危ない、な!!」


ミドルドラゴンがこっちを向き直った時を狙い、もう一度同じ場所を斬りつけ、すぐに距離を取る。


……うん、こういうヒット&アウェイ戦法でいった方がいいな!


「………グオオォッ!!」

「ん?」


突然ミドルドラゴンは咆哮を上げながら、背中にある羽を大きく広げ、羽ばたき始めた。


「……っ!?」


少しして、異変に気づく。


こいつ……風を起こしてる!


初めは大して気にならなかったが、その風はだんだん強くなっていった。


「くっ……!!」


強風に体をあおられ……俺に隙ができてしまった。


風が止んだその時、ミドルドラゴンは俺の目の前で腕を振り上げていた。


「しまっ……」


とっさに体が動かなかった、


やばっ……!!




 ドンッ!ドォンッ!!



俺の右後ろから二発の銃弾が飛んでくる。

銃弾は正確にミドルドラゴンの頭部に当たり、一瞬ミドルドラゴンの動きが止まる。


俺はその隙をつき、腹を斬りつけると、急いで後ろに下がる。


「ナイス、グリー!」

「気をつけなよ」


グリーは銃に弾を装填しながら言う。


「グウウウゥゥゥゥ……」


ミドルドラゴンはグリーをギロッと睨みつけると、走り出そうとする。


「お前の相手は俺だ!!」



俺はもう一度腹を斬りつけ、グリーとは逆の方向へ走る。


「グギャアアアアアァァァァ!!」


ミドルドラゴンは大きく咆哮を上げ、腕を俺に向かって振り下ろす。


俺はそれを横に飛んでかわし、ミドルドラゴンの腕を斬りつけ、急いで後ろに跳ぶ。


ミドルドラゴンの腕が俺の方向へ振られるが、すでに俺はその数歩後ろにいた。


「さっき、キラーウルフもそうしてたからな!」


さっきは反応がギリギリで剣を弾き飛ばされそうになったけど、二度目ならうまく対処できる!



「ハディくん!」


グリーの方を見ると、メリスが『詠唱』に入っていた。


よしっ!


俺はミドルドラゴンの方へ走り、拳をよけながら近づく。


すれ違いざまに腹を斬りつけ、グリーの方へと走った。



ミドルドラゴンが振り向いたとき、すでにそれは目の前まで迫っていた。


そう……、メリスの放った『ブレイアム』が!!



 ドッガアアアアアァァァァァァァァン!!



腹に『ブレイアム』が直撃したミドルドラゴンは、その場にうずくまる。


「へっ!さすがにあれをくらったらただじゃ……」



「ウウウゥゥゥゥゥ……グギャアアアアアアアァァァァァァッ!!!」


「うぇっ!?」


なんと、ミドルドラゴンは大きく咆哮を上げながら、起き上がった!


その目は怒りに満ちていて、俺達三人を睨みつける。


「……大丈夫!かなりダメージは与えたはずだ!あと一息だよ!」

「んなこと言っても……!!」


とりあえず俺がここにいちゃメリスとグリーが危ない。


そう思い、俺が二人から少し離れた、その時。


「グギャアアアアアァァァァッ!!」

「っ!?」


ミドルドラゴンは俺には目もくれず、一直線にメリスとグリーの方へと向かっていった。


「メリス!グリー!」


二人は慌てて逃げようとするが、ミドルドラゴンの方が早かった。


二人の所まであと数歩、その時……。




「凍れ フリズム!!」


 ガキィィィーーン!!


ミドルドラゴンの右足が凍りつく。

突然足が動かなくなったミドルドラゴンは、その場に倒れる。


「あ、あんた……!」


氷魔法を使ったのは、レッサードラゴンと戦っていた冒険者の一人だった。

すでにレッサードラゴンは倒せたらしい。


「加勢するぜ!!」


もう一人の冒険者も、少しケガをしていたがそれに構わず、ミドルドラゴンの首へ剣を振り下ろす。


しかし、やはりというか、鱗に弾かれ、斬ることはできない。


「ちっ!さっきの奴は斬れたんだがな!」

「……グオオオオォォォォッ!!」


ミドルドラゴンは顔を起こし、右手でその冒険者をつかもうとする。


「アクア!」


そこに、メリスの水魔法が勢いよく放たれ、ミドルドラゴンの顔に直撃した。


『詠唱』を省略したみたいだから大して威力はないが、それでも一瞬動きを止めることはできる。


「おいあんた!一旦下がれ!」

「お、おう!」


俺の声に、慌てて冒険者は後ろに下がる。


「グウウウウゥゥゥゥゥ……!!」


ミドルドラゴンは地面に手をつき、体を起こそうとする。


「……極地より氷の集いを呼ぶ……凍れ フリズム!!」


冒険者の一人がさっきの氷魔法を、ミドルドラゴンの顔面向かって放つ。


そうか!メリスの魔法でぬれてるから、確実に凍る!!


しかし、ミドルドラゴンは後ろに退き、飛んできた冷気をかわす。


「ちっ!」

「やっぱそう簡単には倒せないな……」


二人の冒険者がミドルドラゴンを睨みつけた、その時。



「うおりゃあぁっ!!」

「ガッ!!」


ミドルドラゴンは後頭部を殴られ、再び地に伏せる。


「レ、レイラ!!」

「わりーわりー、ちょっくら手こずっちまった」


レイラは多少傷を負ってはいたが、まだまだ動けるようだ。


……ってか、本当にブレードキャット一人で倒したのか!!


「んで、後はこいつだけ、か!?」


レイラはそう言いながら、ミドルドラゴンの頭にアッパーをくらわせる。


さらに宙に浮いた頭と同じ高さまで跳び、顔面にもう一撃をくらわせた!


ミドルドラゴンは後ろに倒れこみ、そのまま動かなくなった……。


「………レイラ、そいつ全身鱗でおおわれてたけど……手、大丈夫か……?」


「あ~?まぁ、やっぱ少し痛いけどな。

 これぐれーどってことねぇよ」


レイラは右手をパタパタと振りながら答える。


……一応これで三匹とも倒せた、な……。




「ふ~……」


俺は気が抜けてしまい、その場に座り込む。


「おいおい、魔物はまだまだいるぜ?」

「少しは休ませろよ……」


俺はもちろん、メリスやグリー、二人の冒険者も一息ついている。


メリスは『ブレイアム』使ったしな。

……むしろなんでレイラは全然疲れてないんだ?


「そうだ、礼を言ってなかったな。

 助かったよ、サンキュー」

「ありがとう」


二人の冒険者が頭を下げてきた。


「気にするなって、俺達もさっき助けられたし」

「そーそー、困った時はお互い様だ」


俺とレイラが笑ってそう言った。


……さて、もう少し休んでたいけど、今魔物に襲われたら一たまりもないからな……。


俺が立ちあがった、その時。




「困った時のエンジさんターイムー!」

「エ、エンジさん!?」


突然、どこからともなく『ソレイユ』の一人、エンジさんが現れた。


「はーい、じゃあケガ人は集合ー!」

「あ、はい」


エンジさんにそういわれ、俺と冒険者の一人……剣士の方がエンジさんに近づく。


「おーいおい、何してんだー?お譲ちゃんあんたもだぜー?」

「あ?」


エンジさんはレイラの方を見ていう。


「俺は別にケガなんて……」

「はっはー、俺を騙そうなんて10年早いなー。少しだけど、拳を痛めてるだろー?」

「………」


図星だったのか、レイラは黙り、エンジさんの方へ歩いて来た。


やっぱり鱗におおわれた竜を殴るのはきつかったみたいだな……。


と、エンジさんの体が、数秒淡い虹色に光る。


「………ヒールレイン」


白い光が俺達三人に降り注ぎ、傷が消えていった……。


「よし、後がんばってるからサービスなー」


エンジさんはメリスの方を向き、数秒間『集中』をする。


「……彼の者の失われし力を呼び戻せ マジックリロード」


エンジさんの手から紫色の光が放たれ、メリスを包んだ。


「っ!!……え、これ……」

「少しだけど魔力を回復させたぜー。

 これあんまやると俺もきついから、こんぐらいで勘弁なー」


魔力を回復させる魔法!?……初めて見た。


「そんじゃー、がんばれよー!」


エンジさんはそういうと、スタスタと歩いて行った。


「……なんか、変わった人だよな」

「でも、すごい人なのは確かだよ」


グリーはそう言うと、俺達三人の顔を見る。


「さて、休憩はこれぐらいにしよう」

「……だな」

「なぁお前ら」


二人の冒険者の、剣士の方が話しかけてきた。


「俺達も一緒にいていいか?人数は多い方が安心だしよ」

「それもそうだな……」

「よっしゃ、俺はワール、ワール・ストングだ」

「俺はリスタル・ラワー、よろしくな」


二人の自己紹介を聞き、俺達四人もそれぞれ自己紹介をする。


「それじゃ……」


魔物の方へ向かおうとした、その時。



周りが、急に暗くなる。


「え……?」


上を見ると、俺達の頭上10mぐらいの所に……巨大なドラゴンがいた。


「な、なんだあれ……!?」


遠くてよくわからないけど、少なくとも体長4mはある……!!



「……ジェ、ジェネラル、ドラゴン……!!」

「っ!?」


そう呟いたグリーは、顔が真っ青になっていた。



「……ジェネラルドラゴン……!?」


俺はもう一度、上空にいるドラゴンを見る。


ジェネラルドラゴンはどこか遠くを見ていて、俺達には気づいていないようだった。


「お、おい、やばいだろ!!」

「みんな!気づかれないうちに逃げ……」


グリーが言いきらないうちに何かに気づき、口を閉ざす。


「そ、そうだな」


さっきのミドルドラゴンも十分無茶だったけど、ジェネラルドラゴンなんて無理にも程がある!






 ドォンッ!!




………え?



突然、グリーが銃を撃った。

……上空に向けて。


「お、おい……!?」


グリーが撃った銃弾は、ジェネラルドラゴンの頭に直撃した。


俺達に気づいたジェネラルドラゴンは、上空から一直線に落ちてきた。


「あ、危ねぇ!!」


俺達は慌ててその場から退避する。



 ズドオオオオオオォォォォン!!


隕石でも落ちてきたかのような音がし、大地が砕け、砂が煙のように舞った。


「っ……!!」


それにもかかわらず、ジェネラルドラゴンは平然とした様子で、俺達を見下ろしていた。


「お、おいグリー!?何やって……」

「ダメだ……!!」


グリーはギリッと歯を食いしばる。


「こいつ……町へ行こうとしてる!!」

「なっ!?」


そういえば、ジェネラルドラゴンが見ていたのは、チョコレート町の方角だった……!!


「で、でもよ!チョコレート町にも『ソレイユ』が五人……!!」

「……確かに、壊滅することはないと思う」


グリーはボソッと、呟くように言った。


「……でも、町が無傷でいられるとは思えない……!!」


グリーはそういうと、ジェネラルドラゴンに銃を向ける。


「………ったく、お前らしくない行動だな。グリー」

「………」


最初は、この依頼を受けることにも反対してたのに……。




「………でも、俺は間違ってないと思う!!」

「そ、そうだよ!!私もそう思う!!」

「いっちょ、やってやろうじゃねーか!!」


俺、メリス、レイラはそう言うと、ジェネラルドラゴンの方を向き、戦闘態勢に入る。


「……俺達だけ逃げるわけにはいかねーよな!」

「どの道、今から逃げても遅いしな」


ワールとリスタルもそれにならう。


「……ごめん」

「へっ!俺は死ぬ気なんてないぞ!!」


ミドルドラゴンだってなんとかなったんだ!

こうなりゃ、無理を通してや……






 ゴッ!!!



「っ!?」


……気づいたら、俺はジェネラルドラゴンの拳をくらっていた。


「ハディ!!」


飛びそうになる意識の中で、メリスの声が、聞こえた……。


ふと、ジェネラルドラゴンが、大きく息を吸いこんでいる姿が目に入った。


やべ……、この、ままじゃ……みんな……も……。


ジェネラルドラゴンの口から、ミドルドラゴンとは比べものにならない程の、巨大な炎が、吐きだされた………。











「ギガイアス!!」

「え……?」


飛んできた巨大な岩が、ジェネラルドラゴンの炎を食いとめた。


「パワーヒール!!」


俺の体が、白い光に包まれる……。

痛みがやわらぎ、意識がはっきりしてきた。


「ハディ!!大丈夫!?」


目の前に、メリスの泣き顔が見えた。


「お、おう……」

「ったく、無理すんなよなー」


と、すぐ隣にエンジさんがいることに気づいた。




「皆さん……ジェネラルドラゴンを引き止めていてくださったこと、感謝します!!」


「………ふん、無謀な行動は寿命を縮めるぞ。

 だが、助かったのは事実だ、感謝はしておこう」


「はっはー!ロギ准将がお礼を言うなんて珍しいなー!」


エンジさんは、二人の横へとゆっくり歩いて行く。


もちろん二人というのは、『星の賢者』イア・ランディアさんと、『銀狼』ロギ・シルムさんのことだ。


「後は……我々『ソレイユ』にお任せを!!」


ランディアさんは杖を、シルムさんは剣をそれぞれ構え、エンジさんは軽快に笑い、ジェネラルドラゴンを見据えた………。






結局レイラがとどめ刺しちゃいましたね、ミドルドラゴン。


……なんか、

主人公がミドルドラゴンを倒すところが思い浮かばなくて。




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